埼玉県秩父市吉田石間・半納の大明神神社
半納は石間川の一番奥の集落。
その中程の道が二俣になるところに並ぶ石仏のなかに勝軍地蔵があります。兜をつけ錫杖をもって馬にまたがる地蔵です。
二俣から右に登ると城峰山へのルート。これをしばらく登って「十二丁目」の町石先に建つのが大明神神社。広い境内にはブランコがあります。平地がない半納の子供たちは、集落から20分ぐらいかかるこの神社まで来て遊んだのでしょうか。
境内には小さな薬師堂もあって、薬師如来が祀られています。35センチの小さな薬師様ですが、左手に持つ大きな薬壺(やっこ)が頼もしく見えます。薬師堂は石間川沿いにある中郷や沢戸でも見ましたから、集落ごとに薬師があることになります。
大明神神社の社殿は拝殿と祭殿からなっていますが、ほこりをかぶっています。
社殿脇には勧請された神々の木祠を祀る長い覆い屋がありますが、こちらも同じくほこりをかぶっています。