~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

*『ロミオとジュリエット』*

2011-01-23 02:23:07 | 舞台・宝塚歌劇


  宝塚歌劇雪組公演『ロミオとジュリエット』:公式サイト

シェイクスピアの名作のミュージカル化。
宝塚歌劇団でミュージカル化されるのは2010年に星組公演に続き二度目。
宝塚大劇場では初公演。

広く知られている物語なので、
どう見せるか(どう演出するか)が決め手になる舞台ですよね。
多分、この舞台の場合、歌に軸を置いたんだと思う。
トップ男役になった音月桂は男役としては小顔で線が細いけれども、
歌声はとても迫力があって上手い。
だけど、劇中約9割以上が歌でキャストは
皆なんらかの歌を力強く歌い上げていた印象なので
その中に埋もれてしまい音月桂の歌声の個性は活かしきれてなかったですね・・・。
もう少し、歌を減らしたほうが音月桂のパワフルな歌声が際立ったような気もしましたよ。

クライマックスの霊廟の場面で青い照明に照らされる
ロミオとジュリエットの場面がとても幻想的でした。
二人が絵の中から現れるのも何気にロマンチックだったし・・・。
悲しい物語であっても重々しい演出にしないのが宝塚歌劇の清々しさなのでしょうね。


P.S.
男役トップスターになっても愛らしい笑顔を保ち続ける音月桂。
10年近く注目してきた音月桂のトップお披露目公演。
一番大きな羽をつけた音月桂の晴れ姿を観る事が出来てとても嬉しいです。(*^-^*


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。