あおあおタイム

~つれづれ日記~

もう悪口なんかいわせない

2022-04-20 | Weblog
『もう悪口なんかいわせない』
クラース・ファン・アッセン著

ちょっと変わった10歳の男の子ダーニの物語です。
ボサボサの髪、大きすぎる耳、曲がった鼻筋…ダーニはみんなにかっこ悪いと思われ、その上、やることなすこと突拍子もないと馬鹿にされます。自分が悪口を言われるだけなら気にしないのですが、廃品回収作業をしているお父さんの悪口まで言われてしまうのです。
子どもの心の内側を上手に映し出していると思います。大人になると色々な経験から鈍感になっていきますよね。日々に追われて、子どもの気持ちに寄り添えなかったり…

ダーニとお父さん、二人とも短気で…

お母さんの懐の大きさに感動しました🥹
優しく包み込むってこういうことなのね…

娘と私も『意地っ張り』の似たもの同士🤣
少しは成長しなさいよ💦私‼️
そう思いながら読んでました😅💦

オランダの児童文学ということで、ダーニの生活の描写からオランダの住宅事情を初めて知りました。
国土の四分の1が海抜下にあって、国中に運河が張り巡らされ、そこに浮かぶ船に暮らす人もいるとか⁉️

物語に出てくる大人の個性もステキです♫


作者のクラース・ファン・アッセンは、主夫兼児童文学作家として作品を発表しており、その作品はいずれも子どもが直面するさまざまな問題を扱っているようです。死、いじめ、虐待などをテーマとしながらも、ユーモアにあふれ、生き生きとした子どもたちを描き、高い評価を受けているそうです。
「子どもたちが共感できる物語を、そして子どもたちが友だちになりたいと思えるような子どもについて書きたい」と考えているようですよ😊

処女作『フウィニー』、94年の『ヒゼルのための物語』も読んでみたいと思いました!

大人になってから児童文学の良さをひしひしと感じてます💖


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢をかなえるゾウ | トップ | 家事について »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事