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KHANADA~by ddbj2

music+soccer+life(bmkobe/Gq…5)

HOWARD JONES [CELEBRATING 40YEARS 1983-2023 TOUR] デビュー40周年記念ライブ~BILLBOARD LIVE OSAKA 2023.SEP.11

2023年09月16日 | 音楽
 久々のビルボードライブ大阪。コロナ禍直前のトニー・ハドリー以来の参戦です!
 ハワード・ジョーンズの日本公演、当初の期待通り、いやいや、大きく上回った好演でした!!



 ワタシは大阪公演の1STステージに参戦。まだまだライブ熱冷めやらぬ間でのライブレポートです!
 当ブログでは、過去の2016年1月のABCのビルボードライブレポ(https://blog.goo.ne.jp/bmkobe/e/dd3cad9735402c5c2edf45faccad9b0f)同様、長尺になっておりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。




 今回のメンツは、キーボード兼ボーカルのハワード他、ギターのロビン・ボールド(元フィッシュ)と、ベース&チャップマンスティックは、元カジャグーグーのニック・ベッグス(!!!!)が参加の3ピースでの構成。エレクトロではなく、アコースティックなライブ編成です。



 そして定刻通り、メンバーが登場!ハワードはスマホの翻訳アプリ「MICHIKO」さんを相棒に従え(?)オーディエンスとコミュニケーションをとります。
 そのMICHIKOさんから、「会いに来てくれてありがとう」「素晴らしい友人を歓迎してください」、そしてハワード本人から軽くメンバーの紹介。いよいよ、ステージが始まります!



1 Pearl in the Shell
 いきなりのサプライズです!東京公演の情報に触れてしまった(汗)ので、てっきり一曲目はしっくり「Assault & Battery」でスタートすると思っていましたが、まさかの個人的推し曲から!東京公演では演ってなかったナンバーでスタートです!
 曲後半では、エルトン・ジョンの「土曜の夜は僕の生きがい」も挟み、早くもライブならではの充実感。ハワードの鍵盤タッチ、ボーカルコンディション、モチベーションもGOODのようです!

2 What Is Love?
 二曲目にも関わらず、惜しげもなく大ヒットナンバーを披露。多くのヒット曲がないと、この構成はできませんよね~。
 長めのイントロ、中間部の演奏もアコースティックの良さでこの曲を堪能できます。
 サビ等コーラスでは、オーディエンスの皆さんは、ハワードの歌声・演奏をしっかりと聴きたいとの思いでしょう、ワタシも含めて控えめなレスポンスでの合唱を。

3 Specialty
 セカンドアルバム「Dream into action」から沁みる曲が三曲目。この曲では、中近東風のムードを漂わせる雰囲気をロブのアコギで、ハワードはピアノソロをじっくり聴かせてくれます。ハワードの早口ボーカルも健在!

4 Life in One Day
 スタジオヴァージョンでもアコギを効かせていた曲。ニックのベースも良いアクセントになってました。
 すんなり終わると見せかけて、コーダ部分では軽快にオールディーズ調のピアノヴァースを聴かせてくれました。



5 Someone You Need
 ニックのフェイヴァリット・ソングとして紹介された、日本では2001年にリリースされたアルバム「メタモファシス」(海外では「Perform.00」)にも収録されたナンバー。 そのアルバムでは、今回のツアーメンバーのニックもロビンも参加していましたね。ハワードのボーカルをしっとり聴かせてくれます。

6 Too Shy
 さ~、来ましたよ!問答無用、カジャグーグーのデビュー曲にして、全英ナンバーワンソングのお出ましだっ!
 アメイジング・ソングとして紹介。ハワードがニックは「トゥー・アン・シャイ」と言ってたような。この曲は、ニックのカウント(=肉声が聞けたっ!)から始まります!
 ハワードのファンでも、サビの部分は皆さん歌えますね!

 そして勿論、ブリッジ部分ではこの曲の肝、ニックのベース・ソロも堪能!これが生で観たかったゾ!!生きてて良かった&涙!!!(これは大袈裟)オーディエンスの皆様も(多分)食い入るような眼差しで、見入って&聴き入っていたように思えました。
 一旦曲を終えるも、先ほどの通りレスポンスが大人しめなオーディエンスに対して、サビの部分からリプライズ演奏!大合唱へ。
 ハワードのサービス精神とニックに対するリスペクトを感じました。


 
 そのニックですが、照れくさそうで且つ白い歯キラリの大口笑顔は80年代と変わらず。スタイルもそのまま(=以前よりもシェイプアップしてる?)、レザースーツの足が長くて細くて、まるでキリン(笑)です。それだけで、ワタシは魅了されましたが。
 また、各楽器のチェンジの際は、音を立てることもなく、そーっと、丁寧に扱っておられた所作には、楽器を大切にされている方なんだな~と、つくづく感心してしまいました。アーティストとしてのニックの側面を見たような気がしました(但し、ニックのツイッター(現X)を拝見すれば、かなりの曲者のようでもあります。興味のある方は是非ともアクセスを→但し、イメージが大きく変わっても(損なわれても)補償はしませんので・・・)。

7 Tomorrow Is Now
 Go-go'sのメンバーと書いた曲として紹介された1988年リリース「People」からの一曲。シンプル・イズ・ベストに聴かせてくれました。聴く人を穏やかでハッピーな思いにさせてくれる、そんなポップソングです。

8 No One Is to Blame
 前曲からの流れでシンプルに奏でられます。この曲は3ピース・ユニットのアコースティック・アレンジで、更に心に沁みるナンバーに。ハワードの歌声は80年代と変わらなく澄んでいて、ずーっと聞いていたくなる感じにさせてくれます。オーディエンスの反応からも、人気曲であることが伺えます。



9 Like to Get to Know You Well
 「一緒に歌って」、のシングルヒットナンバー。この曲では、ハワードは力強い歌声を、この曲でも終盤では長めのピアノソロを聴かせてくれました。
 ロブもニックも流石おとなの振る舞いというか、常にハワードのバックに徹するプロフェッショナルなプレイで彼を引き立てます。

10 Hide and Seek
 ピアノ・ソロから、1985年のライブ・エイドでも演奏した、希望の歌との紹介から1STアルバムのタイトル曲を。
 この曲はアコースティック・セットでも、オーケストラを交えた公演でもしっくりくるスケールの大きな名曲ですよね。

11 You Know I Love You, Don't You?
 この曲の"せっかちさ"がワタシの好きなところでもあります。オーディエンスは手拍子で盛り上げます!
 ブリッジ部分では一旦ペースを落として、その後再加速のアレンジで楽しませてくれました。



12 Don't Always Look at the Rain
 曲の前に再びMICHIKOさんにより「大阪に戻れて嬉しいです」とのアプリ・ボイス。ハワードのスマホのやや不慣れな取り扱い&仕草が、良い意味(?)で如何にもシニア(ごめんなさい)って感じが微笑ましい。緊張気味のオーディエンスをリラックスさせてくれます。 
 この曲のアレンジは、ブルーノートでのライブでも遜色ないようなジャジーでスウィンギングな趣で。ロブのギターソロもマッチしてましたね。スタイル・カウンシル風って言えばそんな感じです。ここで一旦メンバーは退場します。



13 New Song
 この曲からアンコールです。曲前にはMICHIKOさんから感謝のボイス。歌詞には"come back to Osaka"のフレーズも挟みます。
 今回のライブでは途中からテンポアップする展開。個人的にはミニアルバム「12INCHERS」に収録のニューミックスの中間部のピアノソロがマストです。
 もっと長く聴きたかったけど、この曲の良さを十分に堪能できたかな。

14 Things Can Only Get Better
 「皆さんお休み、安全にお帰りください」とのMICHIKOさんボイスで、最後の曲となります。オーディエンスから借別の拍手が。
 この曲でもハワードの声は伸びやかです。お約束の「WOW WOW WOOW WOOOW WOW WOW WOW~」(こんな感じで良かった?汗)で会場はオーディエンスと一体に。
 この時間がもっと続けば・・・との印象を余韻に残し、メンバーが挨拶、退場されます。
 ありがとう!!!ハワード、ロブ、そしてニック!!!





 東京公演から数曲を入れ替え、曲順等構成を変更した大阪公演でした。
 1曲目の「Pearl~」5曲目の「Someone~」を体感できて、個人的には大満足のライブでした。
 他にも、あの曲もこの曲(「Everlasting love」「Celebrate it together」「All i want」希望!)もアコースティック・アレンジで聴きたいっ!ことは、皆さんと同意見ですが、これもハワードならでは名曲の多さからくる贅沢というもの。嬉しい悩みですね。

 東京公演に続いて大阪公演もソールドアウト。要因としてはニックの参加も大いに貢献していることは異論はないところでしょう。そして、ハワードも気をよくしているハズ!再来日は確実?!

 ビルボードライブのハコは、これはこれで満足なのですが、ホールでの大音量でのライブも捨てがたいです。
 次回は是非とも、バンドメンバーでのエレクトリック・セットでのライブを拝みたい!(今、「ENGAGE」のジャパン・デラックス・エディションのライブCDを聴きながらこの記事を執筆してるので、余計にです。)
 個人的には「You know i love~」をオーケストラ・ヒットを交えたバリバリのシンセ・サウンドで聴きたいゾ!
 ショウ中間部では、今回のようなアコースティック・セットを挟む構成などを期待していますが、ハワードさん、いかがでしょうか?是非とも、ご検討ください!!



 あと、他国のフェスでは、カルチャークラブ、ベルリンなどの80年代全盛期バンドとのジョイントライブも開催されているようです。日本でも、そのような洋楽80年代バンドが集結したイベントが開催されないかな~。ニーズはあると思いますので、プロモーターの方々、どうぞよろしくお願いします(ペコリ)。必ず行きますので!!


 最後に、当日お時間を共有できた皆さまにも感謝です。また、お会いしましょう!!!

 

 

JOURNEY [FREEDOM]

2022年07月31日 | 音楽
 コロナ禍を経て、満を持しての新作。リズム隊の謀反(?)から、ベースにランディ・ジャクソン、ドラムとプロデューサーにナラ・マイケル・ウォルデンを迎えて完成されました。
 


 各曲、入魂のナンバーで占められているアルバムですね!今回は楽曲作成の段階から、ニールとジョナサンはアーネルのヴォーカルを意識しての作りこみだったのでしょう。
 そのアーネルも期待通り、ライヴ活動が出来なかったことが幸いしているでしょう、コンディションも万全。また、これまでよりボーカリストとしての幅が増した印象です。無理に背伸びせずに、歌いあげているとも言えるかな?

 アルバム前半のアップテンポなナンバーは、どれも1曲目に位置しても遜色のない完成度。
 ジョナサンお得意のバラードチューンも、これぞジャーニー!と言った期待通りのメロディー。
 全体的には、ニールのギターは厚みを持たした仕上がりなので、アルバム「エスケイプ」より「フロンティアーズ」が好みのファンには大いに支持されるアルバムではないでしょうか?



 ただ、個人的には残念な点もいくつか。
 まず、ミックスには、かのボブ・クリアマウンテンが携わっているのですが、どうも低音域のヌケが今一つ。故に、ランディーのベースは霧にかかっているように感じます。敢えて、そうしたのでしょうけれど。

 1曲のみ、現在のツアーではドラム+ボーカルを担当している、ディーン・カストロノヴォが歌っています。その曲をアーネルが歌っていないのも不思議(アーネルのスタイルに合った曲)です。まあ、色々大人の事情によるものかな?

 それと、ファンには嬉しい反面でもありますが、曲を多く入れすぎじゃないかな~?
 ディーンが歌っている8曲目以降の数曲は、個人的には正直クドイ楽曲が続きます。12曲目以降は、アルバム前半の雰囲気に戻りますが・・・。

 それと、各楽曲共にエネルギーを十分感じるのですが、もう少しコンパクト(短く)にまとめても良かったのではないかな?
 ライヴでは、長尺になっても正解かとは思いますが、アルバムとしては各曲4分程度がベストかと思います。

 以上、個人的な勝手な感想でしたが、精力的にライヴ活動を開始されているので、日本公演も状況次第ですが、可能性は大でしょうね。今回も発売元が大手ソニーレーベルでないことは気がかりですが。

 最近のニュースでは、ニールがスティーヴ・ペリーの復帰について匂わせる発言(リップサービス?)もあったりしてますが、さてさて。
 

 

 

RICK ASTLEY [HOLD ME IN YOUR ARMS ~DELUXE2CD SET]

2022年02月14日 | 音楽
 前回に続いて、リックのデラエディ盤のセカンドアルバムをご紹介です。
 まだまだ勢いの衰えないPWLサウンドが爽快なアルバムでした。英国におけるシングル、冒頭2曲は期待を裏切らないナンバー。



 ボートラの「~MISSING YOU」は1STアルバム収録の「恋に落ちた時」の両A面で英国リリースだった佳曲で、こちらのデラエディ盤に目出度く収録となっています。続くシングルB面曲「I 'LL BE FINE」も軽快でアッパーで好みです。



 今回も各ヴァージョンを可能な限り収録しています。
 以外にも、米国では冒頭2曲はカットされず、「GIVING UP ON LOVE」と、テンプテーションズのカヴァー曲「 AIN'T TOO PROUD TO BEG」(日本でもシングル化)となっていたのは意外でした。



 90年代を目の前にして、そろそろ大衆もPWLサウンドに飽きが来てしまったか、S/A/Wの皆さんも多忙になりすぎたか(このアルバムも自身のプロデュースはM-2.3.5.6の4曲で、M-4.7.8.9はダイゼ・ウォッシュボーン、M-1.10はフィル・ハーディングらのプロデュース)、楽曲のレベルも残念なものが増えていった・・・そんな傾向の時期になります。



 ですが、このアルバム(まで)は、楽曲のツブも揃っていて、一気に聴き通せますよね。
 リックもウオッシュボーンのプロデュース曲ではドラムを叩いているようで、個をアピールするようになっているような。
 次作では、PWLサウンドから脱却すべくトライするのですが・・・、時代ってワガママなものです。
 

RICK ASTLEY [WHENEVER YOU NEED SOMEBODY ~DELUXE2CD SET]

2022年02月13日 | 音楽
 このデラックスCD2枚組は2010年にリリースされました。一応、サードアルバムまで、この形式でリイシューされました。当方はセカンドまでは入手しています。
 リマスターは、高音に特化せず、リックのボーカルの生命線の中音域もしっかりした、好印象で満足な仕上がりです。



 収録内容も大満足。7インチはもちろん、12インチヴァージョンも主要なものはこれでもかと収録。
 2枚目最後の3曲のインスト・ヴァージョンも嬉しいですね。



 特筆すべきは、ソロデビュー前の【RICK &LISA】によるデュエット曲も収録しているところでしょうか。
 確かに、この路線じゃ~この時期の他のアーチスト達に埋もれてしまうところでしたね。



 この曲と、アルバム収録の数曲はS/A/Wの直接のプロデュースではなく、フィル・ハーディングらによる曲なども含みますが、ほとんど違和感はありません。
 B面曲も捨て曲無し!向かうところ敵なしのPWLサウンドがこれでもかと堪能できる2枚組です!
 ともすれば、水と油になりそうな、リックの太いウォーミーなボーカルと、PWLのピコボコ・サウンドですが、このミスマッチ感こそが、いい味を醸し出してるんですよね~。



 まあ、ヒットした要因は曲がいいのも勿論で、当然カイリー・ミノーグが「NEVER GONNA GIVE YOU UP」を歌ってもヒットしていたのでしょうけどね。
 次回は2NDの2枚組も、もちろんご紹介します!

THE BANGLES [STAR BOX][ETERNAL FLAME ~PERFECT BEST][THE ESSENTIAL]

2022年02月05日 | 音楽
 最近はバングルスがヘビロテです。手元のベスト盤、まだまだありましたよ~。
 まず、「STARBOX」がこの中では一番古く1989年のリリース。このシリーズは、ストーンズやジャーニー、トト、EW&F、ケニー・ロギンスなど、当時ソニー系レーベル所属のアーチスト等がリリースされてました。



 標準なべストとしては、入門編としても最適な「エッセンシャル~」ですね。リマスター音源を使用しています。
 映像とのセットでリリースされた「パーフェクトベスト」も好盤。こちらは、スザンナのソロからも1曲収録しています。DVDは満足の4曲を収録しています。



 などなど、バングルスは編集盤は多種リリースされていますが、どれも選曲は同じようなものばかりですね。
 それよりも、未発表曲やデモなどを含む2NDアルバムの2枚組デラエディ盤でもリリースしてもらいたいと思ってますが、チェリーレッドさん、如何でしょうかね??



 スザンナは、昨年11月に新アルバム「Bright Lights」を配信のみリリースしているようです。
 マシューとのカヴァー3部作は終了して、今回はソロ名義で、ヴェルヴェッツのカヴァーに加え、プリンスの「Take Me with U」も収録されていますので、ファンの方はサブスクでも聴くことが出来ますので、ご一聴を!まだまだ、彼女の唯一無二のヴォーカルは健在でした!!
 

SUSANNA HOFFS [WHEN YOU’RE BOY]

2022年02月03日 | 音楽
 前回ご紹介したバングルズのベスト盤に1曲のみ収録されていた、スザンナ・ホフスのソロ1STアルバムのご紹介です。
 日本盤タイトルは「ボーイの誘惑」と、スザンナファンの男性諸氏を誘惑するようなタイトルです。もちろん、D・ボウイのカヴァー曲を収録しているので、原題もそこからの引用ですね。



 帯のキャッチコピー『魅惑のヴォーカルに熟練ロックファンもひれ伏す!!』は、チト大げさですが。
 リード曲のM1もそうですが、その他M5(原曲シンディ・ローパーとの比較するのもヨシ)のなど、バングルズのファンにはメロメロ(笑)に満足できる出来かなと。



 ソングライティングには、バングルズに引き続いて、ビリー・スタインバーグ&トム・ケリーらとの共作や、ダイアン・ウォーレンもラインナップされ、お金をけてマスね~~。
 バックのメンツも、今ではポールマッカートニーのバックを務めているラスティ・アンダーソンや新生ジャーニーに復帰されてとされるランディ・ジャクソンなど、プロフェッショナルな構成ですので、キッチリまとまってます。



 ボウイのカヴァーはちょっと背伸びしすぎた感がありますが、彼女の守備範囲の広さをアピールしたかったのでしょうね。
 以外にも、このアルバムはリマスター等されていないのですね。チェリーレッドから拡大版でリイシューされることを期待したいしています!!

THE BANGLES [ETERNAL FLAME ~THE BEST OF]

2022年02月02日 | 音楽
 以前、「バングルズ・フューチャリング・スザンナ・ホフス」みたいな編集盤が欲しいな~って、記事にしてました。
 https://blog.goo.ne.jp/bmkobe/e/7d7a3b467c1f8be3907057a6c5dc26dc
 ありました!!2001年にリリース済みのベスト盤、コレです!



 代表曲はもちろん網羅、2曲ほどはスザンナのボーカルがフューチャーされていない曲もありますが、それは箸休め的に理解して、スザンナのソロ曲も含めた構成になっています。



 もう、安心の居心地です。もちろん、上記の記事でのベスト3枚組に全て収録されているので、今となっては個人的にピックアップすることは可能ですし、その3枚組のほうが、現在では安価で容易に入手できますが、これはこれで重宝してます。



 久々に通しで聴いたら、スザンナのソロ1STも聴きたくなってきました!

RICK ASTLEY [PLAYLIST:THE VERY BEST OF]

2022年01月31日 | 音楽
 気を取り直して、聴き直し(?)で、リックのベスト盤です。
 やっぱり、これだよね~、のリック節。ほとんどシングルヴァージョンで収録しています。



 アルバム未収録シングル曲など、2枚目のアルバムまでから12曲、3枚目4枚目からはそれぞれ1曲を収録したベスト盤です。
 彼のソウルフルでウォーミーな声には、その対極に位置するPWLサウンドが似合います。
 本格志向に向かうのは、時代的にも仕方ないのですが、この頃に回帰してもいいんじゃないかな~。



 個人的には、1~2枚目のアルバムをフルオーケストラで全曲唄い上げるってな、企画を望みます!
 このベスト盤聴いて、1STと2NDのデラエディ盤を棚から引っ張り出して、更に聴き直し!です。

RICK ASTLEY [THE BEST OF ME~2CD]

2022年01月30日 | 音楽
 今回はリックの2019年リリースのベスト盤2枚組をご紹介。
 本来であれば、アーハとの豪州ツアーを終え、日本では2020年3月に単独公演で来日する予定で、国内盤は来日記念盤としてリリースされていました。
 その後は皆さんご承知の通り、アーハは再々延期の末、結果的にキャンセルに。リックの公演は延期にならず中止になってしまいました。



 このベスト盤は、新曲を含むベスト盤を1枚目に、2枚目には「REIMAGINED」と称したリ・レコーディング曲を収録しています。
 
 1枚目については、力の入った新曲を冒頭に、2~9曲目までは飛ぶ鳥を落とす勢いのPWLプロダクションによるシングル曲を収録。
 それ以降は、残念ながら、大ヒットには恵まれずとも地道にリリースしたシングルナンバーが収録収録され、80’Sファンの方はご承知の通り、地味になってしまう楽曲が連なります。
 ラストは「NEVER GONNA GIVE YOU UP」のPIANOFORTEで締められ、その雰囲気をディスク2に繋げていきます。



 2枚目は、往年のヒットナンバーをジャズ的なアプローチ~アンプラグドなアレンジでセルフカヴァー曲を収録。そう、彼は元々ドラマーだったりする(ブックレットに載せるとは、まだまだ未練がある?)。
 んんん~、今の彼を表現するには誤りは無いのですが、ファンが望んでいるのは、「そっち」の方向でないと思ったりします。
 まあ、ライブハウスやブルーノートで聴くのであれば、マッチしているのですが・・・。



 現実的ではありませんが、再びストック/エイトキン/ウォーターマンらと手を組んでのダンサブルな新曲を期待しますが・・・無理でしょうね~。
 ソウウルフルな歌唱力は彼の持ち味で否定するところではありませんので、もうワンステップお願いします!!
 それまでは、これ以外のベスト盤や1STと2NDのデラエディ盤で辛抱です!

 


ABBA [Voyage] / アバ [ヴォヤージ]

2022年01月28日 | 音楽
 新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威をふるっている昨今。未だ天井知らずの新規陽性者数が知らされていますが、こんな時こそ、前向きになれる音楽を聴きましょうか。

 昨年無事にリリースとなったアバの実に40年ぶり!の新作「ヴォヤージ」です!
 先行配信のM1から、アバ以外に例えようのない唯一無二のサウンド&メロディーが奏でられます。
 ブランクというか、過ぎ去った年月を感じさせない仕上がりになっています。 



 そのバラード調のM1も勿論良いのですが、個人的にはM4に尽きます!これですよ!これ!
 優しさに包み込まれる曲調かつ心が高揚するメロディー・・・これがアバ!って曲で涙腺が緩みます。

 このアルバム全体にも言えることですが、随所に過去の作品をオマージュを感じされるメロディーや楽器の使い方が散りばめれれていますね。
良い意味で、「それ、反則やん!」って感じです(笑)。
 当然、現在の最新機器を使用しているのでしょうが、古臭くもなく、アバの作品を知らない年齢層にも受けいられるサウンドです。

 思い起こせば、私が小学生の時に、姉の優等生(笑=既に英語の教材代わりに使用してた)の友だちから借りたLPレコードがアバの「アライヴァル」でした。
 意識せずとも知っていた「ダンシング・クイーン」。初めての洋楽アーチストを手した瞬間とでも言いましょうか。



 輸入盤での購入ですが、ブックレットとミニポスターが封入されています。このミニポスターの存在意義は不明ですが、重要な意味があるのでしょう。
 ブックレットには、メンバーの録音ショットもあります。これまた、最新機材か?一風変わったヘッドギア(?)マイクを装着されてます。



 そんなアバですが、発表によれば2022年5月27日ロンドンの特設アリーナ(ABBAアリーナ)で、デジタルに再現されたアバがステージ上で演奏する計画となっています。10人編成の生バンドとデジタル再現アバ(全盛期の容姿のメンバーが最新アルバム曲などを動画でリンクかな?)が共演する革命的なコンサート〈ABBA Voyage〉となるようです。 

 アルバムの内ジャケにはメンバーの顔写真が4方向から掲載。この写真はアバターか?とも報じられてますが、多少(笑)の加工はあれど、本人の皆さんのようですが、これが上記のデジタル再現アバのヒントなのでしょうかね~。



 トリービュート・コンサートから3年以上が経過。ホント早いものです。https://blog.goo.ne.jp/bmkobe/e/f7a3deceb5e0c027fc0700211e2ca776

 この最新アルバムのジャケットのように、コロナ禍が明けて、以前の日常が来る夜明けが来ることを祈って、今日のヘビロテです!


THE KILLERS [PRESSURE MACHINE]

2021年08月30日 | 音楽
 久々の新譜レビューとなります。ザ・キラーズの最新作。7作目のオリジナルアルバム「プレッシャー・マシーン」を予約購入しました。
 冒頭から悲観的な表現ですが、「とうとう、アルバムでも裏切られた~」との落胆作でした。



 これまでは事あるごとに、来日公演ではドタキャンに合いながらも、アルバムは納得していました。
 今作は、久々にギターのD・キューニングも復活!と、期待しておりましたが・・・残念いや、もう落胆です。

 久々です。CD聴いていたのですが、途中で「寝落ち」してしまいましたよ。このアルバムのどこに(ライナーにある)、高揚感があるのか??

 冒頭から、メンバー以外のつぶやき(これが各曲の冒頭~アルバム最後までぶっ込まれる)。英語力に乏しい小生には、日本語インナーにも訳がないので、(退屈な)雰囲気しか伝わらない。
 曲も、マンドリンやハーモニカが奏でられ、個人的に彼らに求めているサウンドからかけ離れた内容。

 期待したキューニングも、ある程度作り込まれてからの参加であったようで、曲にフレーバーをまぶした程度の役割・・・。
 最近、ブルース・スプリングスティーンとのコラボがあったと知っていたので、2作目のようなアメリカ寄りの内容になることは、ある程度覚悟してましたが、当方としては残念なベクトルへ向かってしまった。

 要するに、スプリングスティーンの「ザ・リヴァー」を好きだったファンがその路線を新作に求めたが、次作の「ネブラスカ」を新譜で聴いてガッカリ落胆したとの表現が自分自身の中で合致しました。

 期待するがゆえに、悲観的な内容となってしまいましたが、日本語ライナーでは、次作も既に取り掛かっているフシもあるようですので、コロナ禍3部作になるのか、次作に期待したいと思います。
 キューニングは、PVにも参加していましたので、今度こそ、M・ストーマーも含め、4人が集結して(今作にもメンバー・クレジットは4人になっている)、3作目までのような充実した内容になるよう望みます!「ネブラスカ」の次が「ボーン・イン・ザ・USA」であったように!!
 
(それにしても、最近の日本盤は価格が高いっ!)
 

TOTO [LIVE IN TOKYO IN SEARCH OF THE HYDRA]

2021年05月11日 | 音楽
 このCDはリリースされて早くも5年くらい経過すると思いますが、GW中に久々に棚から出してきました。
 トトのコレクター諸氏ではおなじみの音源が、テストプレス盤からの直CD化での高音質がウリです。


 
 この発売中止となったライブ盤は、ロック業界初のPCデジタル録音ライブとしてリリースされるようでしたが、メンバーからの反対によって、お蔵入りとなったようです。
 このCD以前では、そのテストプレス盤からFM局でオンエアされたものを音源として、ブート化されたものが主流だったようです。
 
 収録内容や経緯は私なんかより、TOTOディープな方々がおられますので、そこは控えさせていただいて、本筋から(かなり)逸脱しますが、上述のFM番組について記憶に残っていることを暫し。



 そのFM局はFM大阪(現在はFM-O)。番組名は「ビート・オン・プラザ」。DJを務める方は田中正美さん(男性)でした。
 番組の尺は55分で、その間にCMが数回差し込まれますが、この番組の凄かったところは、新譜(!)を冒頭1曲目から曲中にナレーションを被せることなく、オリジナルの曲順で、オンエアされるというトンデモ番組でした。

 残念ながら、番組はCMやオープニングとエンディングの時間がありますので、実質40分程度になります。3曲づつくらいで分割され、一つのアルバムが紹介されます。2枚組は2日に分けてオンエアされていたかなと。
 それでも、当時は勿論アナログ盤LPからの音源ですから、その尺に収まるものも多くありました。収まらないものは、最後の曲がオミット~フェイドアウトになってます。
  
 私みたいな、FM雑誌を購読してたエアチェック世代には、これ以上ない番組で、常に46分テープか、90分テープを準備し、カセットデッキとにらめっこしながら、CMカットをポーズボタンで格闘してましたね。

 で、この番組は上述の通り旧譜を紹介する番組ではありませんので、常に新譜を放送する番組でした。このトトのライブ盤も新譜としてテストプレス盤からのオンエアされたようです。
 なにせ、平日18時から19時にほぼ毎日(祝日はその時間帯は特別番組が多く組まれてたように記憶してます)、新譜をオンエアするので、時には正式版がラジオ局に来ず、フライングでこのようにテストプレス盤からオンエアされたこともあったのでしょうね。FM雑誌には既にタイムテーブルが送られているわけですし。
 つくづくスゴイ番組であったことを実感させられます。



 さらに余談です。この番組のオープニングとエンディング等にBGMとして流れてたのが、ポールマッカートニーの1STアルバム収録のインストナンバー「Momma Miss America」(ママ・ミス・アメリカ)でした(番組が終了してから知りました)。
 ですんで、上記アルバムがリマスター等で再リリースされて聴くたびに、未だに「こんばんは、田中・・・(このスペース重要;笑)正美です」とのアナウンスで始まるこの番組「ビート・オン・プラザ」が常に脳内リンクされます。
 今思えば、曲だけじゃなくて、番組全部を通しで録音したカセットを残しておくべきだった・・・と、後悔。

 
 

SPANDAU BALLET[40 YEARS ・ THE GREATEST HITS]

2021年05月10日 | 音楽
 2020年にリリースされていたスパンダー・バレエのデビュー40周年を記念する3枚組ベスト盤です。
 昨年2月のトニー・ハドリーの来日公演が懐かしく思えてきます。
 内容的には2枚のベストに12インチヴァージョンを収録した1枚の計3枚。
 ベストは、まあ無難な選曲ですね。シングル曲プラス各アルバムからのセレクションを年代順に収録。


 
 一応、目玉の未発表曲として、サイモンとガーファンクルの「ボクサー」のカバーを収録してありますが、それほど特筆すべきものではないかな。
 5THアルバムまでは、デラエディ盤がリリース済みなので、そちらに大方のヴァージョンは収録されましたので。
 新発見は、2014年リリースのベスト盤「THE STORY」からの3曲のプロデューサーがトレバー・ホーンだったなんて!当該CDにはそんなクレジットは無かったかと。
 嬉しいのは、アルバム「HEART LILE A SKY」からは4曲を収録してるし(クレジットからはリマスターではなさそう)、シングルカット「RAW」はロングヴァージョンでも収録されてることでしょう。

 スパンダーは、一時新ボーカリストを招いてツアーを開始するも、直ぐに解雇して、確かトニーのソロ活動完了後に再集結するバズだったかなと。
 コロナ禍で状況が一変している昨今ですが、トニーも含めカッコよく年輪を刻んでいる彼ら。是非ともオリジナルメンバーでの再活動と来日公演を期待してます!!

WHITESNAKE[RESTLESS HEART]

2021年05月08日 | 音楽
 またまた最近の愛聴盤ホワスネの「レストレス・ハート」をご紹介。
 緊急事態宣言中にあらためてゆっくり聴く機会があってから、ヘビロテしてます。

 オリジナルリリースは1997年になるのですが、1993年はご存知の通りカヴァーデイル&ペイジでの活動、そして1994年に「グレイテスト・ヒッツ」に合わせたツアーを経過してのリリース。



 日本ではホワスネ名義ですが、他国ではソロ名義(David Coverdale&Whitesnake)も併用しています。
 冒頭2曲は流石にソロ名義な曲ですね。3曲目からはホワスネ節が開始ってな感じ。同曲は昨年発売された好評な新編集ベスト「ザ・ロック・アルバム」にもリミックスが収録されています(これが結構イイ感じになってる)。

 その他、久々にブルージーな曲もあれば、相変わらずのアメリカンハードロック曲もあるのですが、個人的には、やっぱりカヴァーデイル&ペイジ寄りの曲が好物かな~。数曲はモロZEP的な曲もあります。
 それもそのはず、バックを務めるのが、ヴァンデンバーグ以外の3人は、カバ&ペー来日公演のメンバーですからっ!

 あ、そうそう、ベースのガイ・プラットは、ゲイリー・ムーア・バンドにも所属していたのを、ゲイリーのライブ動画をYOU TUBEで見ることができて、最近知った次第です(余談ですが、最近リリースされたゲイリーの発掘新譜はすごい評判です)。
 このプラットさん、調べてみたらスゴイ幅広い活動してる人で、HR系以外にも、マドンナ、ブライアン・フェリー、ロバート・パーマー、ピンクフロイドなど、マルチな方でした。日本盤ライナーでのデビカバのインタビューで「ガイは多忙で~」との記述に納得です。

 本作は、カロドナーからの呪縛から解き放たれた快作ですね。少し肩の力が抜けた感がイイです。
 発売時は当たり前のように数年間隔で新譜を聴くことができて、蔑ろにしてましたが、佳曲が揃ってるアルバムですよね。

 そして、どうもこのアルバムも例の弁当箱ボックスでのリリースが計画されているようです。
 それよりも重要なのが、前述「カヴァーデイル&ペイジ」の箱ものも進行されてる!!来年リリースにむけてデビカバがペイジに連絡を取り合っているようで、目が離せませんゾ!!!
 
 


WHITESNAKE[HERE I GO AGAIN ~ THE WHITESNAKE COLLECTION]

2021年05月06日 | 音楽
 前回紹介のボックスとヘビロテなCDです。2002年にリリースされた編集盤2枚組。
 ベスト盤というのは語弊がある全35トラック収録。そうです、デビカバが魂をジョン・カロドナー売ったゲフィン時代の曲をほぼ収録しています。

 当時ヘビメタキッズの方であれば重宝する2枚組。シングルヴァージョンの「Here I Go Again 」「Give Me All Your Love」、シングルのB面曲、ベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」に収録されていた未発表曲を加えて、ゲフィン時代の3枚のアルバムは曲順そのままに全曲収録されています。



 とは言っても、アルバム「Slide It In 」はモチロンUSミックスで、「 Slip Of The Tongue」はそのままですが、何故か「1987」は初回発売時の日本盤等の「 Crying In The Rain 」から始まる曲順で収録。

 また、インナーのメンバークレジットはいい加減な記載多数です。「グレイテスト・ヒッツ」インナー記載のものが正解かと。

 音は当時のリマスターというか、オリジナルマスターテープから96K/24ビットでハイ・レソルーションされています。中低音重視のあんまりシャープじゃない音質ですが、好みによるでしょう。

 まあ、この産業ロック化の時期のホワスネを手っ取り早く、聴くには重宝する編集盤ですね。
 往年のファンからすれば、身も蓋もない時代かも知れませんが、全世界的にビッグになった時期としてはこれはこれでアリでしょう。

 ヴァイの加入は流石に受け入れがたい方も大勢でしょうし、私も同感です。でも、通しで聴き流してみれば、そこまで批判される内容でもないかな~。
 英国ロックは微塵も感じらないといわれればそれまでですが、コロナ禍でうっ憤が蓄積される昨今に、爽快なハードロックとして愛聴してます!