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グリーンブルーのカーボン・オフセット

カーボン・オフセットプロバイダーのグリーンブルー株式会社が、地球温暖化に関連するニュースやその時々の話題をお届けします。

第56回大気環境学会特別セミナー「地球温暖化対策とカーボン・オフセット」のご案内(対象:会員及び一般)

2015-08-30 18:36:33 | カーボンオフセット事例
三阪和弘


9月15日から17日にかけて、早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて第56回大気環境学年会が開催されます。

第56回大気環境学年会のホームページ

グリーンブルーは本年会全体のカーボン・オフセットを企画し、年会開催に伴うCO2排出量の算定、クレジットの調達、特別セミナー「地球温暖化対策とカーボン・オフセット」の企画、講演者調整、自らの講演、温暖化関連のブース出展調整、特別セミナーホームページの企画、木製名札の企画等、様々にかかわってきました。

今回は、大会3日目の17日に、大気環境学会員及び一般の方向けに、『地球温暖化対策とカーボン・オフセット』というタイトルにて、特別セミナーを開催しますので、その紹介をさせていただきます。

特別セミナーの申込用ホームページ

場所:早稲田大学西早稲田キャンパス 63号館2F 203教室
参加費:
無料(大気環境学会年会参加登録者)
500円(一般の方:資料代として。カーボン・オフセットの木製名札付き)

本特別セミナー「地球温暖化対策とカーボン・オフセット」では、産官学それぞれの専門家・実務家の方より、地球温暖化の最新動向と、カーボン・オフセットへの取組みをご発表いただきます。

座長:早稲田大学 理工学術院 大河内 博
講 演:
(1)14:00-14:30 
【基調講演】地球温暖化に関する大気成分の変動要因と将来予測
国立研究開発法人 国立環境研究所 地球環境研究センター 向井 人史

(2)14:30-14:50
カーボン・オフセットの仕組みと最新動向
カーボン・オフセットフォーラム 秋山 奈々子

(3)14:50-15:10
東京都の気候変動対策の概要と東京都地球温暖化防止活動推進センターの取組
東京都地球温暖化防止活動推進センター 小島 正禎

(4)15:10-15:30
山梨県有林の地球温暖化防止への取組み~国際森林認証の取得とカーボン・オフセット~
山梨県 森林環境部 県有林課 小峰 泉

(5)15:40-16:00
ANAグループの環境マネジメントとカーボン・オフセットへの取組み
全日本空輸株式会社 望月 吉雄

(6)16:00-16:20
ローソングループの社会・環境への取組みと「CO2オフセット運動」の紹介
株式会社ローソン 片山 裕司

(7)16:20-16:40
第56回大気環境学会年会のカーボン・オフセット
グリーンブルー株式会社 三阪 和弘

(8)16:40-17:00
総合討論

一般の方もご参加いただけますので、是非、お申込みいただけると幸いです。

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第55回大気環境学会・特別集会のカーボン・オフセットのご案内

2014-09-03 10:46:20 | カーボンオフセット事例
カーボン・マーケット企画室 三阪和弘


9月17日から19日にかけて、愛媛大学において第55回大気環境学会が開催されます。
グリーンブルーは大会3日目の19日に、『地球温暖化対策とカーボン・オフセット』というタイトルにて、特別集会を開催します。

宣伝・広報となりますが、今回はその紹介をさせていただきます。

第55回大気環境学会年会のホームページ
学会全体のプログラム

特別集会のプログラムは、以下の通りです。

日 時: 平成26年9月19日 (金) 9:30~11:30
世話人: 三阪 和弘(グリーンブルー株式会社)
会 場: H会場(グリーンホール)
司 会: 森 裕子(カーボンオフセット協会)

講 演:
(1)地球温暖化とその対策につながる越境大気汚染・エアロゾルの現状と影響
畠山 史郎(東京農工大学)
<概要>
エアロゾル学会長でもいらっしゃる畠山教授には、地球温暖化とPM2.5を含むエアロゾルの関係を中心に、近年問題視されている大陸からの越境汚染を交えてご講演いただきます。

(2)カーボン・オフセットの仕組みと事例
大久保 ゆり(マイクライメイトジャパン株式会社)
<概要>
カーボン・オフセットのリーディングプロバイダーであるマイクライメイトジャパン大久保様には、カーボン・オフセットの仕組みと数多くの事例の中から厳選されたH.I.S.のエコツアーや開催地四国での事例をご紹介いただきます。

(3)本学会のカーボン・オフセット実施に向けての提案
三阪 和弘(グリーンブルー株式会社)
<概要>
私、グリーンブルーの三阪は、大気環境学会特別集会を対象にカーボン・オフセットを行い、カーボン・オフセットのプロセスの紹介と、今後、本学会がカーボン・オフセットを行うための提案を行います。

(4)ANAの環境への取組みとカーボン・オフセットの事例紹介
望月 吉雄(全日本空輸株式会社)
<概要>
環境問題に積極的に取組んでいる「エコ・ファースト企業」であるANAの望月様には、ANAの地球温暖化対策と、その中でのカーボン・オフセットプログラムの事例についてご紹介いただきます。

大気環境学会年会に参加予定の方が中心になるとは存じますが、是非、特別集会にご参加いただけると幸いです。


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FIFAワールドカップのカーボン・オフセット

2014-06-12 21:18:52 | カーボンオフセット事例
カーボン・マーケット企画室 三阪和弘


いよいよ6月13日から、「2014 FIFAワールドカップブラジル大会」が開幕します。日本は、6月15日のコートジボアール戦が初戦です。
世界中が注目するワールドカップは、知る人ぞ知る、カーボン・オフセットの一大スポーツイベントです。

2006年にドイツで開催されたFIFAワールドカップでは、Green Goalという環境に配慮した大会開催のスローガンを設定し、開催に伴い排出されるCO2を算定のうえ、カーボン・オフセットが実施されました。

CO2排出量の算定範囲は、ドイツ国内で発生したCO2が対象でした。具体的には、1)スタジアム建設、2)スタジアムでのエネルギー使用、3)移動、4)宿泊からの排出量で、合計92千t-CO2でした。

また、2010年に南アフリカで開催されたFIFAワールドカップでも、カーボン・オフセットが実施され、275万t-CO2がオフセットされました。

CO2排出量の算定範囲は、1)移動(国際、国内、市内)、2)スタジアム建設、3)スタジアムでのエネルギー使用量、4)宿泊からの排出量でした。

さて、国内の報道では(私の知る限り)見かけませんが、実は6月13日から始まる「2014 FIFAワールドカップブラジル大会」においても、カーボン・オフセットが実施されます。

詳細の情報は、英文ですが、2014 FIFA World Cup Carbon Offsetting Programme、及び、Summary of the 2014 FIFA World Cup Brazil Carbon Footprintに記されていますので、簡単に紹介します。

2014 FIFAワールドカップがカーボン・オフセットに取組む目的としては、2つあります。1つ目は、ブラジルがカーボン・オフセットプロジェクトを有していることから、ポートフォリオの開発を行うこと、2つめは環境意識の啓発です。

また、チケット所有者を対象としたキャンペーンとして、「2014 FIFA World Cup Offsetting Programme」のWebサイトに入り、それぞれの国からブラジルまでの移動に伴うCO2排出量を算定するというものがあります。

ブラジル大会の特徴としては、Carbon Footprintと呼んでいるように、算定範囲を広めにとっていることが挙げられます。すなわち、本大会のWorld Cupのフェーズ(第3フェーズ)だけでなく、準備段階のフェーズ(第1フェーズ)、2013年のConfederations Cupのフェーズ(第2フェーズ)も含めている点が挙げられます。

各フェーズでのCO2排出量は、第1フェーズが38千t-CO2、第2フェーズが214千t-CO2、第3フェーズが2,472千t-CO2で、合計2,724千 t-CO2です。
また、内訳としては、移動が2,280千t-CO2、宿泊が155千t-CO2、会場が263千t-CO2、商品製造が17千t-CO2、物流が9千t-CO2です。

テレビや新聞等のマスメディアが、ワールドカップの試合に注目するとともに、環境配慮としてのカーボン・オフセットにも注目し、報道して下されば一気にカーボン・オフセットの知名度も上がるかもしれません。

国内では、J-リーグの多くのチームがカーボン・オフセットに取組んでいますが、カーボン・オフセットの関係者のみで盛り上がっており、一般にはあまり認知されていないかもしれません。

有名なところでは、清水エスパルスが2008年から5年間のホームゲーム(年間約20試合)開催に伴い排出された1,800t-CO2のオフセットを行い、2012年に第1回カーボン・オフセット大賞(環境大臣賞)を受賞しています。
また、セレッソ大阪も2014年に第3回カーボン・オフセット大賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。

いずれもマスメディアの取材を受けていますが、一般的な認知度が上がるまでには至っていないようです。

地球温暖化対策の必要性については、猛暑や集中豪雨等の頻発により、一般にも認識される機会が増えてきているように思いますが、カーボン・オフセットについては今一歩のところがあります。

地球温暖化対策プロジェクトを、カーボン・オフセット付きのイベントや商品を購入することによって支援するという、カーボン・オフセットの仕組みは、誰もが簡単に取り組める温暖化対策の1つです。
ワールドカップという世界的スポーツイベントのカーボン・オフセットを通じて、日本代表の活躍とともに、カーボン・オフセットの有効性や認知度が上がることを願うばかりです。


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ISO14001やエコアクション21の次のステップとしてのカーボン・オフセット

2014-06-09 17:56:16 | カーボンオフセット事例
カーボン・マーケット企画室 三阪和弘


カーボン・オフセットに取組む企業や団体として、どのような組織が挙げられるでしょうか。
これまでにカーボン・オフセットに取組んできた企業や団体に関する明確な定量データがないため、推測の域を出ませんが、比較的大企業や、メディア露出の多い企業が中心のように思われます。

カーボン・オフセットは、東洋経済に代表される「CSR企業ランキング」のもととなるアンケート調査の質問項目の1つに入っていることなどから、ブランディングに敏感な大手企業ほど、積極的に取り組む傾向があることが推測されます。

さて、各企業の環境問題への取組みは、ISO14001やエコアクション21の取得状況を見てもわかるように、無視できない状況になってきています。
宮本氏を参考に、ISO14001の認証取得状況について見ると、1996年に国際規格のEMSとして制定されて以降、1997年から2006年にかけて日本は認証取得件数が世界一でした。ピークは2009年の39,556件で、2012年現在は27,774件に低下しています。2012年現在のトップは中国で91,590件となっています。
また、エコアクション21については、中央事務局のホームページを見ると、2014年5月末現在で、8,115件となっています。

ISO14001とエコアクション21を比較したWebサイトは複数ありますが、両者に価格差があることから、ISO14001は大手企業向き、エコアクション21は中小事業者向きという分類が多いようです。

上述のようなEMSが普及した背景には、地方公共団体や大企業と取引する際、条件の1つとして、EMSが入っている場合もあることが挙げられるでしょう。

さて、大手企業の場合、過去は環境報告書、最近はCSR報告書の一部として、毎年環境の取組みを掲載し、自社のWebサイト等を通じて公表しています。
しかし、2000年代初期頃からスタートしたこの流れは、10年以上が経過し、マンネリ化が指摘されています。

また、特に3.11以降は、節電、節水等の省エネ圧力が高まり、紙・ゴミ・電気等の思いつく環境対策はやりつくし、既に限界を迎えつつあるという話も聞きます。
例えば、エアコンや照明の節電につき、これ以上取組むと、従業者の健康を害したり、生産性低下につながるため、難しいという意見です。

このように、既に身近にできる環境対策について実践してきた企業や団体に対して、お薦めできるのがカーボン・オフセットといえるでしょう。

カーボン・オフセットの基本的な考え方は、「知って」、「減らして」、「オフセット」です。すなわち、自分たちの温室効果ガス排出量を把握し(知って)、それらの削減努力を行い(減らして)、それでも減らない部分について、クレジットの調達により相殺する(オフセット)というプロセスです。

CSR報告書や、エコアクション21の環境活動レポートを作成しているような企業や団体は、既に温室効果ガスの排出量を把握している場合がほとんどです。さらに、そのような企業や団体は環境目標を掲げ、それらの削減努力に取組んでいるところが大半です。

そのような企業や団体にとって、次のステップとして、社会的に評価され、さらに数万円レベルから、気軽にスタートできるカーボン・オフセットは効果的と思われます。

カーボン・オフセットは、上述の紙・ゴミ・電気の省エネ等の日常のコスト削減策のほか、入社式、創立記念式典、社員旅行等のハレ(非日常)のイベントにも適用できます。

外部に向けて、CSR報告書や環境報告書を公表している企業や団体の皆様にとって、カーボン・オフセットはいつもと違う企画となるため、一考の余地はあるのではないでしょうか?

前回に引き続き、営業トークとなりましたが、もし興味がございましたらご連絡いただけると幸いです。

グリーンブルー株式会社 カーボン・マーケット企画室
TEL:045-322-1011、メール:bonoff@greenblue.co.jp

参考文献
宮本拓郎、2014、環境問題への自主的取組み-ISO14001認証取得を事例として、財務省広報誌「ファイナンス」

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「環境の日」をきっかけに、カーボン・オフセット付きイベントを企画してはいかがでしょうか?

2014-06-05 14:07:21 | カーボンオフセット事例
カーボン・マーケット企画室 三阪和弘


よく見ると、カーボン・オフセットを行っているイベントが実は色々とあります。
例えば、6月7日、8日に代々木公園で開催される「エコライフ・フェア2014」がそうです。
Webサイトのトップページを見ただけではよくわかりませんが、「開催概要」のページの下に、以下のように記載されていることから、そのことがわかります。

<カーボン・オフセット>
エコライフ・フェア2014では、会場内で使用される主要電力、発電機使用分の消費燃料、イベント関係者の移動について、カーボン・オフセットを実施しています。
クレジット数量:5t-CO2

「エコライフ・フェアは、毎年6月の環境月間に全国各地で展開する様々な行事の中の主たる行事の一つとして1990年以来、環境省(環境庁)、関係地方公共団体、関連法人、業界団体、企業及びNGOが連携し実施してきました。ここ数年は、環境の日(6月5日)前後の土曜日、日曜日の2日間、東京・渋谷の代々木公園ケヤキ並木・イベント広場を会場に開催しています。」とあるように、環境省が中心となって企画している行事です。

このような機会に、もっとわかりやすくカーボン・オフセットをPRする方法はなかったのでしょうか?
カーボン・オフセットに関心のある人の集まる「カーボン・マーケットEXPO」をカーボン・オフセットするのは当然として、カーボン・オフセットに限らずカーボン・オフセットに関心のある人が集まる可能性が高いこのようなイベントにおいて、もっとPRしていく必要があるように思います。
※実際のところ、PRは難しいと感じていますが・・・

カーボン・オフセットは、カーボン・オフセット付き商品やサービスの購入、または、カーボン・オフセット付きのイベントに参加するなど、一人ひとりが環境保全活動に取組みやすい点に特長があります。
ケースバイバースですが、参加者に少額のオフセット付チケットやオフセット付グッズを購入してもらうなど、オフセット付イベントに参加している意識をもってもらい、それがクレジットの購入を通じて、環境保全プロジェクトにつながっていることを理解してもらう必要があるでしょう。

少し宣伝になってしまいますが、グリーンブルーでは、会社の創立記念式典等のイベントや個人の結婚式、環境省YouTubeに紹介されている国際会議など、各種イベントのカーボン・オフセットに取組んでいます。また、現在はある学術会議のカーボン・オフセットを企画しています。

大仰に考えると、大変ですが、カーボン・オフセットは比較的気軽に始めることのできる環境イベントと考えます。

企業や大学、NGO/NPO等の団体、サークル、個人など、どのような主体でも、取組むことが可能です。

何かのきっかけがないと、カーボン・オフセットは始まらないのもしれません。6月5日は「環境の日」です。
環境省によりますと、「環境の日は、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。」と説明しています。

こじつけに近いと内心思っていますが、「環境の日」をきっかけに、カーボン・オフセット付きのイベントを考えてみてはいかがでしょうか。
興味のある方はご連絡下さい。
ご一緒に企画・実施できれば幸いです。

グリーンブルー株式会社 カーボン・マーケット企画室
TEL:045-322-1011、メール:bonoff@greenblue.co.jp

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