↑α900 「皆美しい」
↑α900 「好きな色」
ボクは基本花写真は撮りません。なぜなら花は綺麗すぎるから(笑) 特に花束のような色多彩でどれもこれも主役になるような撮影は困ります。どれもこれも綺麗に撮りたくなり欲張っちゃうから。自然に咲いている花でない場合、家で撮影となると配置からライティングから全て撮り手の演出となるので長時間撮影になりがち。この日もセッティングしたりライティングをチョコチョコ調整しながらの撮影でしたからモノクロとカラーの2枚を仕上げるのに約1時間かけての撮影でした。なぜ今回花写真を撮影したかというと家内に頼まれて撮影したワケですよ(笑) ”花束を綺麗に撮ってよ”と頼まれれば、嫌いな撮影であったとしても全力で望むワケです。モノクロで撮影したのには花みんなを平等に綺麗に撮るため、カラーにしたのは好きな色を撮りたかったから♪
ボクは花の色って本当は濃厚なんだと感じます。でも光によって花の色はマスキングされちゃう。普通花撮影ですとライティングは明るくあてるのですが、光の色に花色が左右されるもんです。例えば日光、蛍光灯、電球、全てに色がありそれが花色に変化を与えちゃう。花本来の色って中々気付かないものなんですね。だからカメラで花色を記録するにゃどうすればいいのか。一つの撮影方法として長時間露光がございます。全ての色を捉えるにゃ露光を長くすればいいという単純な発想なんですけどね。ですからほぼ真っ暗な部屋で撮影しています。ごくわずかな光で花色全てを写し撮る考え方がそこにあります。そしてシャッターが切れる直前、ほんの僅かな時間、強い光を照らします。この僅かな時間は露光時間と比例しそれこそ感で見計らうワケです。その結果今回はカラーは13秒、モノクロは30秒の露光時間をかけるのが適正と判断してます。それによって花本来の色彩、独特な濃淡色が再現できるわけです。
組写真に対する考え方ですけど、ボクは一枚であってもそこで完結できる説得力が無ければその組写真は意味が無いとさえ思います。今回はモノクロとカラーとで撮る意味合いが全く違います。ですから微妙に花の配置も変えてますしライティングの光の当てかたさえも使いわけております。そこまでして撮るのか、と言われれば、観て納得して頂くしかないのが写真でございます。何も考えずに撮るパシャ写真とは一線を引く世界が写真の世界にはあるわけです。ボクの写真からそれが伝わればボクの本望でございます。
たかだか写真という考え方はボクには無いです。写真に命を吹き込む、それは撮り手の考え方、モノの見方、今までの生き様すべてがその撮影した写真に現われるモノだと感じます。ですからボクが写真を撮るということはその一枚にボクの命を分け与えている感覚です。いつでも真剣勝負、それはこれからも変わることのないボクのスタイルでございます。お気楽にはけして撮ろうとしない人もいるのでございます♪
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生涯真剣勝負の撮影は続く・・・(笑)
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価格コムに写真をアップしておきました^^
かなり大きくしてもらったのでめっちゃうれしいです!
これは、価格にアップされてたやつですね♪
ほぼ真っ暗な中で撮られてるんですね~
なるほど、勉強になります<(_ _)>
写真は基本が大事ですね。飛行機写真だって
基本が無けりゃブレブレ写真の大量生産でしょ。写真には基本撮れる努力が必要であります。
基本が出来てから作品とするにゃ閃きがその写
真に命を吹き込むもんだと感じます。この閃き
まで辿りつくのが写真イバラの道なんですね。
展覧会写真拝見しましたよ♪
好いじゃありませんか。ジャンボが主役じゃな
いのがボク個人的に残念(笑)
カメラは基本物理原則に忠実です。だから光を
どう捉えるか、その一点に尽きます。
教科書だけを信じる撮り方ですとボクの今回撮
った花写真は再現できないワケです。
カメラ任せの撮影法じゃなく撮り手がカメラを
理解しカメラを使いこなす、そんな撮影法を絶
えず考えながら撮影しています。
これがそのほんの一例なんです。固定概念を発
想で切り崩す時、自分でも驚きの写真がそこに
はあります♪