『ベラミ 愛を弄ぶ男』
自尊心
文豪モーパッサンの名作の映画化。
貧しく学もないが完璧な美貌を持つ青年ベラミ〔ロバート・パティンソン〕。
ルックスで権力を持つ女性達を翻弄し、トップに上り詰める姿を描く。
端的に言えば、ロブ様ありきのアイドル映画。。。
タキシード姿なのでファンの方にはたまらないでしょうね。。。
だけど、肝心の演技がね・・・。
野心家の青年役なのに目がギラついていないし、セクシーじゃないし・・・。
眉間寄せているだけじゃ、まるでレ〇様。。。
クリスティン・スコット・トーマス、ユマ・サーマン、クリスティーナ・リッチ。
各世代を代表する個性派女優3人は存在感あって良かったんだけどね。
文芸モノのわりには台詞が説明的なだけで内面描写が弱く、物足りなかった作品でした。
『コズモポリス』
マウス
カルト的な支持を得ている鬼才デイヴィッド・クローネンバーグがドン・デリーロの同名小説を映画化。
高級リムジンをビジネスの拠点にし、マンハッタンを乗り回す
億万長者である青年エリック〔ロバート・パティンソン〕が、24時間で破滅へと向かう姿を描く。
サマンサ・モートンがかなりふくよかになっていてビックリした。
(中年太りなのかしら?それとも役作り?)
一瞬、彼女だと気づかなかったよ。。。
華奢なのが彼女の魅力だったんだけどな~。
ロブ様はこの作品のほうが演技は良かったね。
ラストはヘンテコな髪型で目は取り憑かれたようになっていたし。
演技は発展途上な感じですね。
ネズミを通貨にする街には絶対に住みたくないわ。。。
パソコンもマウスを使うのでIT社会へのアイロニーなのかしらね?
愚痴っぽい台詞だけど、哲学的な隠喩が込められていた作品でした。
P.S.
大阪では“ロブ様”こと、
イギリスの若手俳優ロバート・パティンソン主演作2本の公開を記念して【春のロブ様まつり】開催中~。
そのキャンペーンの賞品目当てで2本観ちゃいました。^^
『コズモポリス』×『ベラミ 愛を弄ぶ男』【春のロブ様まつり】のお知らせ:テアトル梅田公式サイト
同じ俳優の主演作2本が大阪のミニシアターでは同日公開とはいえ、
系列の映画館ではないのに、コラボするのは珍しいですよね。