そういえば、紙飛行機には思い出がある。
中学生のとき初めてハンググライダーを見た。
「人は空を飛べるんだ・・・」と無茶苦茶感動して学校の友達と空を飛ぶ計画を立てた。
当時は関西の竹の産地に住んでいたので、竹でハンググライダーを作ることにした。
学校に同好会申請をして早速制作に取り掛かった。
私は部長。
計画では校舎の屋上から初飛行を考えていたのだが、おもわぬトラブルが発生。
ハンググライダー製作用の竹を無断で取ってきたのがばれて計画の一部始終が発覚。
なぜか学校ではなく、PTAのおばさんたちに怒られて頓挫。
「そんな危険なことしてどうするの!」
「もっと中学生らしいことしなさい!!」
「そんなに空を飛びたかったら紙飛行機でも飛ばしていなさい!!!」と怒こられた。
仕方なく紙飛行機クラブへと変更し紙飛行機を飛ばしまくった。
しかしこれまた学校中にはやってしまい休み時間はみんな紙飛行機を飛ばすようになり紙飛行機のゴミ問題が発生。
またまたPTAのおばさんに怒られて言い訳に「いや、しかし仰せの通りにハングググライダーあきらめて紙飛行機にしたのですが・・」というと火に油を注いだらしく烈火のごとく怒られた。
なぜか私の親まで呼び出された。
母親が呼び出されてコテンパンにやられて紙飛行機クラブは廃部になった。
その後もしつこくPTAのオバサンにあれこれ文句を言われ続けていたのだがしばらくして親父が呼ばれた。
なぜか翌日紙飛行機クラブは復活。
そして親父が一言。
「迷惑をかけないように楽しめ!」そんな感じのことを言った。
やるな~と思ったが、一回消えた火は再燃せずそのまま紙飛行機は下火になった。