ヘアピン
我孫子武丸原作のコミック『監禁探偵』を実写映画化したミステリー。
女性モデルが刺殺されたマンションの一室で謎の女アカネと遭遇した亮太は、
自分を犯人だと疑うアカネを自室に監禁。
2人は互いの素性を明かさないまま真犯人の特定していく夜中から明け方の数時間を描く。
アカネ役の夏菜は滑舌良いけど、なんか口調が軽い。
亮太役の三浦貴大は滑舌イマイチで朴訥としていて、
時間に追い詰められている緊張感はまるでなかったな・・・。
三浦貴大のほうが映画出演作は多いけど、
彼はシリアスな作品で寡黙な役が多かったからか、
掛け合いは夏菜がリードしていた感じ。
なので、あまり息は合っていなかったような?
こういう台詞が多い役はバラエティにも出ている
アイドル系の俳優の方が絶妙な間をとれたような気もする。
三浦貴大の目は野性的で良いね。
夏菜も現代っ子ぽい小悪魔さが光っていたし。
伏線もキチンと張っていたし、謎解きや真相はそれなりに凝っていた。
狂った人の理不尽な動機というのもこの世の中、
妙にリアリティあるような気もして怖かったし・・・。
でも、クリアな映像質感や
アカネの胸元が開いたタンクトップ姿・シャワー場面のサービスカット?はVシネぽくてね。。。
それらがチープに感じてしまった作品でした・・・。