帰ってきた常時リソース不足

センセイ(べ・一文字)の日々是アキバ系ヲタ生活 あーかいぶ

存在意義が『隣り合わせ』だけで終わってしまう

2006-05-08 23:21:48 | 本と雑誌
5/27 川田まみ大阪ライブチケプレゼント企画受付中です)
受付終了しました。


怠け者の節句働きだったので平日になって休みになりました。(挨拶)
 
しかしその休みも風のウワサで「良いツンデレがあるので一読すべき」と言う天の声を聞いたので、スーパーファンタジー文庫『影〓光(シャドウ・ライト)』 (Amazon一巻) (Amazon二巻・英国編)を入手すべくアキバへ。いいじゃんよー約一週間ぶりのアキバなんだし。
が、アキバのどの店舗を回っても一巻を見つける事ができません。二巻はおそらく最後の一冊をメロンブックスで押えましたが、こう言うシリーズ物は一巻から読んでこそと言う厄介な習性を持っているもので、そこで折角だし久しぶりと言う事で神保町に向かいました。徒歩で。

神保町路地裏のにゃんこ

で、神保町の書泉ブックマートでやっぱり最後の一冊を何とか査収できました。

んでふと思ったのはこの手のライトノベルってネットを中心としたムーブメントが起こる事が多いので、今だと「ハルヒ」が各所で 品切れになっているのように、多少なりとも品薄になる事は珍しい事でもないのですが、それにしてもスーパーダッシュ文庫の各シリーズの、各書店共通した在庫の少なさには首をひねってしまう感じです。Amazonには在庫があるようなので版元に全く無いと言うわけでは無いと思うのですが。どの店でもおそらく今一押しなのであろう「初恋マジカルブリッツ」シリーズは平積みになっているのですが、それ以外だと創刊時からのラインナップである「R.O.D」シリーズやアニメ化した(出来は燦々たる物だったようですが)「銀盤カレイドスコープ」があるくらい。個人的にスーパーダッシュ文庫内の最高傑作「All You Need Is Kill」を在庫として持っている店も殆どありませんでした。
尚、アキバの各店舗では同じ作者のシリーズの「よくわかる現代魔法」シリーズを一押しにしている所が多かった気がしますが、最もコレはシリーズ最終巻の帯の文句が「秋葉原が停止する日」だった事と無関係では無い気が。
 
ラノベのヒットすべき要因の重要なファクターである他メディアの展開で他社のシリーズに大きく水を開けられているとは言っても、何となくこのシリーズにはこう、気合と言うか気概が無い感じがするのです。他社のシリーズがマルチメディア展開を兼ね備えて色々なキャンペーンを貼る事には太刀打ちできない(日本橋にハルヒのぼり102本とか、秋葉原でも10日より駅中心に何かやるみたいですし)にしても、もっとこう、盛り上げ方みたいなのが無いかなぁ、とか思ってしまう次第で。少なくとも各書店で「銀盤カレイドスコープ」アニメ化のスタンドPOPがまだ残っているようでは何となく版元のパワー不足を感じてしまうのですよ。

前述の通り「All You Need Is Kill」 (Amazon)はタイムループ物の傑作短編ですし、コンピュータと魔法の融合を美味い事こじつけている「よくわかる現代魔法」シリーズ(Amazon)なんかもオススメ。センセイ個人的には、ソッチ系に逝ってしまうきっかけになった「小説ウィザードリィ・隣り合わせの灰と青春」(Amazon)を文庫化したシリーズなので無条件で支持しなければいけないモノと言う良くワカラン強迫観念があるのですが。もっとも現在のラインナップからは消えてしまっているようなので絶版かなぁ・・・。ベニー松山のシリーズはまだ絶版していないようですし、手塚一郎氏も「幻奏王」以来ひさしばの新作をこのスーパーファンタジー文庫で出したんだったなぁ・・・。

そう言えば、センセイ自身は全く手を付けていない(本当だってば)のですが、同じ集英社コバルト文庫の「マリみて」もブレイク直後、シリーズ内の既刊ラインナップの一部が全く見つからなかったと言う事があったような気が。
(ちょっと調べたら見つかりました。「ロサ・カニーナ が見つかりません」)
集英社自体のマーケティングに対する発刊数の癖と言う奴でしょうか?
 
 
で、ようやく話は戻って『影〓光(シャドウ・ライト)』ですが、見事な金髪年上ヤキモチ焼き師匠兼パートナーツンデレでした。しかし登場するのが二巻・英国編以降で、ツンデレの為だけと言う観点から言うとわざわざ神保町まで行って一巻買う必要はなかった、と言う今日一日の自身の行動にケチをつけたところで今日はココまで。


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