>コーチングの勉強、ということで今回の妻のボイトレは俺がアドバイスすることになった。マイと杏も一緒だ。
曲はウルフルズの『明日があるさ』。トータスさんの口の開け方を学ぶためだ。
何度か妻に歌ってもらう。マイと杏にも一緒に歌うように促し、俺も一緒に歌う。
妻は歌詞ばかり気にして、折角前に鏡があるのにあまり見ていない。
曲を通して口の開け方にばらつきがあり、歌っていくうちに忘れてしまうのを指摘する。
いつものように、酋長やヒデミさんじゃないからか?
俺のアドバイスに対する反応は、「酋長がこうしろって言ったの?」とか「ヒデミさんはこうしていたよ」
と、俺のアドバイスを素直に受け取る感じがしない。
それでも自分の悪い癖である押し付けをしないようにと、口を大きく開けて一緒に歌う。
そして、何度か歌ったあと俺の勝手な試みで
なかなか口を開けて歌わないマイを妻が自分なりに教えて学んでもらおうとする。
それは、自分と同じような状態の人を見て、自分を省みてもらおうとする
<人の振りみて我が振り直そ>作戦。
しかし、妻は何?どーするの?という感じ。
明らかにこの方法は気に入らない!というのが妻から出てくる。
いつも通り、酋長やヒデミさんのやり方が良いらしい。
でもそれじゃマイや杏が一緒にいての練習にならないじゃないか。
そう思った俺は妻にマイを教えるように言う。
マイのすぐ近くに妻を立たせ、マイをよく見て気づいた点をアドバイスしてほしかった。
結果、妻はマイの横で殆ど棒立ち。
妻が何をしていいか分からないというよりも、俺に対しての反発が見てとれた。
そして今度は俺がマイにアドバイスをする。
自分なりに気づいた所を。一緒に歌ったりして。出来た箇所はほめたりして。
一曲終わって、また妻に代わってもらおうとすると、
涙を浮かべて「やりたくない」と。
またしても俺は無意識に押し付け、妻を置き去りにしていた。
寝ている酋長を起こしてアドバイスをもらうと
「妻の言い分を聞け」と。
妻は「私のボイトレなのに、何で私が教えなくちゃいけないの?私が歌いたいのに!」
と。
たしかに妻がメインのボイトレであった。そんな中、俺はアドバイスに
行き詰まり、無理やり妻をアドバイスする側にさせ、なおかつその後に俺がマイに
アドバイスすることで、その行為をひけらかす形になった。
妻が気分を悪くするのも当然だ。
その後、妻が歌うことになっても暗いテンションを引きずったまま、泣きながら、
嫌々歌っていた。
妻はもうやめようと思っていたらしいときに酋長が来た。
「いつもの曲も練習しろ」と。
宇多田ヒカルの『誰かの願いが叶うころ』。
暗いモードが曲とマッチしたのか、酋長が来たからなのか、
涙交じりで妻が歌う『誰かの願いが叶うころ』はナンカヨカッタ。
ただ、今回の俺のコーチングはコーチングの真似事で終わった。
曲はウルフルズの『明日があるさ』。トータスさんの口の開け方を学ぶためだ。
何度か妻に歌ってもらう。マイと杏にも一緒に歌うように促し、俺も一緒に歌う。
妻は歌詞ばかり気にして、折角前に鏡があるのにあまり見ていない。
曲を通して口の開け方にばらつきがあり、歌っていくうちに忘れてしまうのを指摘する。
いつものように、酋長やヒデミさんじゃないからか?
俺のアドバイスに対する反応は、「酋長がこうしろって言ったの?」とか「ヒデミさんはこうしていたよ」
と、俺のアドバイスを素直に受け取る感じがしない。
それでも自分の悪い癖である押し付けをしないようにと、口を大きく開けて一緒に歌う。
そして、何度か歌ったあと俺の勝手な試みで
なかなか口を開けて歌わないマイを妻が自分なりに教えて学んでもらおうとする。
それは、自分と同じような状態の人を見て、自分を省みてもらおうとする
<人の振りみて我が振り直そ>作戦。
しかし、妻は何?どーするの?という感じ。
明らかにこの方法は気に入らない!というのが妻から出てくる。
いつも通り、酋長やヒデミさんのやり方が良いらしい。
でもそれじゃマイや杏が一緒にいての練習にならないじゃないか。
そう思った俺は妻にマイを教えるように言う。
マイのすぐ近くに妻を立たせ、マイをよく見て気づいた点をアドバイスしてほしかった。
結果、妻はマイの横で殆ど棒立ち。
妻が何をしていいか分からないというよりも、俺に対しての反発が見てとれた。
そして今度は俺がマイにアドバイスをする。
自分なりに気づいた所を。一緒に歌ったりして。出来た箇所はほめたりして。
一曲終わって、また妻に代わってもらおうとすると、
涙を浮かべて「やりたくない」と。
またしても俺は無意識に押し付け、妻を置き去りにしていた。
寝ている酋長を起こしてアドバイスをもらうと
「妻の言い分を聞け」と。
妻は「私のボイトレなのに、何で私が教えなくちゃいけないの?私が歌いたいのに!」
と。
たしかに妻がメインのボイトレであった。そんな中、俺はアドバイスに
行き詰まり、無理やり妻をアドバイスする側にさせ、なおかつその後に俺がマイに
アドバイスすることで、その行為をひけらかす形になった。
妻が気分を悪くするのも当然だ。
その後、妻が歌うことになっても暗いテンションを引きずったまま、泣きながら、
嫌々歌っていた。
妻はもうやめようと思っていたらしいときに酋長が来た。
「いつもの曲も練習しろ」と。
宇多田ヒカルの『誰かの願いが叶うころ』。
暗いモードが曲とマッチしたのか、酋長が来たからなのか、
涙交じりで妻が歌う『誰かの願いが叶うころ』はナンカヨカッタ。
ただ、今回の俺のコーチングはコーチングの真似事で終わった。