『最後の忠臣蔵』:公式サイト
16年
池宮彰一郎の同名小説の映画化。
赤穂浪士の吉良邸討入り事件後、密かに生き残った二人の男を描いた作品。
という事らしいけど、
実質は孫左衛門〔役所広司〕と可音〔桜庭みなみ〕とゆう〔安田成美〕の物語でしたね。
吉右衛門役の佐藤浩市の出番は思ったよりも少なかったし・・・。
可音役の若い女優さん、滑舌悪すぎ。。。
清純な中にも意志の強さを感じさせる表情は上手かったけどね。
孫左衛門役の役所広司は気迫のこもった演技でしたね。
吉右衛門役の佐藤浩市の慟哭の演技もインパクトありましたよ。
そして、何より素晴らしかったのはゆう役の安田成美。
痩せたし、目の下の皺は年齢を感じてしまったけど、
終始思いつめているようなシリアスな表情を保てる集中力は凄かったです。
昔は中山〇穂や観〇ありさ同様いつまで経っても主役しか出来ない
トレンディドラマの女優というイメージしかなかったけど、
脇役でも光る本格的な女優になってきたよね。
今後、作品に恵まれれば小泉今日子のように実力派の映画女優になれるかも?
忠誠を尽くす武士、待つ身の女。
時代劇の定番の設定だったし、結末も大体よめたので
目新しさは全くない物語だったけど、
過剰な殺陣を多用したり、ドラマチックな音楽で劇的に盛り上げたりせずに
しっとりと奥ゆかしく描かれていたので観やすかったです。
せつなく情緒的なメロディのテーマ音楽が印象深かった作品でした。
元々役所さんと佐藤さんのお二人は日本の俳優の中でもTOPクラスに好きな方々なんで、この共演というだけでも大満足な作品でした。
去年度のベスト映画も見せて頂きましたよ~。
役所さんが、邦画の男優さんの演技賞に選ばれていましたね。
佐藤さんは、この映画では、あまり見せ場が無いというか・・せっかく出演したものの、ちょっと勿体なかったな・・って思いました。
で、安田成美さんは若い頃は、単に綺麗な人という印象しか無かったのですが、最近は凛とした美しさというか・・何かこう・・・品がある?というか、素敵な女優さんになられたなぁ~としみじみ感じます。
PS 去年の日本映画も、海外映画も、BCさんの選出作品は渋いっ!! 知らない映画が一杯でした。私はレンタルで見る事が多くなってしまうのですが、是非来年見る時の参考にさせてもらいます☆
実は私は高校生の頃に安田さんに似ていると言われた事が度々あったので
何気に気になる女優さんなんですよ。^^
私も役所さんと佐藤さんの共演が楽しみだったんだけど、
佐藤さんの出番が少なくて残念でした・・・。
>佐藤さんは、この映画では、あまり見せ場が無いというか・・せっかく出演したものの、ちょっと勿体なかったな・・って思いました。
佐藤さんは主役も脇役もこなせる俳優さんではあるけど、
この作品は役所さんとのW主演という宣伝だっただけに
見せ場が少なくて残念でしたよね・・・。
安田さんは凛とした芯の強さを感じさせる良い女優さんになってきましたよね。
私のベスト作品は地味だけど余韻が残った作品を中心に選んでいます。
参考にして頂けると嬉しいです♪
latifaさんはウォンビンさんがお好きなのですね。
彼が大鐘賞で主演男優賞を受賞した『アジョシ おじさん』は
日本で公開されたら観ようと思っています。