ブルースカイ東京 ~私の徒然草~

わたし流の徒然草を書きつらねんと欲し、心にうつりゆくよしなしごとを写真入りでそこはかとなく自由気ままに書き綴らんとす。

カメラ片手に 夕暮れ時の富士山に魅せられる

2016-12-22 13:52:26 | 日記
 ▼冬の富士山に陽が沈む瞬間と日没後のシルエット、空に広がる色の微妙な変化が雄大な交響曲を奏でているかのようです。そういう昨日の光景をカメラで追い求めました。























 

カメラ片手に ささやかな夢を買いました

2016-12-21 13:05:02 | 日記
 ▼今まで年末ジャンボ宝くじには縁がなかったわたしですが、今年、なんとなく夢を見たくなり連番で10枚買いました。一枚だけ当たるかもしれません。社会福祉のために売上金が活用されるそうですので、それで十分です。大きな欲など、持たないでつつましやかな生き方ができれば満足です。もし、当たったらなんて、それはその時のこと。大晦日の抽選結果次第で人生が大きく変わる人が出るかもしれませんね。


カメラ片手に 日暮れ時の富士山を撮す

2016-12-20 14:23:23 | 日記
 ▼冬の富士山は朝と日没時がいちばん美しく見えます。冬は気温と湿度が低いので、大気が澄み渡り、遠くまでハッキリ見えます。朝は朝焼けの富士山、夕方は夕焼け空と富士山に沈む夕陽の輝きが見事です、雲が多いと、富士山はまったく見えません。毎日、雲の様子を見ながら、あきらめたり、喜んだりしています。昨日の夕方は、上等のAランクでした。三島の真上に陽が沈むダイヤモンド富士だったら、文句なしの「特Aランク」でした。 昔の人は富士山を信仰の山として拝んでいた理由が頷けます。




















カメラ片手に オスプレイの飛行再開は許せない

2016-12-19 11:48:53 | 日記
 ▼前々から事故多発軍用機として悪名高く、沖縄の住宅地のど真ん中にある普天間基地に配備することに国内で強い反対運動がありました。事故が必ず起こるだろうという心配がある中、13日に、やはり事故が起きてしまいました。米軍は不時着水だと主張し、政府もマスコミもそのまま不時着水という言葉で通す中、「墜落」と断定し、記事を書いたのは沖縄タイムズと琉球新報でした。不時着水なら、なんで機体があんなに大破し、バラバラになってしまったのでしょう。コントロールできない状態で海中に墜落した結果がああなったとしか考えられません。パイロットは基地に戻るのが無理と判断し、人家から離れた海に着水しようとしたのだから、人命を救った英雄だ、だから沖縄県民は感謝しろと米軍高官は語気荒く話していましたが、原因が解明されるまで、飛行停止としました。事故から1週間、公式の発表は出ていません。それなのに、今日から飛行を開始するという記事が出ています。外務省や防衛省は米軍の意のままに飛行再開を認めるのでしょうか。今後は二度と事故を起こさないとは、誰も断言できないでしょう。沖縄での事故は常に暮らしと隣り合わせです。犠牲者を出させないために、政府はもっと強固な態度を示すべきでしょう。沖縄の主権は日本にあります。米軍支配下の沖縄ではありません。日米安全保障条約を国内法よりも優先させるような政治や司法(最高裁判断)がある限り、沖縄県民の安心できる暮らしが戻ることはないでしょう。


 ▼東京都心から30km離れた横田基地にもオスプレイを10機配備する計画があります。基地の周辺は住宅地です。自衛隊も佐賀空港に18機の配備を計画し、海兵隊のような任務を帯びた特殊部隊を常駐させるそうです。年間予算総額97兆円から、唯一防衛費だけが増額し、5兆円を越えています。オスプレイは購入費と維持整備費用で一機当たり200億円だとか。米国では国防予算を減額し、その肩代わりを同盟国に担わそうとしています。潤うのは日米の軍需産業、俗に言う死の商人です。安倍首相は海外にも民需産業を武器に転用させ、売りこもうとしています。「作らず、売らず、持ち込まず」と守ってきた武器輸出三原則は安倍内閣で反故になってしまいました。

カメラ片手に オスプレイは事故多発軍用機

2016-12-17 11:27:08 | 日記
 ▼普天間基地のオスプレイが空中給油の訓練中に給油機から伸びた給油管を切断してしまい、コントロールを失い、沖縄北部の海に墜落しました。米海兵隊の高官は「人が住む集落を避けて、海上に不時着させたパイロットは英雄だ。(日本人は)彼に感謝すべきだ」と受け取れるとんでもない発言をしました。不時着したという機体の破損状況から見て、不時着水とは思えない大きな衝撃があったと見られます。すさまじい衝撃で機体が真っ二つに大破し、プロペラはエンジン部をむき出し吹き飛んでいました。操縦不能となり、海に墜落したと推察できます。不時着なら、機体が破壊されたりしないでしょう。飛行不能になり墜落したというのが真実でしょう。パイロットを英雄に仕立てて感謝しろという傲慢さに沖縄県民は怒りを強めるばかりです。事故の大きさの程度をA・B・Cの三段階に分けると、間違いなくAランクになるでしょう。米軍機の起こした事故の統計表から見ますと、オスプレイがダントツのトップです。事故が多い軍用航空機がオスプレイだと統計が示しています。原因が明らかにされないで、来週中に飛行を再開するというが、日本政府はOKするんでしょうか?


給油中のオスプレイ
機首からつきだした給油管(左)で空中給油を受ける


海底に墜落したオスプレイ給油管が伸びたまま


エンジン部は中まで見える大破ぶり


昨年、横田基地で公開されたオスプレイ


機首に給油管が格納されている。※丸く突き出してる




 ▼日本では、ロシアのプーチン大統領の訪日で、北方領土の返還に少しでも進展が見られる事を願っていましたが、結論は、約80社近い日本企業がロシアの開発事業に参画するという事でした。北方四島の返還は主たる議題になった気配もありません。71年もロシアが占領しているのですから、早く返せと強行に言うべきでしょう。日本企業の経済進出なんか、日本国民にとって、さほど重要な事ではありません。安倍首相の言葉、「温泉につかってもらい、疲れを癒やし、夜のしじまに・・・」とは、なんて呑気なことを言ってるんだと歯ぎしりしそうでした。米国、中国、ロシアのような大国に翻弄されっぱなしの日本外交はだらしなく、情けなくなります。プーチン大統領は期待した通りの成果を上げて、ニンマリほくそ笑んでいるでしょう。解決の糸口がないのに、この会談は、新たなスタートであったと言う日本政府のコメントには、呆れて絶句しています。弱腰外交の日本は大国から舐められっぱなしです。


 ▼ところで、長期化していたシリアの内戦に終止符が打たれそうな状況にあるようです。それで平和が訪れるかどうかは未知数です。日本のマスコミは国内のちまちました出来事を朝から晩まで流しっぱなし。シリアで何が起きているのか、あまり取り上げようとしませんでした。私は、ネット情報から深刻な状況に置かれている市民達の姿を見つめていました。たとえば、「シリア、アレッポ、画像」で検索すると、目を疑いたくなる画像がずらずらと出てきます。古くから華やかな街だったアレッポが、人が住めない廃墟になってしまいました。家と呼べる建物は皆無です。ビルの窓はことごとく爆撃で破壊されています。昔の写真と現在の写真を並べて見せてるのもあります。愚かな政治家が、権力を独占して暴君じみた圧政を強めると、最後は国を滅ぼしてしまう教訓を如実に示しています。









































 ▼昨日の日経新聞に英国のフィナンシャルタイムズ(12月15日付)の記事が載っていました。シリアの最新情報ではないでしょうか。


Financial Times

 シリア北部のアレッポが制圧され、長きに及ぶシリア内戦が転機を迎えている。これで、シリアのアサド大統領と同氏を支援するロシアとイランが圧倒的有利に立った。これは、シリアにおける欧州と米国の野望が現実の通りにありのまま認識されるべき時でもある。つまり、混乱した思考を具現化した事例だ。



 米国は欧州各国の政府とともに、シリア内戦の初期段階で自らがまいた種を刈り取っている。当時から効果的な介入に必要だった意志も手段も持っていなかった。米国と英国はアサド氏の退陣を交渉の中心に据えていたが、その脅しを実現するだけの十分な威力を持ってアサド氏に対抗する同盟軍を支援できなかった。

 オバマ大統領は、越えてはならない一線として化学兵器の使用を挙げたが、それを制することはできなかった。オバマ氏は、アレッポが破壊されるずっと前に、残虐行為から市民を守るという関係諸国の正当性は空約束だという合図を送ってしまっていた。

 ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は13日、欧州の玄関先で展開される「胸の張り裂けるような」人道的危機を前に行動を起こすと誓ったが、両氏は自らの力不足を浮き彫りにしたにすぎなかった。非道なアサド政権を救うべく昨年ロシアが軍事介入に乗り出しても、欧米諸国は傍観を続け、その後の事態に対する影響力を譲り渡してしまった。何万という市民を避難させると約束した14日の停戦合意においても、米国や欧州のいかなる国も交渉で役割を果たしていない。停戦の手続きが始まってもいないなかでシリア政府軍の空爆が再開されても、欧米諸国は嘆くばかりで、できることはあまりなかった。

 だが、これはアサド氏が宣言するような勝利、もしくは内戦終結の始まりとは言えない。アサド政権軍はアレッポにおける反政府勢力の最後の残り火を消し、シリア最大の4都市全てに対する支配を固めたと考えるかもしれない。しかし、アサド政権側が考える勝利は、戦争犯罪の上に築き上げられた、犠牲が多すぎて勝ちに値しない勝利だ。地上から反政府勢力を追い払えず、ロシアとシリア側の戦闘機が無数の爆弾を投下し、武装した戦闘員ばかりか、身動きがとれなくなっていた自国の市民をも死滅させた。ローマ帝国の歴史家タキトゥスは言った。「町を破壊し人けを絶やし、彼らはそれを平和と呼ぶ」

■再建の見通し、さらに難しく

 平和の訪れが最も考えづらい結果だ。反政府勢力が都市部で最後の要衝を追われる一方、戦闘員はいまだ10万人を超え、シリアの地方一帯を支配している。シリアのクルド人部隊も自らの地域で踏ん張っている。反政府勢力の中核であるスンニ派兵士に残されたのは、孤立と、より統制のとれたイスラム過激派によって急進化されやすい弱さだ。実際、過激派組織「イスラム国」(IS)はアレッポへの攻撃に乗じて古代都市パルミラを再び奪還した。これは、分裂した親政府勢力がロシアの支援を受けて一度は奪還したものの、その支配地域を維持することがいかに難しいかを明示している。不満を抱くスンニ派兵士の怒りにきちんと対処する施策がなければ、彼らは戦闘要員としてISにひきつけられるだろう。

 一方で、アサド政権はこれまで以上にロシアとイランからの支援を頼りにしている。アレッポ東部が破壊されたあと、存立しうる国を再建する見通しは、むしろ一段と難しそうに見える。

 トランプ次期大統領はこの混乱に対して自らの威信を印象づけたり、これまで示してきた自身の矛盾する立場との調整を図ることに苦心するだろう。同氏は対ロシア関係の再構築を望んでおり、ロシアはシリアに軍備を投じることで、再び中東で強い立場を取り戻す道を突き進んだ。しかし、シリア内戦におけるロシアの重要な同盟国で、アレッポ制圧で最も恩恵を受けた国、イランはトランプ氏の攻撃対象リストに載っている。米国は明確なシリア政策を組み立てる前に、この難問を解きほどかなくてはならない。

2016年12月15日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)


※昨日、午前のTVニュースでアレッポから撤退する反政府側の兵士と家族を乗せ撤退する数十台のバスの画像を流していました。ある市民の「彼らとの電話通信がプツンと途絶えてしまい、どうなったのか不安でならない」と伝えていました。撤退する反政府側の人たちの運命がとても気になります。ロシア空軍の非人道的な無差別爆撃がアレッポの街をを破壊し尽くしています。無抵抗の市民達の命が奪われたことが想像できます。

日本にシリア難民がおよそ600名いるそうですが、難民と認定されてるのはたったの6人。受け入れてくれる国へ行くお金も生活費もなく途方に暮れている人たちがほとんどです。日本政府の援助が問われています。




 ▼来週の今日はクリスマスイヴです。シリアはイスラム教の国ですが、宗教は違っても、市民達は安らげる屋根の下、平和で落ち着いた新年を迎えたいと願っているでしょう。アレッポで命を奪われた人たちのために、祈りを込めて、パリのエッフェル塔の照明が消されたそうです。