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christmas spirit in tokyo

2010-12-19 22:02:15 | home
今週末は母が大阪から訪ねてきています。

この季節に母が来るのはちょっとした恒例になりつつあります。
お目当ては都内のクリスマスイルミネーションに始まるクリスマススピリット。

そんな母が手土産に持ってきてくれる恒例のお手製フルーツケーキとキッチンリースとカードが私にとっては1番のクリスマススピリットだったりします。


今回は東京駅にある丸の内ブリックスクウェアと三菱一号館美術館が初日の目的地。
ランチはA16で屋外席に。この日は小春日和でポカポカ、強力なストーブの下で寒さ知らずです。
ブリックスクウェアは今年オープンしたばかりですが、中庭に育つ木は立派で、植栽も前からずっとそこにあるみたいに趣きがあって、ベンチに座って庭を眺めているだけで落ち着きます。
美術館の催し物はカンジンスキー、彼の色使いは他の人には真似できない、でも決して突飛過ぎなくてこんな絵が部屋にあったらいいな、と感じます。
こういう配色のネイルアートにしてみようとか、洋服選びの参考にしたりとか、素敵な色使いに出会うと沢山のインスピレーションを受けます。

丸の内は石畳の道路を挟んで路面店が沢山あって、ウィンドウショッピングするだけでも楽しいから結構好き。今の季節は街路樹のイルミネーションが17時に点灯してそれもまた暖かい色でホッとします。

二日目は場所を少し移して、コレド室町です。
ここも最近オープンしたNEWスポット。
三菱に対抗して三井グループが江戸時代をテーマに作ったスポットです。
話題の鰹だしバーでカツオの1番出しを頂きました。塩も醤油も入ってないシンプルでストレートな美味しさが口の中に広がります。
他には金箔を扱うお店、包丁や刃物を扱うお店など、少し普通とは違う趣きの店が軒を並べます。
包丁を購入して、念入りにといでもらっているのを見つめる外国人、この人はもしかしたら普通のおじちゃんじゃなくて有名な一流シェフだったりして、と空想してみたり。
三井記念美術館では、室町時代のお茶道具の展示をしてました。よくこんないいものがいい状態で残っています。三菱にしろ、三井にしろ単に金銭的な豊かさを日本にもたらしただけでなく、高い文化価値を求めてコレクションし、こうして後世に残しているという点で本当の豊かさを理解者してその大切さを訴えたかったことが伝わってきます。

今の日本は経済的に疲弊しているだけでなく、儲かっている人は税金を巻き取られて本当に豊かな人が生まれない環境です。身直に文化的な価値に触れる場所や機会が少ないと、これから新しく育って行く世代は本当の豊かさを知らないまま大人になってしまうかもしれない、そんな危機感を感じながらアートに触れた二日間でした。



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