その名にちなんで - goo 映画
“ゴーゴリー”
若い頃、列車事故で生還したアショケ〔イルファン・カーン〕。
なのに30年後亡くなる時は心臓発作で急死。
人間の寿命って“奇跡”と“儚さ”の紙一重なのかしら?
日本とは違って、正式な名前が決まるまでは愛称で呼ぶのがアメリカの慣習なの?
子供自身の意志で名前を改める事が出来るがゆえに、
息子が年齢によって変わりゆく“ゴーゴリー”という名への意識・・・。
父親:アショケが息子を“ゴーゴリー”と名付けた想いを感じとって、
息子は初めて大人になれたのかな?
「夫を徐々に知り、愛したのだから・・・」
インドから嫁いだアシマ〔タブー〕。
普通はお互いを知り、ある程度理解してから結婚するんだろうけど、
このアショケとアシマは形式的?なお見合結婚なので、
お互いの事を詳しく知らなかった状態から、お互いの人柄も含め、
お互いの文化(生活習慣)の違いを享受していかなければならなかった。
しかもアシマは若くして結婚し、当初は家事も上手に出来なかった。
だけど、年齢に応じ老けていった夫:アショケとは対照的に
妻:アシマは加齢をそれ程感じさせずキレイでいられた。
夫に愛され、夫を愛する事が出来た。
子供達を育て、子供達は成長し自立した。
家庭に潤いがあって、アシマの心は満たされていたのかもしれない。
この作品は視点が
アショケ視点⇒アシマ視点⇒ゴーゴリー視点⇒アシマ視点
と移っていったような気がするけど、ラストはアシマ視点に回帰している。
結局はアシマの心の成長(自立)物語が軸なのかな?
という印象でした。