~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『震度0』・・・ ※ネタバレ有

2008-07-22 21:22:36 | ドラマ

 

  ドラマW「震度0」|公式サイト

原作は現在公開中の日本映画『クライマーズ・ハイ』の横山秀夫です。

  『クライマーズ・ハイ』・・・ ※ネタバレ含

タイトルの『震度0』という意味は
組織が揺れ動いたとしても、結局は何もなかった(0)に等しくなるかもしれない・・・。
という意味合いなのかしら?

阪神大震災の日に警務課長:不破〔西村雅彦〕が失踪したというのが事件の発端なだけで、
阪神大震災自体は物語に絡んでいない。
『クライマーズ・ハイ』は日航機が墜落した群馬の
地元新聞社が舞台になっていたからリアリティあったけど、
『震度0』は兵庫や大阪が舞台ではないみたいだし・・・。
別に阪神大震災と絡める必要もなかったのでは?

次のポストを餌に交通部長:間宮〔斉藤暁〕から情報を得たりしながらも
警察幹部の中でひたむきに真実追究していたように思えた
冬木〔上川隆也〕が一番組織に凝り固まってしまっていたのね・・・。
警察官としての良心(正義)を選び警察手帳を置いて行った
刑事部長:藤巻〔國村隼〕のほうがマトモに思えたよ。

平山あやは冬木の妻役には若すぎ。
でも、内助の功というよりも若いからこそ
自分の母親ぐらいの年齢の他幹部の奥様に上手く取り入って情報を聞き出せる。
好奇心旺盛な感じは明るくて良かった。

女のサガを武器に情報を得る総務課秘書:秋吉を演じる戸田菜穂は
色気ないけど、頭がキレる賢さを適度に表していましたね。

  キャリア (国家公務員) – Wikipedia  
   
  (↑警察キャリア参照)

キャリア、準キャリア、ノンキャリア
警察幹部の複雑な内部権力が描かれているけど、
結局は不破の妻:静江〔余貴美子〕の警察組織に対する
復讐物語だったのかもしれない・・・。


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