「自転車で成田国際空港(NRT)未買収地を行く」最終回です。
今回は木の根ペンション→第1ターミナルに行き、京成線に乗ります。
以下は「だ・である」調で進めていきます。
(中編から続く↓)
芝山千代田駅でレンタル自転車を返却し、徒歩で空港通過道路を通り、東成田駅へ向かう。※詳細:空港内マップ
この通り沿いに木の根ペンションがあるのである。
木の根ペンションは第1ターミナル:ANAラウンジ(第5サテライト)等からもよく見える為、空港利用者で気になる人も少なくないようだ。
何も知らない人が空港ターミナルから見ると、誘導路の途中に民家が建っているように感じる。
⑩木の根ペンション


空港通過道路はフェンスを隔てて、空港東通り・芝山鉄道線の真横を走っているが、空港東通りは第6ゲートを通らなければ入れない(芝山方面からの場合)。
誤って空港東通りに入ってしまったら、空港の反対側まで行かないと合流できない。※「Googleストリートビュー」を参照すると分かりやすい
また、歩行者・自転車は芝山千代田駅~「空港東通り4」交差点間を通行できず、空港通過道路を通らなければいけない模様だ。
空港通過道路・空港東通りは誘導路の下を通る為、長いトンネルが2つあるが、車道と歩道は分離されている(自転車も歩道を走行)。
トンネル内は立派な監視カメラが多数付いている。
芝山方面から1つ目のトンネルを通過すると、下り坂になっていて、すぐに2つ目のトンネルに入る。
この短いトンネルとトンネルの間に木の根ペンションがある。
空港通過道路から急勾配の道が伸びていて、ここが木の根ペンションの入り口になっている。
空港通過道路・空港東通りは木の根ペンションを避けるように、カーブになっている。
芝山鉄道線もここを避ける為に、急カーブになっているらしい。
地図だと分かりにくいが、空港ターミナル・誘導路よりも空港通過道路・空港東通りは、低い場所に位置している。
木の根ペンションは急勾配を登った高台にあるので、誘導路とほぼ同じ高さにある。
木の根ペンションももちろんフェンスで囲まれ、警備員に監視されているようだ。
我々が来ると、警備員は無線で何か連絡していた。
第1ターミナルから近い為、誘導路と同じ目線に立って飛行機を眺める気分を味わえる。
道路から坂を上ってペンションに着くと、2・3階建ての建物と隣にプールのようなものがあった。
建物の前に軽自動車が停まっていたので、大きな声で
「すみません」と声を掛けたものの返事はなかったので、奥には入らなかった。
木の根ペンションをあとにして、空港通過道路に戻り、東成田駅へ向かう。
2つ目のトンネルをくぐると、空港通過道路は高架、空港東通りは地上を走る。
空港通過道路には東成田駅ロータリー(旧・第4ゲート方面)に行く為だけの、高架の出口がある。
空港職員以外にはほとんど利用者はいないであろう。
歩行者は東成田駅構内を通って空港ターミナルへ行けるが、自転車・自動車は、空港通過道路からは空港ターミナルエリアには行けない(フェンスで囲まれている)。
高架を降り、東成田駅へ再び向かう。
※東成田駅の詳細は前編へ
駅から第2ターミナル連絡通路には行かず、第6ゲートを通り再び地上に出て、空港東通りに出る。
ここにはターミナル無料連絡バス「東成田駅」バス停がある。
バスに乗って、第1ターミナルで降りる。
⑪成田国際空港第1ターミナル・京成電鉄成田空港駅
夜7時頃、やっと第1ターミナル(南ウイング)に到着した。
6月の土曜夜だからか、ガラガラで閑散としていた。
コンセントが使える店を探して、タリーズコーヒー南ウイング店に入った。
ここで夕食をとった後、展望デッキへ行った。
しかしもう夜8時半に近かった為、デルタ航空機と大韓航空機が1機しか見えず、南ウイング内からもANA・ターキッシュエアラインズの1機ずつしか見えなかった。
デッキには、他に人はいなかったが、警察官はやはり巡回をしていた。
この時間になると出発口にも人は1・2人しかおらず、チェックインカウンターには職員以外は誰もいなかった。
もう特にやることはないので、成田空港駅(地下)へ向かう。
到着ロビーも、出発ロビー程ではないが、普段よりも空いていた。
地下1階に到着し京成本線に乗る。
成田空港には、一部で有名な"赤い「みどりの窓口」"(JR東)もある。
この時間帯は、JR・京成共に本数は少ない。
私は東成田線か「THEアクセス成田」を利用することが多いので、成田空港線(成田スカイアクセス線)が開業してから始めて当駅を利用した。
京成本線に乗ったので、あまり好評ではない二重改札口も初めて通過した。
成田空港線ではなく、安い運賃の京成本線側に中間改札があることが、良くない印象を受ける。
▽20:59発 京成本線・特急 京成上野ゆき 成田空港~京成船橋
最も驚いたのは空港第2ビル駅 | スカイライナー成田空港アクセス | 京成電鉄である。
京成本線上りホームはホーム有効長が6両分しかない為、8両編成の電車は、後ろ2両が成田空港線上りホームに飛び出してしまう。
しかし、ドアカット等の設備がない為、誤って乗降してしまうことが考えられるのである。※詳細:空港第2ビル駅 - Wikipedia
注意喚起は行っているが、不親切な仕組みだと感じた。
京成成田~京成船橋間の下り線は土曜日にも関わらず、通勤電車のような混み具合であった。
日暮里で降りるのが一般的だが、
格安ルートとして有名な地下鉄東西線経由で帰宅する為、京成船橋で普通に乗り換えた。
京成船橋駅に到着したのは、10時近かったが上下線共に結構な人がいた。
▽21:54 京成本線・普通 京成上野ゆき 京成船橋~京成西船
京成西船から西船橋までは徒歩で移動する。
西船橋駅は酔っぱらった会社員やカップルが多くいた。
駅ホームもJR・東京メトロ共に並んでいる人が多くいた。
▽22:11 東京メトロ東西線・普通 中野ゆき
東西線は降りていく乗客が多く、乗車してきた人はほとんどいなかった。
大手町・飯田橋等の主要駅のホームも閑散としていた。
《完》
終わりにもう一度述べておきますが、私はエアラインが好きで、空港反対は私の考え・主張などとは一切関係はなく(=支持していない)、反対活動に参加したいのではありません。
今回は木の根ペンション→第1ターミナルに行き、京成線に乗ります。
以下は「だ・である」調で進めていきます。
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(中編から続く↓)
芝山千代田駅でレンタル自転車を返却し、徒歩で空港通過道路を通り、東成田駅へ向かう。※詳細:空港内マップ
この通り沿いに木の根ペンションがあるのである。
木の根ペンションは第1ターミナル:ANAラウンジ(第5サテライト)等からもよく見える為、空港利用者で気になる人も少なくないようだ。
何も知らない人が空港ターミナルから見ると、誘導路の途中に民家が建っているように感じる。
⑩木の根ペンション



空港通過道路はフェンスを隔てて、空港東通り・芝山鉄道線の真横を走っているが、空港東通りは第6ゲートを通らなければ入れない(芝山方面からの場合)。
誤って空港東通りに入ってしまったら、空港の反対側まで行かないと合流できない。※「Googleストリートビュー」を参照すると分かりやすい
また、歩行者・自転車は芝山千代田駅~「空港東通り4」交差点間を通行できず、空港通過道路を通らなければいけない模様だ。
空港通過道路・空港東通りは誘導路の下を通る為、長いトンネルが2つあるが、車道と歩道は分離されている(自転車も歩道を走行)。

トンネル内は立派な監視カメラが多数付いている。
芝山方面から1つ目のトンネルを通過すると、下り坂になっていて、すぐに2つ目のトンネルに入る。
この短いトンネルとトンネルの間に木の根ペンションがある。
空港通過道路から急勾配の道が伸びていて、ここが木の根ペンションの入り口になっている。

空港通過道路・空港東通りは木の根ペンションを避けるように、カーブになっている。
芝山鉄道線もここを避ける為に、急カーブになっているらしい。
地図だと分かりにくいが、空港ターミナル・誘導路よりも空港通過道路・空港東通りは、低い場所に位置している。
木の根ペンションは急勾配を登った高台にあるので、誘導路とほぼ同じ高さにある。

木の根ペンションももちろんフェンスで囲まれ、警備員に監視されているようだ。

我々が来ると、警備員は無線で何か連絡していた。
第1ターミナルから近い為、誘導路と同じ目線に立って飛行機を眺める気分を味わえる。
道路から坂を上ってペンションに着くと、2・3階建ての建物と隣にプールのようなものがあった。
建物の前に軽自動車が停まっていたので、大きな声で
「すみません」と声を掛けたものの返事はなかったので、奥には入らなかった。
木の根ペンションをあとにして、空港通過道路に戻り、東成田駅へ向かう。
2つ目のトンネルをくぐると、空港通過道路は高架、空港東通りは地上を走る。

空港通過道路には東成田駅ロータリー(旧・第4ゲート方面)に行く為だけの、高架の出口がある。

空港職員以外にはほとんど利用者はいないであろう。

歩行者は東成田駅構内を通って空港ターミナルへ行けるが、自転車・自動車は、空港通過道路からは空港ターミナルエリアには行けない(フェンスで囲まれている)。

高架を降り、東成田駅へ再び向かう。

駅から第2ターミナル連絡通路には行かず、第6ゲートを通り再び地上に出て、空港東通りに出る。
ここにはターミナル無料連絡バス「東成田駅」バス停がある。

バスに乗って、第1ターミナルで降りる。

⑪成田国際空港第1ターミナル・京成電鉄成田空港駅

夜7時頃、やっと第1ターミナル(南ウイング)に到着した。
6月の土曜夜だからか、ガラガラで閑散としていた。
コンセントが使える店を探して、タリーズコーヒー南ウイング店に入った。
ここで夕食をとった後、展望デッキへ行った。

しかしもう夜8時半に近かった為、デルタ航空機と大韓航空機が1機しか見えず、南ウイング内からもANA・ターキッシュエアラインズの1機ずつしか見えなかった。
デッキには、他に人はいなかったが、警察官はやはり巡回をしていた。
この時間になると出発口にも人は1・2人しかおらず、チェックインカウンターには職員以外は誰もいなかった。
もう特にやることはないので、成田空港駅(地下)へ向かう。
到着ロビーも、出発ロビー程ではないが、普段よりも空いていた。

地下1階に到着し京成本線に乗る。
成田空港には、一部で有名な"赤い「みどりの窓口」"(JR東)もある。
この時間帯は、JR・京成共に本数は少ない。

私は東成田線か「THEアクセス成田」を利用することが多いので、成田空港線(成田スカイアクセス線)が開業してから始めて当駅を利用した。
京成本線に乗ったので、あまり好評ではない二重改札口も初めて通過した。
成田空港線ではなく、安い運賃の京成本線側に中間改札があることが、良くない印象を受ける。
▽20:59発 京成本線・特急 京成上野ゆき 成田空港~京成船橋

最も驚いたのは空港第2ビル駅 | スカイライナー成田空港アクセス | 京成電鉄である。
京成本線上りホームはホーム有効長が6両分しかない為、8両編成の電車は、後ろ2両が成田空港線上りホームに飛び出してしまう。
しかし、ドアカット等の設備がない為、誤って乗降してしまうことが考えられるのである。※詳細:空港第2ビル駅 - Wikipedia
注意喚起は行っているが、不親切な仕組みだと感じた。
京成成田~京成船橋間の下り線は土曜日にも関わらず、通勤電車のような混み具合であった。
日暮里で降りるのが一般的だが、
格安ルートとして有名な地下鉄東西線経由で帰宅する為、京成船橋で普通に乗り換えた。
京成船橋駅に到着したのは、10時近かったが上下線共に結構な人がいた。
▽21:54 京成本線・普通 京成上野ゆき 京成船橋~京成西船
京成西船から西船橋までは徒歩で移動する。
西船橋駅は酔っぱらった会社員やカップルが多くいた。
駅ホームもJR・東京メトロ共に並んでいる人が多くいた。
▽22:11 東京メトロ東西線・普通 中野ゆき
東西線は降りていく乗客が多く、乗車してきた人はほとんどいなかった。
大手町・飯田橋等の主要駅のホームも閑散としていた。
《完》
終わりにもう一度述べておきますが、私はエアラインが好きで、空港反対は私の考え・主張などとは一切関係はなく(=支持していない)、反対活動に参加したいのではありません。