1/俺sec

我撮る 故に我在り

今更ながらの50mm

2018-12-16 22:26:29 | 撮影<機材>


くれぐれも言っておきますと、乗り物系の撮影用に買ったわけではなくて
ポトレでホテルでの撮影時用に選択肢を広げたかったので、本当に今更ですが買いました。

日中で部屋の条件さえ良ければ大口径標準ズームで事足りるのは明白ではありますが、
部屋の間取りや面積が分かれば機材軽量化というテーマにつながりますし。
てなわけで二種類のフォーマット、APS-Cはkiss-x7iで、フルサイズは1DX2でテストしました。







どうでもいいんですけど、これだけカラーバランスが摩訶不思議な事態に陥ってます。


イメージサークルの影響でフルサイズの開放よりちゃんと写る範囲が相対的に広いです。
とは言っても、べらぼうに広いわけではなく左右それぞれ端と端から二番目のCAで描写に差が出ました。


フルサイズが被写体に対して平行度が保たれていないので厳密な比較にはならないけど、
大体フルサイズを六等分した時の左右1/6より中央寄りが美味しく使える、てことになりますかね。







開放から1段と1/3絞ったf2.8でカラーバランスが戻り、特にシャドーのコントラストも締まりました。


フルサイズよりはパンフォーカス気味なので、大きくボカしたい時に画質を考慮して絞っちゃうと意味無しなので、
こうゆう時こそDPPのデジタルレンズオプティマライザの出番ですが、今回のテストでは非添加です。


ポトレでの使用だと中央から左右1/3位に顔を配置させ、耳からうなじに掛けて解像しない所に配置させれば、
フルサイズのボケも活かせるし解像しない部分も有効活用(?)できるし、そう考えると悪いレンズじゃないですね、コレ。







まーたこんなくだらない等倍テストなんぞしやがって、と思うでしょうがこれこそ本質だと思うのですよ。


この端の二人のCAを見ればフルサイズと比較した時にイメージサークルが小さいAPS-Cはレンズを美味しく使える説、、、
この要点はイメージサークルの有効面積も関係あるけどそれ以上にどれだけ絞ってどれだけ開けるのか、がキモ!みたいです。


確かにボケる範囲はフルサイズより狭いのでパンフォーカス気味に見え、結果として解像感と捉えてしまいそうですが
解像しなさ具合はどこをどう見ても双方そんなに大きく変わる物ではないように見えるのですよ。







開放では双方それほど変わらなかったですが絞るとイメージサークルの大きさの差が如実に出ました。


APS-Cでは印刷のドットが明らかに見えますが、フルサイズでは見えにくい(見えるは見える)のでこの辺りが線引き?
でも下のフルサイズで右のCAは全体像で見れば左から二人目、それを差し引きすれば悪くない写りだし、しかもまだf2.8ですよ。


絞った時にレンズの美味しい所を活かし易いのがAPS-Cで、絞らなかったらフルサイズもAPS-Cもそんなに変わらないって事ですかね。
木を見て森を見ず的なテストになっちゃいましたが、絞れば絞ったでソリッドに解像感が出る正直なレンズで良い玉ですよ、これ。







因みにですね、1DX2との組み合わせもKissとの組み合わせても少し後ピン傾向がありました。


1DX2だとアジャスト機能で何とか対応できますが、Kissにはそんな高級機能は無いのでONE-SHOT合焦後にMFで微調整しなきゃなりません。
この時に逆光撮影用のフードがかなり邪魔で、指に干渉して上手く回せず、感覚も掴み難いのでアジャスト機能レス機で使う人は注意です。







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