『The Future/ザ・フューチャー』:公式サイト
スタート
『君とボクの虹色の世界 - goo 映画』で第58回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞した
ミランダ・ジュライが監督・脚本・主演を務めた作品。
1匹の猫との出会いを機に人生を見つめ直し、
新たな一歩を踏み出していくカップルを繊細なタッチで描く。
韓国映画『秘密のオブジェクト』同様、
人間以外の存在がカップルを見つめる一風変わった切り口の恋愛映画。
*『秘密のオブジェクト』* ※ネタバレ有
国は違えど、最近の女性監督の映画はこういうパターンが主流なのかしら?
『秘密のオブジェクト』は歳の差恋愛を描いていて
コピー機やデジタルカメラが2人を見つめている。
『The Future/ザ・フューチャー』は同じ歳の恋愛を描いていて
片足に怪我して包帯姿の猫が2人を見つめています。
ただ、猫の顔は映らなくて、搾り出すような声で言葉少なげに語る。
しかも、その猫は意味深な言葉を残して亡くなってしまう・・・。
その言葉が死生観と恋愛の行く末を哲学的に隠喩しているような気もしたんだけど、
私にはサッパリ理解出来ず・・・。
主人公2人がガリガリすぎて健康的ではなくて、
若く見えるわけでもなく、老けて見えるわけでもないんだけど、
35歳という設定にリアリティがないのも何かを示しているのかしら?
不思議な空気感が漂う作品でした。