さくらん - goo 映画
赤を基調とした鮮やかな色使いの内装や着物などに魅せられる☆
日暮(きよ葉)〔土屋アンナ〕は父親が誰だかわからない子であっても産みたかった・・・。
日暮は子を授かったことで孤独(寂しさ)が消える事に望みを託す気持ちもあったのかもしれないけど、
子供好きで情が深い女性でもあるのでしょうね。
日暮の心根は意外と古風だなぁと私は感じました。
きよ葉の面倒を見た花魁:粧ひ役の菅野美穂は目の使い方が上手いですね。
きよ葉に反感を持っている花魁:高尾役の木村佳乃は
最近映画でスゴイ役を多く演じているけどちょっと力んでいるかな?
きよ葉を見守り続けた店番:清次役の安藤政信の控えめな演技も好印象。
きよ葉(花魁となってからは日暮と名を改める)役の土屋アンナはサバサバしすぎかな?
もっと艶っぽさ(色気)があれば良かったんだけどな。
蜷川実花監督って、彼女と同世代の女性監督で例えるならば
ソフィア・コッポラ監督みたいな感じなのかな?
映画の作風は違うけど、クリエーターな印象。
各男優の出番は多くはないし、おとなしいキャラクターが多いけどその中でも
勝手な男、寛容な男、誠実な男など、さりげなくタイプ分けされています。
男性ならばいずれかのキャラクターに共感出来る部分があるのではないでしょうか?
一見、女性向きな内容だけど、
男性が観ても充分楽しめる内容に仕上がっていると私は感じました。
P.S.
DVDの特典映像を観ていると20代・30代の若いスタッフが多いですね☆