ぼくの思うこと想うひと

ふと思うことや想いを起こさせる人などを文字や写真で残したい。そして、誰かの目にとまることがあれば…… 

エンディング産業展2016

2016-08-26 20:59:24 | Weblog
〔写真1;表紙:合掌する石仏《鳴本石材(株)》〕

2016年8月23日、NHK総合TVの「ニュースチェック11」は「エンディング産業展」が東京で開催中というニュースを放送した。

ん? “エンディング産業”? 何それ…


エンディング産業展の見聞
“生前に葬儀や相続などの準備を進める、いわゆる「終活」への関心が高まるなか、さまざまな葬儀や供養の形を紹介するエンディング産業展”が8月22日から東京ビッグサイトで開催されて、明日(24日)が最終日である”とニュースが報じた。

翌日、ブログ筆者は初めて知った「エンディング産業展」をネット検索して展示会への参加登録をした。
そして、東京ビッグサイトへ出かけて、入場手続きを済ませて展示会場へ入場した。展示会場の入口で、「会場案内図」と「公式ガイドブック」を入手した。

「会場案内図」は〔写真2〕の間仕切り(ブース)を平面図で写し取って、間仕切りの番号ごとに出展企業・団体名が示されている。そして、間仕切り番号で平面図と対応づけられた出展企業・団体名が一覧表となっている。

〔写真2:上部からみた展示会場〕

会場案内図は、次のようなエリア、コーナー、パビリオンで区画が構成されていた。これらの区画で示された内容(墓苑、仏壇、葬祭設備、等)が産業を構成している事業・商品なのだ。
*墓苑・霊園・石材エリア
*仏壇・寺院関連エリア
*葬祭設備・サービスエリア
*業務支援・アウトソーシングエリア
*遺族対応・供養エリア
*フューネラルフラワーコーナー
*フォーマルウエアコーナー
*ぺっと供養・葬祭コーナー
*空き家対策パビリオン

「公式ガイドブック」では、清水祐孝氏・(株)鎌倉新書 代表取締役社長が冒頭の文章を寄稿している。
“「エンディング産業」とは、一般的に人の死に関連して必要となる個人消費の領域での商品やサービスを供給する産業と定義することができる。これは、「エンディング」=「人生の終焉」というイメージから名づけられたのかもしれないし、「ウェディング産業」という社会の認知を得た産業に対しての意味合いから生まれたものかもしれない。しかしながら、「エンディング産業が何を指すかについての定義は曖昧であり、また現時点では社会の認知を得たものでもない。おおざっぱに表現すれば、人生の終焉に近づく一定の期間に、人々が購入を望む商品やサービスの供給の集合体ということになるのだろうか。”(以下略)


「公式ガイドブック」には、製品紹介、同時開催セミナー案内、出展企業紹介のページがある。掲載された製品、セミナー、企業のそれぞれに要約された説明が記述されている。

関心を集めた「バルーン宇宙葬」
NHKのニュースでは、直径3メートルのバルーンに遺灰を入れて上空に飛ばして、高度30~35㎞で散骨するという「バルーン宇宙葬」を紹介していた。
この「バルーン宇宙葬」の詳しい内容が企業のウェブサイトで情報収集できる。(⇒ここ)

〔写真3:バルーン宇宙葬〕

目を惹く生花の祭壇
エンディング産業展2016は、280社が出展して、葬儀や供養のための商品やサービスを紹介していた。
そのなかで、生花で飾った3つの祭壇がブログ筆者の目を惹いた。

1.華道家の假屋崎省吾氏が飾った生花祭壇。全体は白色を基調にした生花祭壇。そのなかで、祭壇中央の供花はピンク色に赤を交えた華やかさを放っている。故人を思いめぐらせているのであろうか。

〔写真4:假屋崎省吾氏の生花祭壇《ブース(株)アサノ》〕

2.淡い色の花をあしらえながら全体が白の色調を保った清楚な装いを見せる生花祭壇。大切な人を送るあなたの想いをカタチにして特別な生花花壇をお届けすると説明(パンフレットから)。

〔写真5:生花祭壇を技術と経験で飾るのは《(株)Viola》〕

3.故人の「ふるさと」への想いをカタチにしたい。安らかに穏やかに心のふるさとへ帰れるように。と
いう思いを「那智大滝」にかさねてしつらえた生花祭壇。そのこだわりが祭壇の高さで表現された。
〈使用花材:SPマム、小菊、カスミソウ、SPデルフィニウム 他〉(パンフレットから)

〔写真6:那智大滝をイメージした生花祭壇《(株)フォーシーズンズ》〕

エンディング産業展の主催者情報

第1回エンディング産業展は、2015年12月に東京ビッグサイトで開催され、来場者は22,067名であった。
2016年8月22日~24日の開催が、第2回エンディング産業展であり、来場者は22,583名であった。
第3回エンディング産業展は、2017年8月23日(水)~25日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催すると主催者が発表している。
(了)



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