やまなしの送電線 見て歩きの記

送電線や送電線鉄塔、発電所や変電所などを見て歩いた記録です。

小武川第三発電所

2011年07月16日 | 発電所みてある記


 東京電力(株)の小武川第三発電所です。
富士川の上流(釜無川の支流)の小武川に設けられた水力発電所で、
その始動は昭和の初めになります。



 ゲート脇のプレートです。



 この発電所は、導水部が観察しにくい状況で、
やむなくネットフェンス越しに観察しました。
画面の右手に、発生電力を送り出す送電線、小武川第三線の
1号鉄塔の上部だけが見えています。



 導水管を望遠しました。
水力発電所を見るとき、これがないと寂しいですよね。

(2011.7.16)

暮れなずむ天竜南線29号鉄塔

2011年04月11日 | 送電線鉄塔えんぼう記


 春の暮れつ方、甲府市内を流れる荒川の対岸から見た天竜南線29号鉄塔です。
3.11の大地震から1ヶ月経過というタイミング、
このところの自転車通勤の帰り道で、しばし自転車を止めての撮影となりました。

(2011.4.11)

夕暮れに遠望しました

2009年06月28日 | 送電線鉄塔えんぼう記


 夕方、といっても、もう19時過ぎでしたが、
梅雨空がそこだけ開けて、夕焼けになっているところを背景に、
遠望したのは、甲府南部工団線の2号鉄塔です。
工業団地の中を伝って、沿線の工場に電力を供給するものですが、
引き下ろされているようすもわかります。



 同じ場所、同じ時間で、豊富線7号鉄塔を遠望しました。
先の甲府南部工団線は、この豊富線7号鉄塔で分かれる、豊富線からの分岐線です。
 こちらは、雲が厚い空の下だったので、辺りは暗く感じます。
そして、6月20日の「送電線鉄塔かんさつ記」でも紹介した対空標識灯ですが、
きれいに点灯しているのが、映えています。



 こちらは、やはり一連で撮影した、釜無川(富士川)を渡る送電線鉄塔の状況です。
直線距離で7~8kmほど離れています。
距離もあるし、暗くなってきているので、三脚を使用し、長時間露光しています。
釜無川の両岸に対になっている鉄塔の、頂点に輝く光は、これも対空標識です。
こちらは、赤白塗装ではなく、日中でも点滅するフラッシュライトになっていますが、
長時間露光のため、白いランプのように見えますね。

東電・豊富変電所

2009年06月20日 | 変電所みてある記


 梅雨時の夕暮れの豊富変電所(東京電力)です。
変電所のすぐ北側を笛吹川が流れていまして、その堤防の上からの眺めです。

 変電所の構内に立つ鉄塔は、豊富線のターミナル鉄塔です。
その鉄塔の向こう側に見える丘は、米倉山とよばれるものです。

 この米倉山には、バブル期に開発を目論んだものの造成途中で計画が破綻し、
現在、“塩漬け”と言われる状態の、広大な県有地があります。
この県有地を東京電力に貸与し、そこのメガ・ソーラー発電所を建設する
という計画が発表されたのは、今年(2009)の1月27日のことでした。
現在、計画を具体化させるための測量調査などが進められていると聞いたことがあります。

 ※東電HPの関係プレスリリース・ページ・・・http://www.tepco.co.jp/cc/press/09012701-j.html



 豊富線8号鉄塔となる、ターミナル鉄塔です。
上部の左右2回線を受ける腕金は、引き下ろしのため、一番上が長く、下が身近いものとなっています。
また鉄塔の下部には、左右に張り出しがあって、上からの引き下ろし線を受け止め、
それを受電塔につなげています。

夜間対空標識灯の点灯時刻

2009年06月20日 | 送電線鉄塔かんさつ記


 夕方になっての送電線鉄塔見て歩きをしました。
その理由は、夜間の航空機に対する障害標識の赤色灯が
何時頃に点灯するか、それを確かめることが1つの目的でした。

 それで、こちらの写真は、豊富線7号鉄塔です。
まだ午後6時17分、赤色灯は、点灯していません。

 この7号鉄塔は、ここで豊富線が笛吹川を渡るという課題があり、
またここから甲府南部工団線というラインを分岐させるということもあって、
高さ60m超の鋼管構造の鉄塔となっています。
見てわかるように、昼間の障害標識として、紅白の塗り分け塗装がされていますが、
夜間の場合は、これが見えなくなりますので、灯火でその位置を示しています。



 ずっと瞬きもせず見ていたわけではないので、ぴったりというわけではありませんが、
午後6時56分、点灯を確認しました。
 梅雨時で、日が出ない日でしたので、暮れるのも早く、
この後は、赤白塗装もまったくわからなくなり、赤色灯だけが安全を保つ手段となります。

HPから飛び出した、まさにブログです

2009年06月16日 | はじまりの記


 世の中には、送電線や送電線鉄塔などを見て歩くことを趣味にされている方がおられます。
かくいうエート・マンも、その1人。
で、『見上げてごらん 送電線 -やまなしの送電線を楽しむページ-』というのをやってます。
その中に、“送電線の観察日記”ようなページがあるのですが、
HTMLデータを直打ちするのが煩わしくなって、なかなか三日坊主状態から抜けでないでいました。
それで、このたび、ブログにしたという次第です。

天竜南線 54号鉄塔から52号鉄塔まで

2009年06月14日 | 送電線鉄塔みてある記
 天竜南線(東電)の54号鉄塔です。北側から見てます。

 最上部のクローズアップです。

 腕が出る辺りのクローズアップ。閃絡表示器が2つかしら?

 今度は、西側(53号側)からの遠望です。

 そしてこちらは、天竜南線53号鉄塔。

 続けて52号鉄塔です。

 52号(右端)から49号鉄塔あたりまでを見ています。


御坂線10号鉄塔

2006年10月09日 | 送電線鉄塔かんさつ記


 笛吹市御坂町藤野木地内、前回と同じ撮影日の御坂線の10号鉄塔です。
画面の右寄り遠方に、ややかすんで見えるのは御坂線9号鉄塔。
その先は、山を2つ越えて東山梨変電所に続きます。

 この鉄塔の上側の2回線は、東山梨変電所の方からこの10号鉄塔を経て、左手に進む御坂線で、
下側の2回線は、同じく東山梨変電所からここをターニングポイントに右手に進む、都留線です。
 このように二つの送電線が、この鉄塔で左右に、向きを変えていくため、この10号鉄塔は、
たくさんの腕を出して、その課題に応えています。
このため、通常より大きな負荷がかかるので、たいへんしっかりした鋼管構造になっています。

(2006.9.25)