虞美人草

競馬予想を定期的・恣意的に行います。

17 有馬記念展望 1

2017-12-19 17:11:30 | 雑感
 キタサンブラックの引退レースとなる有馬記念。
 3歳春のクラシックシーズンから「G2番長」になると見込んで注目してきた馬の引退までを見届けることになるとは非常に感慨深い。このブログは何度か書いてきたように「バランスオブゲームのような馬を見つけて馬券で成功しよう」ということをコンセプトにして来たが、バランスオブゲーム級を見込んでここまで良い意味で期待を裏切られる結果になるとは面白い限りである。

 心情的にはキタサンに勝ってほしいのだが、そうもうまくいかないのもまた競馬。どんな結末になろうとも受け入れる心の準備はできている。
 5歳秋は衰えと戦うシーズンである。天皇賞秋では過酷な条件でさすがの地力をみせたが出遅れをコーナリングで挽回する苦肉の競馬、ジャパンカップではこれまで負けたことのなかったシュヴァルグランにあっさり先頭を譲るレースぶり、昨年のような絶対的安定感というわけではなくなってきている。そもそも並びかけられてからが真骨頂という最近見られなかったタイプの名馬、それが前走のようなありさまでは強さ3割減といったところではないだろうか。昨年の宝塚記念にしても有馬記念にしても、負けたレースでの粘り強いレースぶり、負けたレースで見せる強さこそがこの馬のよさではなかったか。

 本命候補はシャケトラと決まっている。というか他に食指が動く馬がいない。

 ハーツクライ産駒で東京巧者と分かり切ってるシュヴァルグランとスワーヴリチャードを人気を集めるここで積極的に推そうという気にはならない。サトノクラウンは付き合うのが非常に難しい馬、この馬の好走パターンを私は見極め切れていないのでこれまた本命候補としては不適格。

 トーセンビクトリー、クイーンズリング、ルージュバックという二線級、あるいは一線級から退いた馬を今更ここでというわけにもいかない。
 ヤマカツエースは連下まで、レインボーラインは重の鬼、泥田馬場なら、というところだろう。ミッキークイーンは面白いかも。ただ暮れの中山らしい今の馬場がどうか。

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