べに~らんどの園長ブログ

 仙台八木山ベニーランドは、杜の都を代表する「なつかしいけど新しい」遊園地。社長の八木充幸が園長として書き込んでいます。

『炊き出しグランプリ』での「あにぱる」さん

2013年03月15日 15時17分57秒 | イベント
 「あにまる団」あらため「あにぱる」のお二人が、『炊き出しグランプリ』に参加してくださり、お子さんたちに限らず癒しのグリーティングをしていただきました。

 園長はなかなかいい写真が撮れませんでしたので、送ってもらった写真をお借りします。またとても心に残るメールもいただきましたので、ご了解の下に抜粋してご紹介します。



 「『炊き出しグランプリ』にかかわり,被災地,沿岸部から足を運ばれた方も少なくなかったようで,幾人かの方から声を掛けられたり,お話しを伺わせていただき,あの震災で大きな被害を被った方々にとっては,あの日からの時間の流れが,私などとは全く異なっている,今も辛い思いを抱えているのだということを実感しました。」

 「そのような中,特に印象に残ったことが2つありました。」



 「1つは,吉野家のスタッフの方々が,200名分の炊き出し(食事提供)の終わり頃に交わしていた言葉。「あの時(震災時,被災地に炊き出しに行った際に),最後の一杯になった時に,並んで待っている方々に“これで終わりなんです”って,頭を下げた時のこと,思い出しちゃったね」・・・・と,神妙な面持ちで話されていました。

 (震災時,避難所で)炊き出しを行いましたが,水や食料を求めて集まってこられた方々に対応した時のことを思い出しました。あのときは,ただただ必死で,何も感じる間さえありませんでしたが,吉野家の皆さんの言葉を聞き,その時の状況を想像すると,何とも言えない気持ちになりました。」(写真はたまたま「すき家」さんです。)



 「2つ目は,着ぐるみでグリーティングをさせていただいている折に,お孫さん(?)を連れたおばあさんに声を掛けられました。自分はあの震災で,津波で家も何もかも流されてしまった。流されてしまって,何も残っていない・・・・涙ながらにそう言われ,着ぐるみ(私)にすがられてきました。

 お孫さんと一緒にいても,“何も残っていない”と,言葉に出される。そして,どこの誰とも分からない者が入っている着ぐるみにすがってこられる。そのおばあさんの心中は,如何ほどのものであったのでしょうか。私は,ただじっと,そのおばあさんを抱きしめ続けることしかできませんでした。」

「3月11日という日が,一過性のイベントのようにならず,これからも自分達にできることを継続していけたらと思わざるをえませんでした。」
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