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『ミルコのひかり』:公式サイト
ミルコのひかり - goo 映画
自然、その声
イタリア映画界の第一線で活躍するサウンド・デザイナー
ミルコ・メンカッチの少年時代の実話をもとに映画化。
1970年代初頭のイタリアでは視覚障害者は一般校へは通えず、
全寮制の盲学校へ入所しなければならない法律があったのですね。
(※1975年にイタリア政府は盲学校を閉鎖。
視覚障害者も一般校へ通えるようになったそうです。)
全寮制の盲学校へ入所しなければいけないのは
親が恋しい時期のミルコ〔ルカ・カプリオッティ〕にとっては寂しいだろうし、
親も息子であるミルコを入所させなければいけないのは辛い気持ちでしょうね。
視覚障害の子供達への将来の職業の選択が限られていた当時のイタリアの盲学校。
その中で「子供達の可能性を伸ばしたい。」という志しを持つジュリオ神父。
だが、健常から視力を失った校長は
「実社会で辛い失望を味わうよりは最初から幻想を抱かない方がいい。」
と頑なに否定し、
音楽的才能のあるミルコを退学処分にしようとする・・・。
ミルコの両親の苦悩や学校側の葛藤も伝わってくるが
そういうシリアスな側面だけにこだわるのではなく、
音楽に興味を示していくミルコや子供達の冒険心を
素朴に描いていたのが良かったです。
大人達は閉鎖的な社会に従う事を子供達に強制するのではなく、
子供達が可能性を広げ、社会に参加出来るように
サポートしていくのが大人達の役目なのでしょうね。
大人達が前向きな信念を持っていれば時間がかかっても
時代は味方してくれるのだと私は思います。
私、劇場公開されてたことも知らなかったですよー・・・
シリアスな題材にしては、子供たちが明るくて音楽づくりが楽しそうだった。
おっしゃるように子供の可能性を引き出すのは、大人の役目でしょうね。
実話というのも説得力ありました。
いい映画だった。
トラックバック&コメントありがとうです。(*^-^*
>BCさんもしっかりチェックしてたのね。
うん、チェックしていました♪
音楽づくりは心から楽しそうでしたね。
子供達が生き生きとしていたよね。
大人が子供の可能性(才能)を発見するのはそう簡単ではないかもしれないけど、
子供の可能性に気づく事が出来たならば
子供の可能性を広げ社会で自立していけるように
サポートしていくのが大人の役割でしょうね。
良い映画でしたね。(*^-^*