元郵便局員のハーブと元図書館司書のドロシー夫婦が慎ましい生活を送りながら
40年の歳月をかけて買い集めた現代アートの貴重なコレクション。
このご夫婦のドキュメンタリー作品。
パソコンは買わずにキーボードと普通のテレビ画面でネットするのね。。。
ホントに慎ましい生活だわ。。。
まっ、ラストではやっと電気店でiMac?を購入していたみたいだけどね~。
大型トラック5台分のアート作品を集めたのにあくまでもコレクションだからと
生活が苦しくても決して作品を売らなかったご夫婦。
そういうポリシーは素敵なんだけど、
映画としてはありきたりなんですよね・・・。
目を惹く特色がないのよ・・・。
唯一、特色を挙げるならば、
元郵便局員と元図書館司書というアートとは無縁な職業だったご夫婦が
膨大なアート作品を集めていったという事ぐらい。
しかも、有名な芸術家の高級感のあるアート作品というよりかは、
軽やかな素材を組み合わせたような
ある意味、庶民的なアート作品が多かったような気がします。
それでも、アートを扱ったドキュメンタリー映画なのに映画の作りとしては
ナレーション・映像・編集などに独自のこだわりがあるわけでもないし、
映画化するほどのものではなく、
テレビのドキュメンタリー番組で充分だったような気がしてしまいました・・・。
共通の趣味でおじいちゃん、おばあちゃんになっても楽しめるって幸せだなって思いました。
まっ、仲睦ましいご夫婦のドキュメンタリー映画なのでしょうね。
だけど、現代アートのコレクターのご夫婦を映し出すのならば、
もっと、映画の作りにも少しは芸術的なこだわりがほしかったです・・・。