あの時の妖精
ペンネーム:あめ玉
ゆうちゃん「ねぇ、みなみちゃん!」
みなみ 「なーに?」
ゆうちゃん「早く!学校におくれちゃうよ!」
私はゆうちゃんにせかされて学校へいった。
久しぶりにゆうちゃんと登校したので、いつもより早くついた。
そして二人でいつものように、校舎のうらへ行った。
ゆうちゃんも、私が一生懸命に妖精をさがすものから、
少し信じてくれたのだろう。
そして“かがみ”を校舎のうらに持っていったあの日から2ヶ月…。
妖精の声がはっきり聞こえてきたのだ。
そして、その声がゆうちゃんには聞こえていないということが
なぜかとても嬉しかった。
――――――――
数日後の放課後、校舎のうらへ行くと前よりはっきりと声が聞こえた。
前は楽しんでいるような声だったけど、今は苦しんでいた。
妖精を探そうと思ってあたりを見渡すと
…!!光のたまがあった。
そして私が近づくと、もっと強い光を発した。