□Web2.0の中核概念とその周辺
Tim O'Reilly氏の論文の最初に示されるWeb2.0のミームマップ(meme map)の内容をごく粗く説明する。
原文の図には中心に二つの内容が示されている。一番目がWeb2.0の全体観を戦略的な位置づけ(positioning)という表現で「The Web as Platform.(プラットフォームとしてのウェブ)」と記されている。二番目には利用者(u . . . 本文を読む
前回まで、タイトルを「Web2.0を楽しもう」としながらその内容は「Web2.0を体験しよう」に変化してしまい、次のように進んできた。
(1)~(6)では、インターネットに接続されたPCで得られるサービスを体験した。
(7)では、体験できたサービスに、AからHのタイトルをつけた。そして、8つの体験がWeb2.0で現実になった機能や特徴の何に関連していたのかを分類して整理した。
(8)~(13)で . . . 本文を読む
5.マスとニッチの関係が変わる
アマゾンの書籍販売のビジネスモデルを現実の書籍店の販売と比較して、ネット販売の特徴(強み)が明らかにされ、注目されている。2004年秋に雑誌「ワイヤード」編集長のクリス・アンダーソンが次の内容を公表した。
ベストセラー書籍を販売数量順に左から右へ並べたグラフは、ベストセラー部分の大きな数量部分が急速に小さくなって、販売数の僅少部分が右側へ長く尾をひく。アマゾンの販 . . . 本文を読む
4.趣味は実益を兼ねる
今回のテーマは、「趣味は高じて特技となり、特技は実益を生み出すことができる」という内容である。このことの実現のために、Web2.0の「アフィリエイト(affiliate)」がクローズアップされている。
『アフィリエイトとは、affiliate(提携する)から転じて、ウェブ広告を提供する企業と提携し行う、成果報酬型ネットビジネスの総称です。アフィリエイターとは”アフィリエ . . . 本文を読む