~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『シスタースマイル ドミニクの歌』... ※ネタバレ有

2010-08-22 20:47:07 | 映画【フランス】

  『シスタースマイル ドミニクの歌』:公式サイト

本能の声

1960年代に世界中で大ヒットした『ドミニク』を歌った実在の女性の物語。

ジャニーヌは自己表現したいのならばどうしてシスターになったんだろう?
生きる意味を探す為とか言っていたけど、
それならばシスターという回り道をしなくても最初から歌手を目指しとけば良いのに。。。
曲が売れたら天狗になり、シスターを辞め、同性の恋人と一緒に住んだり・・・。
シスターだったからこそ物珍しさで商品価値があったのは当たり前なはずなのに
レコード会社の人からその現実を突きつけられると
挙句の果ては愛されたいと暴れ・・・。
ジャニーヌは周囲の人を心から愛していないし信じていないのに、
自分は売れても孤独だから周囲に愛される事を望むなんてわがままにも程があるわ。。。

実際のジャニーヌはどういう人なのかは知らないけど、
この映画のジャニーヌに限って言えば
何の信念もなく、繊細さもなく、女としての可愛げがなくて、
自分勝手なだけで全く共感出来なかったです・・・。
この映画のジャニーヌから察するならば
一発屋で終わって当然という気すらしましたよ。。。

ジャニーヌを魅力的に描けないのならば別に映画化しなくても
曲だけ聞いているほうが元気をもらえるし、楽しいのにと思ってしまいました。。。

2 コメント

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Unknown (KLY)
2010-08-23 00:09:40
私はそんなジャニーヌがいかにも今の若い世代の人たちに共通するように見えました。共感は出来ないですけど、「ああ、そんな連中多いよなぁ」みたいな。
はっきり言って彼女って傲慢じゃないです?でもこれってフランス人的な、というか欧米人的な視点から言えば、ある程度は当然の自己主張なんでしょうか。自分には才能があるんだ!みたいなことを外に向かってアピールするって意味で。なんか日本人的には今一つ相容れない感覚なのかななんて思ったんですよ。
日本人は基本的に「実るほど頭をたれる稲穂かな」ですからね。^^;
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ジャニーヌ。 (BC)
2010-08-24 05:48:29
KLYさん、おはようです。

今の若い人の中にもジャニーヌのように浮ついている人もいるのかもしれないけど、
ジャニーヌはなりゆきまかせで
困難に直面すると現実逃避をしているだけだったので全く共感出来なかったです・・。

>自分には才能があるんだ!みたいなことを外に向かってアピールするって意味で。なんか日本人的には今一つ相容れない感覚なのかななんて思ったんですよ。

そうですよね。
日本人は謙虚さを美徳としているのでその辺の違いはあるでしょうね。
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