虞美人草

競馬予想を定期的・恣意的に行います。

キタサンブラックの鞍上

2016-03-28 22:54:54 | 雑感
 高松宮記念について。馬場、勝ちタイムの読みはまずまずだった(サトノルパンは最下位でしたが)。
 まあしかし先週まで相当時計がかかっていたのがいきなり条件馬によってレコード連発、だとか、よくあることとは言え何となく白けます。

 それはそうと産経大阪杯に出走予定のキタサンブラックの騎手が武になるということを今週知って、それもかなりの情報弱者だが、一回きりの代打か何か知らないが、確実に「バランスオブゲーム」からは遠いところに行ってしまったなあと思うのであった。中距離のG2、は買いどきだが、今回はかなりメンバーが揃っている。特に悩ましいのはショウナンパンドラ、ヌーヴォレコルト、タッチングスピーチの牝馬三頭で、これは私的には訳のわからないレースだ。どうせスローペースだから、阪神2000というコース特性もふまえると本当に何が来てもおかしくない。
 

16 高松宮記念 その3

2016-03-26 18:49:53 | 予想
 阪急杯 … ブラヴィッシモ、ミッキーアイル、ティーハーフ、レッツゴードンキ、ヒルノデイバロー。桜花賞以来勝ちのないレッツゴードンキやハンデ重賞でも3着やっとのミッキーラブソングが上位人気を賑わす。例年のメンバーよりはかなり低調で、勝ちタイムはそこそこよかったがミッキーアイルはこれを勝ち切ったからといってそれほど威張れないのでは。
 オーシャンS … スノードラゴン、アルビアーノ、エイシンブルズアイ、スギノエンデバー、ハクサンムーン。メンバー構成全体は新顔に欠けるものでピークは過ぎた、という馬が多かった。その中でハクサンムーン、スノードラゴンあたりは存在感を示したが、これもタイムが良かっただけでハイレベルというわけではなかったような。
 シルクロードS … ビッグアーサー、サトノルパン、アクティブミノル、アースソニック、ローレルベローチェ。これも特にメンバーが揃ったという訳ではないが、勝ち馬のダンスディレクター、ビッグアーサーあたりは短距離でかなりの連帯率を誇っている馬。ローレルベローチェ、サトノルパンという短距離新戦力の参戦もあってレース前の楽しみは大きかったレース。確かに本番との間隔は微妙なのだが、強いて言うなら3レースの中ではこの組を強調したい。

 1 ブラヴィッシモ    初の1200で前走もほぼなだれ込んだだけの競馬で着順ほどの評価は?
 2 ウキヨノカゼ     固められた馬場で、この馬まで出番が来るには相当のハイペースが要求される。
 3 サクラゴスペル    スプリンターズSで穴をあけたのが半年前。明けて八歳、非常に買いにくい。
 4 ビッグアーサー    間隔を空けたのはよさそう。高速馬場も望むところ。地力に不安だが風は向いてきた。
 5 スノードラゴン    前走3着だが中山の鬼で高速決着に疑問。極端な展開待ちにもなる。
 6 ミッキーアイル    逃げられるのか? 1400ベストで1200に勝ち星なし。前走はメンバーが緩い。疑問。
 7 サトノルパン     前走で先に57.5を背負えた経験はプラス。斤量軽くなり、馬場も良馬場、出遅れさえなければ好勝負のはずだが。
 8 アルビアーノ     どの位置で競馬できるか。前走のアクシデントの影響は。素質的にはこの馬が勝たないといけないが。
 9 ティーハーフ     この馬が間に合う展開は考えづらい。
 10 アクティブミノル  同型多数で勝ちのイメージがわきづらい。
 11 レッツゴードンキ  二列目でストレスなく運べれば。距離は1200が向くはず。
 12 ウリウリ      ダンスディレクターとの力関係から言ってこのメンバーなら十分勝負になる。
 13 エイシンブルズアイ 辛いのではないかと思っていたが馬場の恩恵が出てきた。絶好調のようでもあり軽視できなくなった。
 14 アースソニック   G1では力不足。
 15 ローレルベローチェ 逃げを公言。ハクサンムーンに負けないテンのスピードはあるはず。行き切れば面白い。
 16 スギノエンデバー  G1では力不足。
 17 ヒルノデイバロー  時計のかかる馬場なら面白いと思っていたが…今日の高速決着を見ると展開的に間に合わないだろう。
 18 ハクサンムーン   変に内を見ながら控えても良さは出ない。ローレルベローチェとの逃げ争いが注目。

中京競馬場

2016-03-26 17:00:22 | 雑感
 さすがにG1週だけあって固めてきた。芝1200は1000万下で1分7秒4のレコードタイム、1600でも500万下で1分33秒フラット。逃げ決着も見られて予想の軸は一気に変わってきた。G1でこのメンバーなら1分7秒フラット、あるいは6秒台の決着も想定した考え方をしないといけないか。

 1分7秒0の勝ちタイムに見合う馬、という観点で探して行くと、ビッグアーアーサー、アルビアーノ、エイシンブルズアイ、サトノルパン。
 逃げ争いがどうなるかよくわからないが、行き切った馬が残るかもしれない。これが大きな問題である。

 日経賞はゴールドアクターが強かった。吉田隼人もきっちり乗った。アルバートに注目していたが、今日はダメだった。京都3200の方が向きそう。

16 高松宮記念 その2

2016-03-24 23:57:23 | 予想
 怪しい馬

 エイシンブルズアイ…前走は1600から1200への短縮、時計の出る馬場、展開、全てがハマった。今回相手強化の中で前走以上に条件が好転する部分は少ないと思われ、そもそも昨日述べた「時計のかかる馬場」への対応に疑問。
 アルビアーノ…本来ならばこの馬は買いたいのだが。前走で筋肉がどうとかいうアクシデントで臨戦過程に不安。
 ビッグアーサー…散々期待されてきた馬が未だ重賞未勝利。軽い馬場が向く印象で今の中京が良いとは言い難い。混戦、タフなレースになりそうなG1でいきなりの重賞勝利はどうだろうか。
 
 と、書いてみたがここから1頭くらいは馬券に絡んできそうだ。

 逃げ先行勢のどれを買うか。どれかは残るのか。
 ハクサンムーン、ローレルベローチェ、ミッキーアイル。
 多少速いペースでも逃げた馬が残る可能性がありそうだ。問題なのはどれが逃げるのかよくわからないことだ。
 どの程度速くなるのか。それとも意外に落ち着くのか。確かにこのレースは先行馬がいい結果を残しているが、馬場が悪かったりペースも落ち着いたり参考にできない部分もある。今年ペースが上がれば一気に差し馬の台頭も考えられるだろう。 

16 高松宮記念 その1

2016-03-24 01:03:00 | 予想
 中京競馬場の馬場状態がどのようなものかという点は大きな勝負の分かれ目になる。雨の有無は今から何とも言うことはできないが、先週の開催の時点では良馬場でも時計二つ、いや他場の高速馬場から比較すれば三つくらいかかる馬場になっていた。時計のかかる良馬場、という傾向が続くのであればこの馬場に向いた馬探しもポイントになる。雨が降ればまた違ったファクターも必要に。

 穴馬候補

 ウキヨノカゼ…この馬、ネーミングセンスが抜群だと感じるが、前走の15着が馬柱ですぐ目に入ってくるので、これが嫌われれば大きく人気を落とすかもしれない。重馬場1400の結果を軽視するというのは常識的な判断ではあるが、まあ最大限走っても6歳牝馬に期待できるのは3着までということになろう。
 サトノルパン…ダンスディレクターは回避になったようだが、この馬に出遅れ癖があることは先にも書いた。前走シルクロードSは出遅れ癖のあるダンスが出遅れず全て上手く運んで1着、同じく出遅れ癖を持ち案の定出遅れてちぐはぐな競馬になったサトノルパン。こちらに今度は上手くいく番が回って来てもよい。ただし出遅れないでほしいという期待込みの予想になるからまたも出遅れたとしても何も言えないが。
 レッツゴードンキ…念願の1200m戦。時計のかかる良馬場向き、というコンセプトには合う馬かなと思う。スプリントG1の究極のスピード比べにはやはり劣るかなと思うので。重馬場になったらさらにいいかもしれない。とにかく昨年から1200で、と思ってきた馬なので何らかの形で馬券には入れたい馬である。

 この3頭を挙げておきたい。

16 高松宮記念へ

2016-03-21 18:41:18 | 雑感
 またバタバタしていて更新が滞っているが高松宮記念へ向けて色々考えていきたい。
 スプリングSはマウントロブソンが勝ち切って三連勝。大物感があるというわけではないが、あのしぶとい末脚は本番でも見せ場くらいは作るかもしれない。阪神大賞典はシュヴァルグラン楽勝。この兄弟の活躍ぶりはすごい。ハーツクライに父が替わって一気の距離延長にも楽々対応した、というか距離延びて強さを見せた。本番も十分に覇権争いだろう。

 高松宮記念はローレルベローチェ、ミッキーアイル、ハクサンムーンと前へ行きたい馬が揃っているが、ハクサンムーンはハイペースでもハナを主張するタイプだからそこそこ締まったペースになるのは確実。差し勢がこれらをどの時点で飲み込むか。実績馬が揃ったわけではないが白熱の攻防になる。

春のG1に向けて

2016-03-14 20:48:00 | 雑感
 さて、クラシックのトライアルも牝馬は一通り終わって牡馬もあと少し。春のG1シーズンも間近となった。

 高松宮記念。相当の混戦が予想される。何が一番人気になるのだろう。それでもビッグアーサーだろうか。ダンスディレクターは出遅れ癖があるにも関わらずこの間のシルクロードSは上手く出てさらに最内枠も生かしきったので、次はスタートでこける番という気もする。ハクサンムーン、ローレルベルーチェの逃げ勢もいる。ミッキーアイル、エイシンブルズアイからスノードラゴンまで。前から後ろまで有力馬目白押しである。締まったレースを期待したい。個人的に注目のレッツゴードンキもそうだが、アルビアーノ、ウリウリ、というあたりの牝馬達が馬券のカギを握っている気がする。

 桜花賞。メジャーエンブレムにどこまで迫れるのか。クイーンCが終わった時点では私はこの馬は平成のテスコガビーになれるかもという気がした(テスコガビーは私の生まれるずっと前の馬でよくは知らないのだが)。チューリップ賞が終わって、メジャーエンブレムテスコガビー説も完全に捨てたわけではないが、シンハライト・ジュエラーはメジャーエンブレムと意外といい勝負になるのかなという気もしてきた。少なくともテスコガビーのような大差圧勝は不可能だろう。特にシンハライト。ダイワメジャー産駒のクラシックでの信用はまだない。ディープインパクト産駒の血のなせる業。クラシックは血を信用すべき一番の舞台である。

 牡馬は今週のスプリングSで出そろう。と言ってもサトノダイヤモンド・マカヒキ・リオンディーズと中心形成の三頭はすでに前哨戦を終えているが。人気はドレッドノータス・ロードクエスト? 個人的注目はマウントロブソン。ロードクエストってマツリダゴッホ×チーフベアハート。勝ちあがり方の派手な感じとは違ってかなり親しみ深い血統構成ですね。

リピート馬券

2016-03-09 00:01:12 | 雑感
 弥生賞は「見るレース」としては面白くなった。
 上位二頭のレベルは高いですね。奇しくも牡牝両クラシックで無敗のクラシックホース誕生の可能性も高まってきた。

 皐月賞は馬券的には弥生賞のリピート、あるいは順位の入れ替わり馬券がありそうだ。
 桜花賞はメジャーエンブレムにチューリップ賞上位二頭は迫れるかが焦点。極めて興味深い一戦になる。

逆に張る

2016-03-03 22:51:15 | 雑感
 弥生賞は朝日杯の二強に加えてマカヒキ、までの三強の様相と言えようか。
 3歳春のクラシック前でこの手の比較が一番難しく、自分の推さなかった方がよく来るという悲しい現実がある。先週のドゥラメンテにしたところで骨折休養明けで太め残りなら二キロアドバンテージのリアルスティールの方が強いのでは、と週初めでは思っていたが、次第に「と考えがちだということは逆にドゥラメンテ圧勝もあるか」という思考回路に。しかしこのような方法で勝ち馬を当てたとして、予想という行為は一体いかなるものかということを考えさせられる。
 
 今週はエアスピネルの雪辱があるのではないかと思っている。マイルばかり使ってきたが、母もマイルから距離延びて成績が良くなった。走れないはずはない。もしペースが落ち着けば、中山小回りで外を通ってマクリ気味に差し切るのは口で言うほど簡単ではない。リオンディーズ、その点がどうか。
 こんな風に考えてしまうということはその裏でリオンディーズ圧勝、あるいは斜め上を行ってマカヒキあっさり三連勝、まであるのかもしれない。この三頭以外が勝つことはさすがにないと思うが…

16 中山記念・阪急杯 回顧

2016-03-01 18:43:07 | 回顧
 中山記念は買うなら本気でもっとしぼって狙わないといけなかったかもしれない。アンビシャスとの馬連一点、というのも手でしたね。
 阪急杯はレッツゴードンキの結果については想定通り。1200でさらに動けるのではないかと思うが…

 今週末はチューリップ賞、弥生賞。弥生賞については二強がはっきりしている分中山記念以上に堅そう。見るレースでしょうか。