~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『ククーシュカ ラップランドの妖精』 ※ネタバレ有

2006-06-29 02:49:35 | 映画【ロシア】

 

1944年9月、第二次世界大戦末期にフィンランドの最北にあるラップランドで、
ロシア軍とドイツ軍、自国の領土回復の為にドイツに同盟していた
フィンランド軍が戦っている。
戦友に置き去りにされたフィンランドの狙撃兵のヴェイッコ〔ヴィッレ・ハーパサロ〕。
味方の軍の誤爆で重傷を負ったロシア軍の大尉イワン〔ヴィクトル・ブィチコフ〕。 
その2人の兵士を助けた女性はラップランドに暮らすサーミ人の
アンニ〔アンニ=クリスティーナ・ユーソ〕だった・・・・・

 フィンランド語、ロシア語、サーミ語。言語が全く通じない3人なのに、
普通にそれぞれが自国の言葉を話していて、
当初は全く噛み合わない3人の会話が面白可笑しくて、
「クスッ」と笑ってしまった場面も何度か有りました。(^o^)
次第に誤解も解け、会話が噛み合わないなりにもお互いの事をフィーリング?
で理解出来るようになり、“絆”が芽生える。
映像が全体的に暗かったのが残念だったけど、
物語的にはユーモラスさ、ファンタジー性、平和へのメッセージ性を融合し、
“永遠の寓話?”仕立てにした完成度の高い作品でした。(*^-^*

↓以下核心部分のネタバレ感想 (ネタバレOKな方はマウス左クリックで反転させて下さいませ。m(_ _)m )

ククーシュカ(カッコー)はアンニの事だったのですね。(@o@)
2人の兵士の戦いに疲れた心を癒して救い、
祖国に帰る2人の兵士の“巣立ち”を見送り、大切な永遠の想い出を育む、
彼女はまさしく“ラップランドの妖精”なのかも?
邦題のサブタイトルには納得です。(^-^)

↑核心部分のネタバレ感想はここまで。


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