~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

*『Ballerina マリインスキー・バレエのミューズたち』* ※ネタバレ有

2009-06-25 00:20:59 | 映画【フランス】


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メタモルフォーゼ

バレエ文化が根強いロシア。
10歳~17歳の女子が通うバレエ学校。
まだバストが発達していない女の子とはいえ、パ○ツ一枚だけの姿で入学試験する。
 小さい頭・長い首・長い腕・長い足
がバレリーナの理想の体型だが、
10歳の段階で将来どういう体型に成長するか見極めるのは難しい・・・。
だけど、バレリーナの引退時期は40歳なので現役で活躍できる期間は長くはないから
この時期からレッスンを始めなければ時間が足りないのでしょうね。

8年間の学校生活を経て卒業公演がバレエ団の入団試験でもあるので、
最終学年である8年生は1年間卒業公演へ向けてのレッスン。
バレエ団に入団出来たとしてもプリマドンナになれるのは
ほんの一握りの才能に恵まれたバレリーナ。
(日本で例えるならば、音楽学校を経て入団しトップスター
  というポジションがある宝塚歌劇のような感じなのかな?)

入学試験の子供達の場面からいきなり最終学年の少女の場面になったので少し戸惑ったな・・・。
新入生と最終学年の間の子供から少女へと成長していく時期の
中学年の人達の気持ちも聞いてみたかったな。

入団してもケガをして夢を断たれてしまう事もある・・・
日々レッスンに励み、ケガなくステージに立ち続けられるのは奇跡なのでしょうね。


 ケガにより二年休養し結婚後復帰したプリマ
 セドリック・クラピッシュ督のフランス映画に女優として出演した若手バレリーナ
 足が高く上がるエキゾチックな美貌のバレリーナ
など皆それぞれ個性豊かですが
細身でありながらもボディビルダー並みの筋肉質な腕と背中は共通しています。

舞台上では一見、妖精のような彼女達ですが、
バレエは耽美なショーというよりも華麗なスポーツなのだと実感できた作品でした。



P.S.
ロシアバレエのドキュメンタリー映画なのにフランス映画なのね。


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