~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『マジシャンズ』・・・ ※ネタバレ有

2007-03-15 01:18:28 | 映画【韓国】
    
  「生きている人間は生きていかなければならない・・・」

ゆるやかな流れのワンテイク&ワンカットゆえに
   どの場面が現在?
   どの場面が過去?
物語がつかみにくくて、観終わった後パンフレットを読んでようやく理解できた部分もありました。(^-^ゞ
(↑映画を観る前にパンフレットで大方のあらすじを読んでおいた方が、
理解しやすかったかもしれない・・・)
でも、映像が物語る作風は大好きです。(*^-^*
(↑映像が物語る作風は日本映画『Sound track』『下弦の月』を思い起こしました。)
映像のトーンはダークだけど、
星座のようにポツポツ灯る黄色・オレンジ色・青色etcの灯りに包まれる・・・
まるで、プラネタリウムのような作品。
(↑灯りに包まれる映像質感は中国映画『ションヤンの酒家』を思い出しました。)

繊細だけど浮遊感のあるジャウン〔イ・スンビ〕は妖精のようでもあり、ピエロのようでもあり、不思議な魅力を放つ☆
    

『マジシャンズ』は韓流王道?のベタな要素(交通事故・記憶喪失・貧富の差・不治の病・南北分断etc)がないので、
異国的な雰囲気を醸し出していたけど、
「高卒の私では恥なんでしょう!」
と言い放つセリフは学歴社会が根強く残る韓国の現状を示していましたね。

特に、ラストシーンの曲【Sylvia】が良かったので、サントラが欲しいと思ったんだけど、
私が観た映画館ではサントラを発売していなくて残念。(T_T)
(小規模公開だし、多分サントラは未発売なのかしら?)
主題歌を担当したLOVEHOLIC(韓国の3人組ポップ・ロック・ユニット)の
アルバム『nice dream』に収録されている一曲らしいですね♪


P.S.
ジェソン役のチョン・ウンインって、どこかで見たことある顔だなぁ~。
と思っていたら、
日本では昨年BS2で放送された韓国ドラマ『クッキ(グッキ)』で
冷徹な高利貸役を演じていた俳優さんだったのですね。
     

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