~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

◆『恋と愛の測り方』◆ ※ネタバレ有

2012-05-26 02:11:18 | 映画【アメリカ】


  『恋と愛の測り方』:公式サイト

先着順

大切な妻:ジョアンナ〔キーラ・ナイトレイ〕がいても
他の女性に惹かれてしまう夫:マイケル〔サム・ワーシントン〕の“一瞬の心の隙”。
夫の浮気?に勘づいた時に昔の彼氏と再会して揺れ動いてしまうジョアンナの気持ち。
誰もが陥ってしまう普遍的な恋愛を描く。

邦題や日本版ポスターはラブコメぽい宣伝だったけど、

薄暗めでドライな質感の映像での会話劇で終始シリアスな演出でしたね。
時代モノのコスプレ映画が多い?キーラ、アクション大作が多いサムは
現代の恋愛モノは珍しいので意外性のある配役も新鮮でした。

キーラはタンクトップの下はノーブラ?パットは入れていなかったのかしら? バストトップの形がね。。。
服はラフなのに眠る時でもメイク落とさないのね。。。
彼女の濃ゆいメイクを見ていて、『フェリックスとローラ - goo 映画』のシャルロット・ゲンズブールを思い出したよ。

サムはスーツ姿でも際立つ肩幅の広さと太い首。
それでいて、ラストで見せるウルっとした瞳はウブ。
結果的には浮気者な嫌な奴のはずなのに、浅はかな男には見えず、
やむを得ずそういう一夜になってしまったような感じすらしてしまう・・・。
役になりきれているかどうかは微妙だけど、 純な雰囲気を与える事が出来るのは彼の持ち味なのかしら?
これからも彼の恋愛映画を観てみたいです。

恋愛には先着順もあるのかもしれないけど、 結局はどちらかがもう一人を越えているかどうかだけのような気もする。
それは大きな差ではなくて、ほんのささいな事が決め手になったりもする。
マイケルは相手と関係を結んでしまったが、ジョアンナはマイケルを信じ瀬戸際で踏みとどまった。
ジョアンナのほうがロマンチストでマイケルは本能的。
ジョアンナのほうの愛が強すぎて それがマイケルにとって重荷になっていたのもあるのかな?

快活さはなく、よどんだタッチなので、ハリウッド映画というよりもフランス映画ぽい作風のような気もしました。
会話から男女の恋愛深層心理を浮き彫りにしている、まるで戯曲のような作品でした。


2 コメント

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恋、愛 (rose_chocolat)
2012-05-26 08:44:56
という漢字がタイトルに入るとラブコメかと思うよね。 そういう邦題の付け方はもうそろそろやめていただきたい。
てっきりラブコメかと思ってたけど、上質の作品でした。
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邦題。 (BC)
2012-05-26 21:49:33
rose_chocolatさん、こんばんは。

ホント、ポスターにしてもそうだけど、ラブコメぽい邦題だよね。
男女の心の機微を映しだす恋愛映画だとわかっていたら、
もっと早く観に行ったのにと思ってしまいました。
危うく観逃すところだったけど、観て良かったです。
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