まず「Stax対策」に入る前にイタリアで100人が近く参加した大会で「Stacker Mono Brown」と呼ばれるデッキが2つもTOP8の中に入っていたので前回の日記に加えておきました。
マナ源に「金属細工師/Metalworker」を加えて完全に色を排除した形をとっています。
「Stacker」とありますが「Stax」タイプと「Stacker」タイプの両方が存在します。
ドローカードもGoblin Welderも無いため、どうなのかな?という気がするのですが、実際成果を挙げているのでちょっと注意しておきましょう。
さて前回「Stax系」に対する対策なんぞとえらそうなことをほざきましたが、実際あまり出来ていないのが現状です。
まず考えつくのが全てのデッキのキーカードである「Goblin Welder」。
これを何とかすればいいのではないか?
答えは「NO!」でした。
「Goblin Welder」そのものを殺す? それとも墓地破壊?
「Smother」「Diavolic Edict」「Blue Elemental Blast」「Cofin Purge」「Tomod's Crypt」
色々カードはあるでしょうが・・・
まずは「Stax」「Trinistax」
例え、「Goblin Welder」が場に存在しなくてもプレイング次第で「Staxロック」は機能します。
もちろん完全なロックではありませんが、ほとんど身動き出来なくさせられます。
「Goblin Welder」は最後の締めだと思ってください。
特に最近は「Crucible of Worlds」が入っているため「Strip Mine」「Wasteland」との組み合わせが最悪です。(T。T)
同じように墓地破壊も「Goblin Welder」がいなくても『場の制圧を最優先させる』Stax系には『効くのはこちらが動けなくなってから』になってしまうでしょう。
そして一番問題なのが相手のサイドボード。
こちらが対策カードを入れるのは第二戦以降、つまり相手のデッキには「Blood Moon」が入ってるのです。
対策カードを打てるころには「Goblin Welder」が大暴れ。
「Damping Matrix」や「Tomod's Crypt」の場合も多いにあります。
つまり、相手のサイドボードインが何なのか、絞りにくいのもやっかいなことの一つなのです。
今のところ「Blood Moon」「Goblin Welder」両方に睨みを利かせられる「Blue Elemental Blast」か、場全体に対応できる「Energy Flux」でしょうか。
プレイングが少し難しいですが、「Blood Moon」が二戦目から必ず入っているという前提のプレイングをすることでけっこう有利に進められるはずです。
という訳で「Blue Elemental Blast」「Energy Flux」にする場合、「Island」は必ず一枚入れておく、と。
ただ、サイドインしない場合とあまり勝率が変わらないという結果が出ました。
ビーチフラッグと同じですよ、相手より速く旗を取ったほうが勝ち!
回り道せず、相手より『速く!』が一番の勝ち手段のようです。
次に「Stacker」タイプ
「Stax」以上に「Goblin Welder」が無くても困らないデッキです。
しかも
以下はWorldChampionshipでの「Stacker」「Tools'n Tubbies」のサイドボードですがドラゴンに効くカードは山ほどあります。しかも様々な種類を用意してます。
Sideboard(その1)
1 Tormod's Crypt ←Naturalize
4 Chalice of the Void
1 Trinisphere
3 Red Elemental Blast
3 Rack and Ruin
3 Hydroblast ←Xantid Swarm、Duress
Sideboard(その2)
3 Chalice of the Void
3 Crucible of Worlds
3 Red Elemental Blast
3 Rack and Ruin
3 Coffin Purge ←Xantid Swarm、Coffin Purge、プレイング?
Sideboard(その3)
3 Tormod's Crypt ←Naturalize
2 Artifact Mutation
2 Naturalize ←Xantid Swarm
1 Viashino Heretic
1 Genesis
1 Platinum Angel ←Naturalize
1 Duplicant
2 Blood Moon ←Naturalize、Blue Elemental Blast
2 Chalice of the Void
しかしデッキそのものを壊すカードでいえば「Energy Flux」が一番でした。
ただ、こちらもやはり『相手が何かをする前に勝つ!』ことが一番の対策の様な気がします。
そして最後に「Slavery」タイプ
「Control Slavery」「Workshop Slavery」の2種類がありますが、まずは両方のサイドボードを見てみましょう。
「Control Slavery」
Sideboard
3 Old Man of the Sea
3 Blue Elemental Blast
3 Flametongue Kavu
2 Mogg Salvage
2 Red Elemental Blast
2 Duress
「Workshop Slavery」
Sideboard
3 Tormod's Crypt
2 Rack and Ruin
1 Duplicant
3 Red Elemental Blast
3 Blue Elemental Blast
1 Triskelion
2 Overload
「Control Slavery」の方は「Blue Elemental Blast*3」が確実ですし、「Stifle」を入れてくるデッキも有ります。
「Blood Moon」を入れてるデッキもありましたが、自分の首も絞めているのでほっといていいでしょう。
「ManaDrain」、「Force of Will」の存在からも「Xantid Swarm」投入は間違いの無いところです。
しかし「Workshop Slavery」はどうでしょう?
3 Tormod's Crypt
3 Blue Elemental Blast
どっちやねん!!!
しょうがない、土地配分から推理してみましょう。
1 Ancient Tomb
1 Library of Alexandria
4 Mishra's Workshop
4 Shivan Reef
1 Tolarian Academy
4 Volcanic Island
・・・う~ん。
どっちも入りますね。
というわけでこちらも「Xantid Swarm」採用。
理由
「Tormod's Crypt」を置かれても「Squee」をクルクル回せば相手はまず起動してくれます。
こちらのコンボ発動に対応して起動しても、建て直しは十分できます。
もちろんプレイングは重要です。
注:「Ambassador Laquatus」を決して墓地に落としてはいけません。
Blue Elemental Blastを打たれた場合、カウンター出来なければ、パーマネントが吹っ飛んでしまい、建て直しにとても苦労します。
こちらの被害を考えた場合、「Blue Elemental Blast」を打たれたときの方が被害がでかいから。
「Stax」「Stacker」系は「Blue Elemental Blast」と「Energy Flux」
「Slavery」系は「Xantid Swarm」
となるのですが、9枚も「Stax一族」に費やしてられません。
サイドボードにはTPS対策にクリーチャー対策、まだ身内だけしか使ってませんが「Gaea's Blessing」対策と入れるカードは山ほどあります。
しかも「Naturalize」を外すことが出来ません。
「Naturalize」をサイドボードに入れている一番の理由
それははうちの師匠がサイドから入れる「ピーーーー」
↑
口にするのも嫌!!!
このどす黒いカードのせいなのです!!!
ええ、もうハッキリ言ってトラウマですよ。
結論
Stax、Stacker系にはスピードを殺さない、あまり無理しない程度にお好みで。
Slavery系には「Xantid Swarm」必須。
と、イチイチ書かなくてもいいような結果になりましたね。(..;)