アイドリング・カフェ by 月光花

写真をこよなく愛する月光花のブログ
※当ブログ掲載写真及び文章の無断引用をお断りします

デジタルフィルターを考える(名古屋城編)♪

2009年10月05日 | 写真
いよいよ、名古屋編ラストパートでございます♪

(2009年09月23日”さて何処でしょ?”記事参照)
(2009年09月28日”夜景 VS 昼景 (スカイプロムナード IN 名古屋)by K7
記事参照)
(2009年09月30日”写真はスケッチなのさ~♪ (名古屋編)”記事参照)



名古屋と言えば、名古屋城は外せない定番でございましょ♪

初来訪でしたけど、あまりにも敷地内が広大であり、おまけに天守閣まで階段で
登るので疲れちゃいます(笑)

関東より日差しも心なしか強く感じられます♪


最後の天守閣は現代風というか、カラー写真、でもってもう一枚はK7に搭載され
ているデジタルフィルターを使用。

このデジタルフィルターは一度きりじゃなく、同じフィルターも異なるフィルター
も何度もかけられるのげございます。




■デジタルフィルター熟考

フィルム写真では、撮影現場で瞬時にカメラの設定を変え、フィルムも交換する
なんて芸当は中々手間隙が掛かります。
でもデジタルカメラはそれらの作業を一瞬でこなしてしまうわけです。


カメラの能力って、写真の字の如く、真実を写す道具だけじゃないのであります。

特にデジタル技術が進化し、HDRのような機能もありますし、それこそ非現実的な
描写が可能です。

また最近のデジ一にゃ、動画機能も満載。コレ、今までの写真の撮り方概念も
全て覆す可能性を秘めております。

最初に動画で撮っておいて、後からじっくり、静画を作成。構図も自在にトリミ
ングもできますので、それこそ、撮り手が自由にいいなぁ~と思うシーンで
描写すればいいわけです。

フィルム時代にゃ考えられない撮影方でしょ♪



それだけデジタル技術は進化しており、もしかすると静画しかとれないスチール
カメラが逆に希少価値がでるやもしれません(笑)


まぁ、車も同じでして、ミッションが同じ経緯ですね。

3ペダルMTから2ペダルATに今じゃとって代わられちゃいましたから。

それこそ2ペダルはATからさらにシーケンシャルMT、俗に言う2ペダルMTですけど
そのデジタルな進化において、パドルシフト、電光石火のシフトチェンジや
ローチンコントロールなど、3ペダルMTにゃ不可能なドライビングも可能でござ
います。


何を言いたいかと申しますと、新しい価値観というものは、古い価値観にとって
脅威であり、未知の存在、それこそ、江戸幕府末期、ペリー来航の時のような
カルチャーショックなんだと思います。

ですが、何時までも古い価値観を新しい価値観に対して戻そうとしても時代の流
れに逆らえないわけです。


ということで、K7以外にも各社、デジタルフィルターが充実しており、やはり
この技術を全く使用せずして、カメラの能力を測り切る事なぞ無理なんだと思う
ようになりました。

それこそ、K7カメラ本体におけるフィルター機能って、恐らく何百パターンも
あるんじゃないかと思えます。
特にデジタルフィルターにしても、さらに細かい設定が出来る上、重ね書き如く
幾度もフィルターを重ねられますから、その表現力はまず、無数にあるんだと
思います。

また無数にあるからこそ、複雑すぎて、描写の目標を失う危険もあり、躊躇し
ちゃう撮り手も多いのじゃないでしょうか。


無数にある自由こそ、使い切るにゃ、ポリシーが必要ですし、またそれに頼り
すぎて基本の撮影を疎かにしては、写真そのものの意図が不明慮になるのでは
ないでしょうか。

デジタルフィルターは撮り手に対して、有益な技術であると同時に、使いこな
せず、逆にギミック的要素ばかりの写真になってしまうかもしれない、

”諸刃の剣”


なのかもしれません。


ですが、月光花はこのデジタルの時代、やはり無視もできませんで、有益に
使いこなせるよう、地道にデジタルフィルターなる、自由を自由に使いこなし
たいと思うのでございます♪


と叫んでおいて、そのデジタルフィルター使用は最後のたった一枚に使用(笑)










↑「記念」 PENTAX K7 DA21mm Limited

実は人の気配がない写真も撮ったのだが、やはり人の存在は大きい。記念写真を
撮る女性はどんな風に撮れたのかな。自分も撮られれば、こんな感じかな。なん
て想像もできちゃう。










↑「広大」 PENTAX K7 DA21mm Limited

広角で広さを表現するのだか、人を入れないとスケールが判りづらい。それにし
てもこの名古屋城敷地は広い。










↑「名古屋城」 PENTAX K7 DA21mm Limited

まんまのタイトルであるが、空とのコントラストが絶妙だと思ふ。これ以外の
タイトルも思いつかない程、城だね(笑)











さぁ、近づいてみましょ♪











↑「端」 PENTAX K7 DA21mm Limited












↑「頂点」 PENTAX K7 DA21mm Limited

天辺にある、煌びやかなモノ、アレが有名処ですね(笑)










↑「金シャチ」 PENTAX K7 DA21mm Limited

人を惑わすゴールド色でございます。










↑「妙光」 PENTAX K7 DA21mm Limited

柄の部分は錆びているものの、刃に綻びもなく妙光を発し観る者を魅了する。
日本刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」3つの要素を達成させることに職人
が心血を注いだモノである。この妙光を観てデジタルカメラもとことん追求して
みようと決めたのである。











↑「階段」 PENTAX K7 DA21mm Limited

天守閣へ通じる階段。下から見上げた構図。登りきると膝にキマス(笑)











↑「展望」 PENTAX K7 DA21mm Limited

カラーで天守閣からの眺め。現代風と言うべきか、名古屋市内を一望できる。











↑「江戸時代風」 PENTAX K7 DA21mm Limited

過去の心象風景としてイメージ。デジタルフィルターをもちろん使用。モノクロ
モード、トイカメラ描写。それに赤フィルターを使用。でもってホワイトバランス
にはCTEモードを選択。出来上がりはオリジナルとは全く違う、レトロなイメージ
となった。










デジタルフィルターは感覚で選択調整するものとなります。出来上がりのイメ
ージを優先して弄っていくのがやりやすいかも。ですが、あくまで意図を形成
させる過程において、表現力を補う形が理想なんでしょうけど(笑)

まぁ、デジタルフィルターはどんどん試して試行錯誤していかないことにゃ、
その性格を把握できませんねぇ~
使えば使うほど経験値が上がり、より意図通りの描写を助けてくれそうな予感。

失敗しても、それは次の撮影に生かされます、まずは撮らなくちゃ始まりません♪


恐れるなかれ、道は切り開かれる・・・









【人気度調査中】
一日一度”ポチッとな”して
頂けると励みになります♪
お蔭様でスナップ写真部門
第2位、感謝です♪♪♪
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村














コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かくれんぼ♪ | トップ | オープン爽快♪ »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおっ♪ (月光花)
2009-10-14 07:52:23
3troyさん、お久しぶりでございます。月光花
です。

>刀工の末裔なのでコメントを
なる程のご教示ありがとうございます(感謝)
日本の伝統である刀も現代の一般人にゃ全く
知識がございません(汗)
最近、撮った被写体に関して調べることが多い
ので助かりますよん(笑)
返信する
刀のなかご(茎) (3troy)
2009-10-13 12:57:18
こんにちは。ご無沙汰です。
一応、刀工の末裔なのでコメントを。
刀のなかごはただ錆びているのではありません。黒錆を製作過程で意図的につけているのです。黒錆で赤錆を防ぐという伝統のやり方なのですよ。
返信する
どうもありがとう♪ (月光花)
2009-10-08 09:46:19
qchanさん、こんにちは。月光花です。

意図を表現する、これ程難しくもヤリガイ
のある写真って楽しく素晴らしいと思い
ます、でしょ?

Blogの御紹介、ありがとうございます♪
大変参考になります、撮り手のイメージを
表現する写真って、やっぱり沢山のアプロ
ーチがございます。そんな撮り手方々の手
法はドキッとさせられインスピレーション
を掻き立ててくれますよん♪

逆に自分の写真ってどうなんだろう、と
冷静に自問自答できるのが嬉しいですぅ~

撮りたいものを撮る自信が沸いてきましたぁ~
qchanさん、感謝致しまする~♪
返信する
北斗の拳 (月光花)
2009-10-08 09:37:28
こうちゃん、こんにちは。月光花です。

そう仰られるとそうですねぇ~♪
原哲夫氏は戦国モノもお書きになられて
いますので、天守閣からの作画はこんな
感じなのかも~(笑)

写真は撮り手のイメージを反映させる
ので、もし立派に見えるのであれば、
月光花がそう感じとったということです
ぅ~(笑)
返信する
これからの写真 (月光花)
2009-10-08 09:32:35
amataroさん、こんにちは。月光花です。

デジタル技術の進歩は計り知れませんよね♪
CDだって企画変わらずともハードの進化で
アウトプットされる音質は格段の進化です
もん(笑)

写真もデジタルが主流となった現在、ます
ます常識が新しくなり、それに見合った作品
がいずれ溢れかえる気が致します♪

時代に取り残されるのも良し、時代の最先端
を追求するのも良し、写真ってレールも時間も
関係ない無限の世界なんだと思いまする~(笑)

その時に自分が何を求め、どう撮るのか、自分
自身のスタイルをブレずに撮れるかが、肝だと
考えますぅ~♪

K7はその点においてエポックメーキングなカ
を持っていると思いますし、それは撮り手次第
で如何様にも変化できる、カメレオン的な存在
なのかもしれません。

ですから撮り手がしっかりと意図を持つ必要性
があるカメラであり、その期待に応えてくれる
カメラだと思い始めています(笑)
返信する
青空 (月光花)
2009-10-08 09:23:17
のんさん、こんにちは。月光花です。

名古屋の青空は関東圏とはまた、別物
だなぁ~と実感致しましたぁ~♪

同じK7をお持ちですから、今度空も
撮ってみておくんなまし~
PENTAX、青に関しちゃ好きな色彩を放ち
ますよん♪

日本刀の本来の道具としてみれば、他の
鋼とは目的が違いますから、その制作過程
と使用環境が、この妙光として全てを物語
っているんじゃないかと思いますぅ~
返信する
日本刀 (月光花)
2009-10-08 09:19:04
レオナルドさん、こんにちは。月光花です。

日本刀って初めて写真に収めましたよん(笑)
包丁はナイフの輝きとは全く異質であり、
構造、作り方を調べて見ると、ナルホド、
それであの輝きなのね、と納得できるので
ございます♪

デジタルフィルターは多彩であるが故、ギミ
ックに思われがちですけど、意図を強調する
描写として考えるとコレ使用価値オオアリで
ございます♪

日本刀も創作者は矛盾を抱え、それを克服
するために心血を注いだ、その精神は写真に
も生かせるもんだと思いまする~(笑)
返信する
Unknown (qchan)
2009-10-08 00:10:49
こんばんは。
鮮やかな名古屋城ですね。

私のリンクでjmiinさんという方がいらっしゃいまして、月光花さんと同じK-7使いの方なのですが、blogのコメントでなかなか面白い表現をされています。
撮る写真もその視点に力のある方です。
月光花さんのご参考になるかと思います。
返信する
凄いっすね (こうちゃん)
2009-10-05 20:09:07
 いつも見慣れてる名古屋城も改めて見ると違った雰囲気です。あんなに立派だったかなぁ・・・

 江戸時代風は、北斗の拳風の方がしっくりくると思います(笑)
返信する
Unknown (amataro)
2009-10-05 17:07:20
こんにちは

技術は日進月歩ですから、次々に今までできなかったことができるようになってきますね
こんな素晴らしいものを使わない手はありませんね

これからはむしろいかに新しい技術を取り入れて使いこなして行くかというところなんだと思います

とはいえ、やはり基本があってナンボ もとがダメならどんな技術を使ってもカバーはできません
ギミックに溺れることなく挑戦されている月光花さんのチャレンジは私にも励みになります(笑)

しかし最後の一枚は、カメラ本体でここまでできてしまうのかと、結構驚きでありました
k7恐るべしですね

返信する
Unknown (のん)
2009-10-05 16:05:57
いや~どれもすばらしいですね。

広大や名古屋なんて青空の開放感が気持ちよくて、
でもお城の風格、威厳ある存在感も伝わってきます。

妙光なんて刀に宿る魂が鈍く光る感じでもすごい存在感を感じます。

これからもいろいろと教えて下さい
返信する
妖光、、、 (レオナルド)
2009-10-05 15:47:26
K-7のデジタルフィルター私も大好きです、、、デジタルは自分の好きなように加工できる、、、これこそが最大のアドバンテージですからそれを使用しないのはナンセンスです。

 日本刀の怪しい光、、、手に持つとふらふらっと、、、名古屋は一度ゆっくり訪れたい街ですね、、、ここから明治村に行きたいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

写真」カテゴリの最新記事