カンヌ国際映画祭:公式サイト(日本語)
ムービープラス ─カンヌ映画祭スペシャル2010 ─
≪各部門受賞結果≫
↓国際批評家連盟賞とエキメリック賞
北野武監督『アウトレイジ』、本選前の国際批評家連盟賞は逃す - シネマトゥデイ
↓ある視点部門
日本勢また惜しくも…中田秀夫監督のイギリス映画賞逃す - シネマトゥデイ
↓コンペティション部門
北野武監督『アウトレイジ』賞逃す!優秀男優賞ハビエル・バルデム「愛する伴侶ペネロペ・クルスに感謝」 - シネマトゥデイ
黄金のドレス姿のクリスティン・スコット・トーマスが開会式に引き続き司会。
§【第63回カンヌ国際映画祭】開会式§
開会式の時よりも司会慣れしたのか表情が明るくて美しかったです。
【カメラドール】のプレゼンターはガエルくんとエマニュエル・ベアール。
ベアールはロングのイメージだったけど髪切ったのね。
【審査員賞】
『叫ぶ男/ア・スクリーミング・マン(原題)』<フランス・ベルギー・チャド共和国>
マハマット=サレー・ハルーン監督
「砂漠しかない国。映画を作らないといけないという使命感を持っていた。」と
マハマット=サレー・ハルーン監督は真摯に語っていました。
【優秀監督賞】
プレゼンテーターは水色のワンピースで登場のキルスティン・ダンスト。
批評家週間でキルスティン・ダンストが監督した短編『Bastard(原題)』が上映されたそうです。
『ツアー(原題)』<フランス>マチュー・アマルリック監督
マチューは17歳の時にカンヌでカメラの編集助手をしていたそうです。
【優秀脚本賞】
『詩(原題)』<韓国>イ・チャンドン監督
昨年は審査員の一員だったイ・チャンドン監督。
今年は脚本賞受賞。
この作品の主演女優と
『シークレット・シャンシャイン』に主演したチョン・ドヨンにも感謝の言葉を述べていましたね。
【優秀女優賞】
ジュリエット・ビノシュ
『サーティファイド・コピー(原題)』<フランス・イタリア>アッバス・キアロスタミ監督
イラン政府に拘束されている審査員ジャファール・パナヒ監督『白い風船』の脚本家でもある
イランのアッバス・キアロスタミ監督作。
イラン政府に不当逮捕されているジャファール・パナヒ監督、カンヌで映像流れる - シネマトゥデイ
ジュリエット・ビノシュは監督への感謝、ファンへの感謝、
自分の父や子供達へ感謝の言葉を述べた後に
ジャファール・パナヒ監督のネームプレートを掲げました。
家庭人として映画人として語るジュリエット・ビノシュ。
同じ女性としてジュリエット・ビノシュの芯の強さに憧れます。
【優秀男優賞】
ハビエル・バルデム
『ビューティフル(原題)』<スペイン・メキシコ>アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
エリオ・ジェルマーノ
『我々の人生(原題)』<イタリア・フランス>ダニエレ・ルケッティ監督
ペネちゃんへラブコールしたバルデムさんは愛嬌あったけど
「イタリアとイタリア国民に捧げます。」と真面目に語った
エリオ・ジェルマーノのほうが好印象だったな。
【グランプリ】
『神々と人間(原題)』<フランス>グザヴィエ・ボーヴォワ監督
スタッフや息子さん、ティム・バートン監督への感謝の気持ちを陽気に語っていましたね。
【パルムドール】(トップ写真)
プレゼンテーターは昨年女優賞受賞し、
今年のクロージング作品に主演しているシャルロット・ゲンズブール。
『前世を思い出せるブンミおじさん/アンクル・ブンミー・フー・キャン・リコール・ヒズ・パスト・ライフ(原題)』
<イギリス・タイ・フランス・ドイツ・スペイン>アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
タイ映画がパルムドールを受賞するのは初。
『トロピカル・マラディ』の監督。
そう言えば、2月の大阪での特集上映で『トロピカル・マラディ』上映されていたな。
観ておけば良かったよ。
P.S.
審査委員長ティム・バートン監督の選考基準は“ファンタジー要素”。
カンヌ国際映画祭、ティム・バートンの審査委員長の選考ポイントは「ファンタジー要素」 - シネマトゥデイ
ティム・バートンらしいね。
映画祭で出演作を見て以来、注目している俳優さんなので、イタリア国外でも実力が評価されてうれしいです。
風子さんはエリオくんとお会いした事があるのですね。
授賞式の彼の真摯な言葉がとても良かったですよ。
昨年、カンヌで男優賞を受賞した
『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツは
受賞を機に脚光を浴びるようになったので
エリオくんの今後にも期待出来そうですね☆