偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏136御前山(山梨)

2008年03月25日 | 登山

大月・御前山(こぜんやま) 狛犬(こまいぬ)

136jpg_2  【データ】御前山 730メートル▼25000地図 大月(地図に山名無し)▼最寄駅 JR中央線・猿橋駅▼登山口 山梨県大月市猿橋町殿上の猿橋駅▼石仏 御前山山頂下の厄王大権現岩屋内

【案内】山腹の岩の大きな岩屋に祀られた厄王大権現。鉄の扉は施錠され中には入れない。社殿の前には狛犬が一対正面を向いて鎮座している。いま神社の境内にある狛犬のほとんどは横向きになっている。これに対し、社殿内に鎮座する狛犬は正面を向く1361_2 1362 形が多い。古くは社殿内にあった狛犬だが、後に境内に出て石像として盛んに造られるようになるのは江戸時代中期からである。仁王と同じ口を開いた阿形と閉じた吽形を基本とするが、厄王大権現の狛犬は両方とも口を閉じた吽形、さらに角がある。一角獣である。『望月仏教大辞典』(昭和30年、望月信亨著)には角のある獣を獬豸(かいち)とし、「獬豸はよく人の邪正を知る獣のよし舊書に見えたり。獬豸は一角の獣なり。今こまいぬの獅子を見るに一角に作るもの間々あり」と江戸時代中期の随筆・天野信景の『塩尻』から引用している。間々ある一角獣の狛犬のほとんどは吽形の方だけ、厄王山のように両方に角がある例は珍しい。

1363  【独り言】パスモ 富士急行線はパスモの清算をしていません。それを補うため「スイカ・パスモ処理連絡票」=写真=を渡しています。帰りに乗るスイカ・パスモ対応の駅で、この連絡票を見せて精算してもらうという方式です。秩父鉄道も同じで、2月に東上線から寄居乗換えで野上駅で降りたとき、同じような券をいただきました。パスモやスイカに対応していない中小私鉄では、みなこの方式なのでしょう。ところで、富士急行でも秩父鉄道でも駅員さんはパート(確認はしていませんが)のようでした。富士急行の禾生駅は女子駅員さん。駅前でグズグズしていたら、都留市発行のハイキングマップをくれました。気さくな職員さんで、大助かりです。帰りに乗った駅はJRの猿橋駅。あいにく駅員さんは休憩中で、窓口のシャッターが下りていました。改札のパスモ精算機にカードを当てても「精算できません」のメッセージが出るばかり。このまま乗ったら運賃はどうなるのでしょうか。グズグズしていると、駅員さんの休憩が終わったらしくシャッターが開き、ここには書きませんが、うれしい方法で清算してくれました。旅先でグズグズしていると、親切な人がいていいことがあります。

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