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映画感想文 Vol.40 「トリック-劇場版-」

2006年04月15日 | 雑記
トリック-劇場版- (2002) 
★★★☆☆☆☆☆☆☆ 



トリックの劇場版第二弾が今年公開という事でチョイスしました。

これは深夜枠で放送されていて深夜枠なのに高視聴率を叩き出した人気ドラマ「トリック」の映画版なんですけど正直、失敗でした。

たしかに堤監督の作品は好きで、ドラマでは「ケイゾク」とか映画では「溺れる魚」、「チャイニーズ・ディナー」とか、いい作品はあるし、ドラマの「トリック」はおもしろいです。出演者も仲間由紀恵、阿部寛と、豪華だし、ドラマでの2人の独特キャラもいい。

じゃあ、なんで失敗かというと、見終わった後、“別に映画化にするような内容でもないやろ?”っていう感想がまず出る。ドラマシリーズを見ている人は絶対にそう思うはずです。逆に映画にした事によって悪くなってると言ってもいい。

これは、ドラマ、しかも深夜枠でやってるからの良さがあり、深夜枠のノリ、笑いのセンスが面白いのに、その良さを消している。深夜放送のバラエティ番組がゴールデンに進出することで、(セットや出演者、企画などを)豪華にして深夜でやっていた時の良さを殺してしまい、失敗するケースと同じです。僕は、映画館に見に行ってなくて、当時楽しみにしながらDVDを借りてきて見たんですが、見終わった後、がっかりした気億があります。

きっと満足させてくれる内容なんだろうっていう期待が膨らみすぎてしまったのもあるんですが、これは映画化するべきじゃなかったと思います。

初めて、人気あるからって何でも映画化すればいいってもんじゃないなって事に気づいた。まぁでも、トリックの色は壊していなかったんで、一応、楽しめたから★3つぐらいかなと。映画館に見に行くほどのものではないです。レンタルで十分ってトコですね。いや、もしかしたら「トリック」見たことないという人は見るだけ損です。




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