![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/e1/a7df9adcc35aba9d2594ddf1a4475402.jpg)
『ゴーストライター』:公式サイト
良き友
ロバート・ハリスの同名小説をロマン・ポランスキー監督が映画化。
元イギリス首相のゴーストライターとして雇われた男が、
国家を揺るがす機密に触れてしまう様子を描く。
観る前は首相の自叙伝のゴーストライターをする事になって
真実を追求しながらどこまでどう書けば良いのか苦悩する
繊細な内面が描かれる物語かと思っていたんですけど、
執筆する場面は少なく、ひたすら真実を調べているだけなんですよね。
それなら、主人公を別にゴーストライターにしなくても
書く仕事ではない刑事かTV記者という設定で充分な気もしてしまいましたよ・・・。
ゴーストライター役:ユアン・マクレガーと言えば
『トレインスポッティング - goo 映画』のイメージが強いからか
やはり、年齢を感じてしまったんですけど、
前髪上げている髪型が似合っていたし、年齢相応に渋さも備わってきているようにも感じました。
首相秘書役:キム・キャトラルは『セックス・アンド・ザ・シティ』とは対照的なシリアスな演技でしたね。
首相役:ピアース・ブロスナンの少し含み笑うような表情演技もアクセント効いていたし。
キャストはバランス良かったし、シニカルな台詞もスパイス効いていた。
ゴシック調?の映像も大人のサスペンスティストを強めていて効果的だったんですけど、
クライマックスも呆気なかったですし、細部の詰めが甘く物足りなかったです・・・。
夢のような映画、と言ったらいいのかな。
あっという間に過ぎていくシーンも多かったけど、その時の流れとしては好きでした。
ゴーストライターが執筆する際に真実と虚構の狭間で葛藤する物語を期待していたんだけど、
執筆する苦悩ではなくて、真実追求がメインだったので拍子抜けしちゃったの。。。
>夢のような映画、と言ったらいいのかな。
ある意味、魔法のような映画なのかもしれないけど、
呆気なくて味気なかったです・・・。