はい、「ハイド&シーク」終了して10分後に、二本目「キャビンフィーバー」。
ネタばれありなので、これから観ようという人は読まないで下さいね。
これもホラー(スリラー?)ですね。
この監督、いったい何がしたかったんでしょうか…。
途中までは「ふうん、なるほどねぇ」と、まあそれなりに進んでいきます。
恐くはないけど、どこで何が起こるんだろう、みたいな。
でも最後まで何も起こりません(笑)。というか、起こるんだけど、自爆自滅みたいな。。。
内輪だけで盛り上がって、内輪だけで騒いで、内輪だけで撮影しちゃいました。
ええい、ついでに公開だぁ!って感じ(笑)。
B級ならそれらしく、もっとこう、殺人鬼みたいなのが出てきてガンガン殺しまくる、っていう方がまだマシだった。
それを何だか、「謎の感染」みたいな感じにしちゃったのが敗因ですね。
それに、途中、水を飲んだり、血を浴びたりするシーンで、主人公達ほぼ全員が感染したのは観客にはだいたい
分かってしまうわけですから、それをダラダラと引き延ばされてもねぇ…。
どうせなら、感染した人は自分が助かるためには他人に感染させなければいけない、とか、実はこの町の住人全てがすでに
感染していて、とか、そういう方がよかったのでは…。
あ、それか途中のキャンプファイヤーの時に主人公が話した過去の悲惨な体験
(ボウリング場に殺人鬼が来て、従業員全員を惨殺したという)を映画化した方がよっぽどホラー的だったと思いますが。
で、結局そんなんでダラダラ進むもんだから、直前に観た「ハイド&シーク」のように
絶対に大オチがあるんだ!と思って(願って?)観続けていたが、最後まで特に何もなく…、
普通に全滅して、意味のないドライブインのシーンがあり(いや、意味はあるんだが)、
エンドロール後に店のおっさんの「やれやれ」で幕を閉じる。
こっちが「やれやれ」だっつーの(笑)!!
だって結局、謎は何ひとつ、これっぽっちも解明されてないし、途中の意味不明なカンフー少年も理解不能だし、
途中、キャンプファイヤーの時に現れる、いかにも怪しげな青年も結局全く無意味だった事に沸点だし、
途中他人の家に侵入して「電話がないなんておかしいと思わないか?」とか言って煽っておきながら全くスルーだし、
チンポにリステリンかけて消毒するくらいなら最初からセックスするなよとか(笑)、もう突っ込みどころ満載です。
特に感情移入できるキャラもいないし、だいたいにおいてみんなの行動が突飛すぎます。
というわけで、「ハイド&シーク」が面白く思えるくらい、こっちはクソでした。。
とりあえず今のところ、今年観た中で最悪です。
「★☆☆☆☆」。
星1つつけたのは「リスを撃つわ!だってゲイだから!」っていうセリフが笑えたので。
(ちょっとセリフ歪曲してますが 笑)