$ 一般ダンボール箱、強化ダンボール箱ともに、最も多く使用されている形式になります。
$ 過去、一般家庭で最も見かけられたものがミカン箱であったため、「ミカン箱形式」とも良く言われます。
$ A式ダンボール箱は製造段階では図右のように原紙が長方形1枚で作成出来る事と、製造ライン中で縦と横の罫線(折り曲げ部分)や
切り込みを加工する事が容易なため、製造コストも割安になっています。
$ 箱のサイズ、ダンボールの厚さに関わらず、多種多様の箱が存在し、ほぼ全ての人が認知している箱と言えるでしょう。

$ 段ボール箱の圧縮強度は図左のように主に角、ついで陵部が負担しています。 角の部分の強度を100とした場合、
陵部の強度は短辺が40~50、長辺が30~40となり、辺が長ければ長いほど、その部分の強度は低いと言えます。
$ 箱を積み上げた時に上下の段ボール箱の角部が一致していれば、耐圧強度が最も発揮される状態となります。
箱が積み重ねられた状態による圧縮強度の劣化程度は図右側の様になって、3段積の場合、上下の角が揃っていて直立した状態でも
70%になり、完全にずれていると40%まで圧縮強度が下がる事になります。

$ この劣化要因は、パレットに積み付けられた状態に表れ、輸送中における強度劣化の最大要因となります。
陵部の強度は短辺が40~50、長辺が30~40となり、辺が長ければ長いほど、その部分の強度は低いと言えます。
$ 箱を積み上げた時に上下の段ボール箱の角部が一致していれば、耐圧強度が最も発揮される状態となります。
箱が積み重ねられた状態による圧縮強度の劣化程度は図右側の様になって、3段積の場合、上下の角が揃っていて直立した状態でも
70%になり、完全にずれていると40%まで圧縮強度が下がる事になります。

$ この劣化要因は、パレットに積み付けられた状態に表れ、輸送中における強度劣化の最大要因となります。
$ 段ボール箱は、梅雨、雨などの湿気や水分が紙に吸着すると、紙繊維同士の結合が緩み、紙の強度は劣化します。
$ 段ボール箱の圧縮強度への影響については、一般的な表に示す劣化指数が段ボール箱設計に対して現実的なものとして考え
られています。

$ つまり、段ボールが相対湿度85%の状態に晒されると、圧縮強さは50%に低下する事が解ります。
$ ちなみに、冷蔵庫や冷凍庫で保管に使用されている段ボール箱がよく潰れているのを見かけますが、これは、冷蔵庫や冷凍庫の
中の相対湿度が高く、段ボールに湿気が付きやすい事で段ボールの強度が落ちてしまう事が原因と考えられます。
$ また、含有水分率と箱圧縮強度の関係については、全農が提案している次の式が広く知られています。
P= a × 0.9の x 乗
# P:段ボール箱の圧縮強さ(kN)
# a :含有水分率0%の時の圧縮強さ(kN)
# x :段ボール箱の含有水分率(%)
$ 段ボール箱の圧縮強度への影響については、一般的な表に示す劣化指数が段ボール箱設計に対して現実的なものとして考え
られています。

$ つまり、段ボールが相対湿度85%の状態に晒されると、圧縮強さは50%に低下する事が解ります。
$ ちなみに、冷蔵庫や冷凍庫で保管に使用されている段ボール箱がよく潰れているのを見かけますが、これは、冷蔵庫や冷凍庫の
中の相対湿度が高く、段ボールに湿気が付きやすい事で段ボールの強度が落ちてしまう事が原因と考えられます。
$ また、含有水分率と箱圧縮強度の関係については、全農が提案している次の式が広く知られています。
P= a × 0.9の x 乗
# P:段ボール箱の圧縮強さ(kN)
# a :含有水分率0%の時の圧縮強さ(kN)
# x :段ボール箱の含有水分率(%)
$ 段ボール箱の強度設計は、箱の圧縮強さを算出します。
$ 箱の圧縮強さについては、理論的な式は構成されていませんが、周辺長(箱の縦、横の長さの合計)と強度には強い相関のある
ことが判っており、それに基づいて経験的に多くの計算式が提案されてはいます。
$ その中でも最も普及しているのが「ケリカット式」と呼ばれるものがあります。
$ これは、ケリカット氏が提案した計算式で、構成原紙の圧縮強さ(リングクラッシュ値)と箱の周辺長及び段と箱に係わる係数から
箱圧縮強度を求めるものである。
$ この式は、随分以前に提案されたものではあるが、実際の箱強度とよく一致する事から現在に至るまで包装業界の多くの現場で利用され
ています。
# ただし、このケリカット式は指数関数となっており、手計算では答えを得る事ができず、また、使用されている単位がインチ、ポンドで
あるので、日本では右表を用いてF値を求め、ダンボール紙の構成と紙自体の圧縮強度から総合リングクラッシュ値(総合圧縮強さR)
を求め、
# 強度P=2.54×R×F÷100 と求められています。

$ 箱の圧縮強さについては、理論的な式は構成されていませんが、周辺長(箱の縦、横の長さの合計)と強度には強い相関のある
ことが判っており、それに基づいて経験的に多くの計算式が提案されてはいます。
$ その中でも最も普及しているのが「ケリカット式」と呼ばれるものがあります。
$ これは、ケリカット氏が提案した計算式で、構成原紙の圧縮強さ(リングクラッシュ値)と箱の周辺長及び段と箱に係わる係数から
箱圧縮強度を求めるものである。
$ この式は、随分以前に提案されたものではあるが、実際の箱強度とよく一致する事から現在に至るまで包装業界の多くの現場で利用され
ています。
# ただし、このケリカット式は指数関数となっており、手計算では答えを得る事ができず、また、使用されている単位がインチ、ポンドで
あるので、日本では右表を用いてF値を求め、ダンボール紙の構成と紙自体の圧縮強度から総合リングクラッシュ値(総合圧縮強さR)
を求め、
# 強度P=2.54×R×F÷100 と求められています。
