もちろん、あくびも本物そっくりにできますよ。
でも、当然ですが、ロボットですから食事はしません。
ですが、潤滑油などを補給する機能は必要です。
もちろん、セルフ・メンテナンスです。
そのため、口からではなく舌に小さな穴、すなわち微細管が点在しています。
毛細管現象を利用して、
(微かなアロマテラピー効果のあるネコロボの体臭づくりを兼ねた)潤滑油を補給します。
一見すると専用ミルクを舐めているようです。
それでは続いて体全体の構造の説明です。
まずは骨格と筋肉です。
骨組みはおおむね本物の猫と同じです。
と、いっても、かなりデフォルメされています。
骨の材質は軽量硬質プラスチック製で中空です。
骨のつなぎ目は、軟骨にあたるパーツ。すなわち、弾力性と耐久性に優れたシリコン樹脂です。
そして骨の接合部は、さらに可動性の筋肉線維で覆われています。
この筋肉線維については後ほど詳しく説明します。
話を骨本体に戻します。
骨の空洞側すなわち内壁には基板が印刷されています。
いわば神経回路に相当します。
骨の外壁は、伝導体の素材、さらにその表面を不導体でコーティングしてあります。
つまり、骨の表面下には微弱ながら常に電流が流れています。
そして、骨の両端付近には、筋、筋肉に相当する二重構造の細い管が束になって接着しています。(筋肉線維)
これが短冊状に伸び縮みして骨を動かしています。
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