~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『ヴィオレータ、天国へ』『マリアの選択』

2012-10-27 18:00:15 | 映画【スペイン・ラテンアメリカ・カナダ】


『ヴィオレータ、天国へ』


  『ヴィオレータ、天国へ』:ラテンビート映画祭公式サイト

チリの貧しい村で生まれ、幼いころから道端や酒場で歌を歌って小銭を稼ぐ日々を送りながら
大人になり歌手として知られるようになっていったヴィオレータの生涯を描く。

女性歌手の人生を愛と歌の世界がさすらうようなロードムービー風に仕上げているんだけど、
大人になってからもスッピンで髪がボサボサだったりして
小奇麗な身なりとは言い難く、どちらかと言えばふてぶてしくて
怨恨歌?を叫んでいるだけで暗いし・・・。
結局、何が言いたかったんだかサッパリつかめず、ノレませんでした・・・。


『マリアの選択』


  『マリアの選択』:ラテンビート映画祭公式サイト

3人の子供の世話と80歳の父親の介護に追われ疲れがピークに達しているマリアを
老人介護や公的保障など今の日本にも通じる社会テーマで描く。

庶民の視点からこの国の介護福祉の実情を浮き彫りにしていて、
役所の事務的な対応などは日本も同じだよなと思えたの。
なので、後半のマリアの行動も心身共に追いつめられたゆえだろうから
一概に責める気にはならなかったんだけど、
社会派なのに主題は何だったのかがつかめず消化不良でした・・・。


【第9回 ラテンビート映画祭】


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