△『恋愛だけじゃダメかしら？』▼ ※ネタバレ有

　　『恋愛だけじゃダメかしら？』：公式サイト

輝き

全世界で3500万部を売り上げ“アメリカ全妊婦のバイブル“と称された
ハイディ・マーコフによる妊娠・出産の実用書をベースに映画化。
親になっていく事に戸惑いながらも前へ進んでいこうとする男女を描く。

『SEX AND THE CITY』以降、年代が近い3～5人のオンナの本音を描く作品が増えてきているけど、
このテの作品って、女優達を目立たせる為か男優陣は華のない人ばかりなのよね。。。
まっ、旬のイケメン俳優は女優の引き立て役をしなければならない恋愛モノよりも
自分のカッコ良さを前面に出せる大作アクション映画に出たがるのかもしれないけどな。。。

私は妊娠・出産経験がないから詳しくわからないけど、一口に妊娠・出産といっても、
妊娠発覚して間なしに流産してしまったロージー〔アナ・ケンドリック〕もいれば、
いきんだら産めたジュールズ〔キャメロン・ディアス〕もいるし、双子を出産する人もいる。
大量出血を伴い命がけで産むウェンディ〔エリザベス・バンクス〕、
子供に恵まれず養子をとるホリー〔ジェニファー・ロペス〕もいる。
大なり小なり困難があり経緯は様々でそれぞれのカップルにドラマがある。

要は“何に幸せを感じるか？”。
その人とパートナーがどう受け止めてどう感じ取るか次第で
その“幸せ”にお互いが満たされれば良いのかも？
なので、他人の幸せを茶化すような軽率な人は仲間に入れないという事・・・。

“出産”がテーマの作品だったけど、その本音や出産までのドタバタを描いたというよりかは
“妊娠”という出来事を通じてカップルの関係を見つめなおしていく心の成長物語という印象。
根っからの悪人は登場しないので爽やかな余韻が残った作品でした。