家族
ゲイの小説家ロレンツが倒れた母を見舞いにスイスの片田舎へ帰省した事から始まる
介護問題を浮き彫りにした作品。
母はアル中、父はゲイ。
父がゲイだったコトで母は不倫に走り、父は鬱に・・・。
(で、合っているかしら?)
子供達とも亀裂があった感じ。
単に介護の問題だけではなくて、家庭環境が複雑・・・。
主人公である中年息子もゲイだし。。。
それらを回想場面ではなく、全て台詞で語っているから説明的すぎて
映画というよりもドラマっぽかったな。。。
重い題材で静かなテンポだけど、シニカルな台詞を交えながら描いている。
母はお酒を断つ事が出来ず、下の管理も自分で出来なくなっているから、
老人ホーム行きという選択肢は仕方ないんだけど、
認知症ではなく意識はハッキリしていて口は達者な母なだけに却ってやりにくかったりするよね。
老人ホームへ連れて行かれる日に「買い物に行くの?」と母が言う姿がせつなかったです。