ー私のたからものー

猫たちの記録と徒然なるエッセイ

私の癒したち

2009-11-20 15:13:11 | 日記
話は変わりますが、実は私は小児科の医者をしています。
ここしばらく日本にインフルエンザが蔓延しだしてからというもの、
仕事がものすごく忙しい。
インフルエンザは、殆どのヒトがちゃんと普通に治りますが、
ニュースなどで、ことさら死亡例が取り上げられたりするので、
小さい子供さんを持つ親御さんは皆不安が強く、
毎日戦々恐々としています。
それに加えて新型インフルエンザのワクチンの数も足りない、
優先順位がある、都道府県によってバラつきがある、などなどで、
もう現場は大混乱です。

こんなとき、本当に色んな人の真の姿が見えてしまう。
普段落ち着いた立派な感じのご両親なのに、本当はものすごく利己的だったり、
パッパラパーな感じのお母さんだけど、実は結構シッカリ物事を考えていたり。
毎日沢山の子供と親御さんを見ていて思うのは、
子供は親を見て育つ。ということです。
人間自分のことや家族のことが何より大事なのは、皆同じだし、それは全然悪いことではない。
でも、その次に自分の周りの人や、縁あってとなり合わせになった知らない人のことも、
ちゃんと大事にしなければいけない。
各自がそういう優しさを持たないと、どんどん社会が荒廃していってしまう。
そのやさしさは、皆何から学ぶのか??
自分を育ててくれた大人から学ぶのですよ。
お母さん、お父さんがそういう優しさをもって人に接しているのを見て、
子供は暖かい心を育てていくのだと思います。

でもね~
あ~~~~~~、それはナイだろう~~~!と唖然とすることが本当に
最近とっても多いのです。
時々は口に出して注意を促すこともあるのですけどね.....
でも、自分の無力さがとっても辛くなることの方が多い。
どうか、優しい心を持ってすべての子供たちが大きくなってくれますように。

......などど、毎日疲れ果てて帰ってきて、
うちでビールなど飲みながら、この子達に愚痴をこぼすと、
こんな顔で聞いてくれます。
ホントにこの子達が居てくれてよかった、と思います。
猫達は言葉は話さないけど、本当に癒し光線みたいなのを発してるんですよね~。



ゆきんこ「おかーさん、そういう顔してると福が逃げるで」
わたし 「すみません......」



みつきちゃん 「おかーさん、お酒に逃げてもしゃーないでしょ」
わたし 「す、すみません」

....という事で、明日も頑張ります(笑)

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2 コメント

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bettyさんへ (みー)
2009-11-26 15:46:23
小児科のお医者さまなんですね♪
素敵です、忙しいでしょうね、
それは、猫 必要ですね
アルコールもね

私も モチロン 必要です!
猫もアルコールも

優しい気持ち~ ・・・の話は、
胸に突き刺さる物があります。
私も優しい気持ち 持てるように心がけます。
ありがとうございます。 (betty)
2009-11-27 12:49:11
みーさん、コメントありがとうございます!
そうですよね~猫とお酒必要ですよね~(笑)
顔見て話しかけるだけで、こんなに心和む存在って、
人間ではありえないでしょー。自分の子供だって
憎たらしいことあるし(爆)恋人同士だってケンカもするし。
だから猫(だけでなくペット全般)は偉大です!

優しい心....本当に難しいですね。
でも、イラっと来た時に、ちょっと一呼吸して、
深呼吸して、もう一度考えると、
優しさが戻って来る気がします^^

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