「女の毒は涙で流すのよ」
↓素朴な疑問です。
◆ 公介〔塩谷瞬〕は実家の両親がお金に困る状況になったとはいえ、
拉致目撃現場を収録したCDをあっさりTV局に渡して
公表しようとするものなのかしら?
(公介はあれだけ貯金しているならば貯金のお金だけで
なんとか工面出来そうだけど。。。)
◆ 伍郎〔藤原竜也〕と佳子〔水川あさみ〕は
海辺であれだけ撃たれているのにどうして生き残れるのかしら?
◆ ラスト、どうやって伍郎は国会議事堂に入る事が出来たんだろう?
それとやはり、廃工場暮らしや
『西部警察』を連想させるカーチェイスは古臭さを感じてしまいます。。。
現代に変えなくても70年代の設定のほうがしっくりきたような気もする。
ただ、公介をうつ病という設定にしたのは今の世相が反映されているかな?
って観ている時は思ったんだけど、
観終わった後にパンフレットに載っていた脚本家のインタビュー読んだら、
当時、若くして裏社会に入り更生しようとすると
健康や将来を不安視してうつ状態になる人が多かったそうです。
藤原竜也は童顔なので口ヒゲをうっすら生やしてもポパイにしか見えない。。。
どうせならあごヒゲも生やしてもっとむさ苦しく変貌してほしかったかも?
でも、乱暴な仕草やキレのあるアクションは
本当に御本人が全てやっていたのならば頑張っていたと感心しました。
水川あさみは藤原竜也演じる伍郎に振り回されているのに髪型が整いすぎ。
髪を乱したり無造作に束ねたりしたほうがリアリティあったかも?
だけど、影があってアンニュイ、謎めいているけど話し方はサバサバしている。
彼女のイメージに佳子役は合っていたと思いました。
物語的にありえない展開だらけで感情移入出来なかった作品でした。。。