そのうちの数枚を紹介します。むごたらしい、気持ち悪くなる写真ばかり・・です。スプラッタ好きの方は必見。そうでない方は、見ないほうがいいかもしれません。わたしは訳しているうちに吐きそうになりました。
このポルノサイト騒動は、ヤフーUSA(AP他)もNYタイムズもアルジャジーラも報道しています。でも、いつものことですが、日本の大手メディアが取り上げる気配はありません。日本語のネットの世界でも、あんまり騒がれていませんよね? 検索してもぜんぜん出てこないんです。
なんでこれがアルグレイブ並みの大騒ぎにならないのか、不思議で不思議でなりません。だから、個人的にはホラーもスプラッタもだいっきらい!!ですが、あえて写真をご紹介します。
■9月21日付 イーストベイプレス(アメリカのオンライン報道サイト)の記事(原文)
「戦争ポルノグラフィー」 by クリス・トンプソン
戦争の真実の姿を見たいと望むなら、素人投稿のポルノサイトナウザッツファックドアップ・ドットコムに行けばいい。ここ一年近くの間、イラクとアフガニスタンに駐留する米兵達は、つぎつぎに死体の写真を撮影してはこのサイトの管理人、クリス・ウィルソンに送り続けている。その多くは四肢がむごたらしく切断されたり、爆弾でバラバラになった死体だ。ウィルソンはこういった写真の投稿とひきかえに、米兵達に自分のサイトへ無料でアクセスする許可を与える。米兵達は、イラク人の凄惨な死体写真を、ポルノ写真を買うための通貨にしてきたのだ。
ウィルソンのサイトでは、切り刻まれたあげくに血でいっぱいのボウルの中につっこまれたアラブ人男性の顔面を見ることができる。顔全体がこびりついた血と爆薬による火傷に覆われ、砂礫の上に倒れている男性の頭部もある。革のコートを着て、車の運転席に沈みこむようにして死んでいる男性もいる。軍の検問所を通り抜けようとしたらしい。男性の頭部は身元の判別が不可能なほどの銃撃を受け、首の皮膚が何枚も、バラの花びらが開くようにめくれている。ベージュの作業服姿から米海兵隊員だとわかる男性6人が、カメラに笑いかけつつ、足元に横たわる黒焦げの焼死体を指差している写真もある。
(翻訳ここまで)
◇ ◇ ◇ ◇
ではここで、上記のイーストベイプレスの記事がリンクを貼ってる6枚の写真を紹介します。自信のない方は、見ないで下さい。
6枚全体の小さな写真 ・・・写真の上にカーソルをあわせてクリックすると拡大します。拡大写真にはキャプションがついています。キャプションはすべて、投稿した米兵達が自分でつけたものです。
一枚目 料理されたイラク人 投稿日 2005年4月15日 投稿者 サイドバーンズ
二枚目 この器官の名前をあてよう 投稿日 2005年5月17日 投稿者 アバブモ
三枚目 イラク人はみなこうだ 投稿日 2005年9月4日 投稿者 ラルフマルフ
四枚目 ダイ ハジ ダイ (死ね、イスラム教徒、死ね) 投稿日 2005年6月10日 投稿者 ゴヴォルス
五枚目 アメリカ軍にたてつくな (DON'T FUCK WITH US ARMY.) 投稿日2005年2月9日 投稿者 ザルザン・カボル
・・・・みなさま、大丈夫でした?
報道によると、このポルノサイトは基本的には有料。しかし、自分の奥さんやガールフレンドのえっちな写真を投稿すれば、それとひきかえに無料でアクセスできるようになります。しかし、駐留米兵はガールフレンドの写真なんて撮れません。危険地帯にいるのでクレジットカードも使えません。でも、このサイトにアクセスしたい。ならば、「リアルな戦争の生写真」を送ればかわりに無料アクセスOKにしますよ~と、ポルノサイトを運営するフロリダ在住の27歳の企業家は思いついたのでした。(ちなみに、このクリス・ウィルソンのスキンヘッドの写真は、こちらのヤフーニュース(オリジナルはAP)で見ることができます。)
ウィルソンは、彼のサイトの利用者の約三分の一、5万人以上が海外駐留の米兵だと推測しています。
9月29日のアルジャジーラの記事 は、ペンタゴンが捜査に乗り出したものの、「どの場所にいるどの兵士が投稿したのかわからないから」という理由で、早々と捜査を終了したことを報じています。
しかし、アメリカイスラム協会(CAIR)のイブラハム・フーパー理事は、アルジャジーラに対しこう語っています。
「捜査を終えるには早すぎる。われわれは3万人の米兵がこのサイトに登録しているという情報を得ている。この3万人は、軍から与えられた個人アドレスを使ってサイトに登録しているのだ」
・・・つまり、米兵の半分以上は、自分のIDがカンタンにバレちゃう軍のアドレスを使ってポルノサイトに登録したのね。アホや~~。まー、結局は、ペンタゴンは「捜査終了・お咎めナシ」をさっさと決めちゃったので、投稿した米兵達は今頃胸をなでおろしてることでしょうけど。
それにしても、自分のデジカメを戦場に持ち込み、こんなむごたらしい写真を撮影し、それにこんな最低のキャプションをつけ、ポルノサイトに投稿する神経って異常。ヤフー掲示板に「米兵の一部には確実に精神的に壊れた人たちが混じってますよね、こわっ」と書いたら、「米兵の神経を気分悪くなる程壊さないと、地球の裏側まで縁も無く恨みも無い他人を殺しに行かないでしょう。」とレスつけてくれた人がいました。たしかにそういわれたら、そのとおりかも。
ああ、しかし、なんで、日本のマスコミは、これを記事にしてくれないの? 今このブログを書いている現在、上記のアルジャジーラの記事は「もっともEメールされた記事」の第二位!なんです。ヤフーUSAも大きくとりあげてました。世界中でたくさんの人がこのニュースを読んでることは間違いないのに、なぜ日本だけ「無視」なの? 報道する価値のない、たいしたことのない事件だから? わたしにはアルグレイブ級、ランセットレポート級のショックだったんですが・・・・。
このポルノサイト騒動は、ヤフーUSA(AP他)もNYタイムズもアルジャジーラも報道しています。でも、いつものことですが、日本の大手メディアが取り上げる気配はありません。日本語のネットの世界でも、あんまり騒がれていませんよね? 検索してもぜんぜん出てこないんです。
なんでこれがアルグレイブ並みの大騒ぎにならないのか、不思議で不思議でなりません。だから、個人的にはホラーもスプラッタもだいっきらい!!ですが、あえて写真をご紹介します。
■9月21日付 イーストベイプレス(アメリカのオンライン報道サイト)の記事(原文)
「戦争ポルノグラフィー」 by クリス・トンプソン
戦争の真実の姿を見たいと望むなら、素人投稿のポルノサイトナウザッツファックドアップ・ドットコムに行けばいい。ここ一年近くの間、イラクとアフガニスタンに駐留する米兵達は、つぎつぎに死体の写真を撮影してはこのサイトの管理人、クリス・ウィルソンに送り続けている。その多くは四肢がむごたらしく切断されたり、爆弾でバラバラになった死体だ。ウィルソンはこういった写真の投稿とひきかえに、米兵達に自分のサイトへ無料でアクセスする許可を与える。米兵達は、イラク人の凄惨な死体写真を、ポルノ写真を買うための通貨にしてきたのだ。
ウィルソンのサイトでは、切り刻まれたあげくに血でいっぱいのボウルの中につっこまれたアラブ人男性の顔面を見ることができる。顔全体がこびりついた血と爆薬による火傷に覆われ、砂礫の上に倒れている男性の頭部もある。革のコートを着て、車の運転席に沈みこむようにして死んでいる男性もいる。軍の検問所を通り抜けようとしたらしい。男性の頭部は身元の判別が不可能なほどの銃撃を受け、首の皮膚が何枚も、バラの花びらが開くようにめくれている。ベージュの作業服姿から米海兵隊員だとわかる男性6人が、カメラに笑いかけつつ、足元に横たわる黒焦げの焼死体を指差している写真もある。
(翻訳ここまで)
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ではここで、上記のイーストベイプレスの記事がリンクを貼ってる6枚の写真を紹介します。自信のない方は、見ないで下さい。
6枚全体の小さな写真 ・・・写真の上にカーソルをあわせてクリックすると拡大します。拡大写真にはキャプションがついています。キャプションはすべて、投稿した米兵達が自分でつけたものです。
一枚目 料理されたイラク人 投稿日 2005年4月15日 投稿者 サイドバーンズ
二枚目 この器官の名前をあてよう 投稿日 2005年5月17日 投稿者 アバブモ
三枚目 イラク人はみなこうだ 投稿日 2005年9月4日 投稿者 ラルフマルフ
四枚目 ダイ ハジ ダイ (死ね、イスラム教徒、死ね) 投稿日 2005年6月10日 投稿者 ゴヴォルス
五枚目 アメリカ軍にたてつくな (DON'T FUCK WITH US ARMY.) 投稿日2005年2月9日 投稿者 ザルザン・カボル
・・・・みなさま、大丈夫でした?
報道によると、このポルノサイトは基本的には有料。しかし、自分の奥さんやガールフレンドのえっちな写真を投稿すれば、それとひきかえに無料でアクセスできるようになります。しかし、駐留米兵はガールフレンドの写真なんて撮れません。危険地帯にいるのでクレジットカードも使えません。でも、このサイトにアクセスしたい。ならば、「リアルな戦争の生写真」を送ればかわりに無料アクセスOKにしますよ~と、ポルノサイトを運営するフロリダ在住の27歳の企業家は思いついたのでした。(ちなみに、このクリス・ウィルソンのスキンヘッドの写真は、こちらのヤフーニュース(オリジナルはAP)で見ることができます。)
ウィルソンは、彼のサイトの利用者の約三分の一、5万人以上が海外駐留の米兵だと推測しています。
9月29日のアルジャジーラの記事 は、ペンタゴンが捜査に乗り出したものの、「どの場所にいるどの兵士が投稿したのかわからないから」という理由で、早々と捜査を終了したことを報じています。
しかし、アメリカイスラム協会(CAIR)のイブラハム・フーパー理事は、アルジャジーラに対しこう語っています。
「捜査を終えるには早すぎる。われわれは3万人の米兵がこのサイトに登録しているという情報を得ている。この3万人は、軍から与えられた個人アドレスを使ってサイトに登録しているのだ」
・・・つまり、米兵の半分以上は、自分のIDがカンタンにバレちゃう軍のアドレスを使ってポルノサイトに登録したのね。アホや~~。まー、結局は、ペンタゴンは「捜査終了・お咎めナシ」をさっさと決めちゃったので、投稿した米兵達は今頃胸をなでおろしてることでしょうけど。
それにしても、自分のデジカメを戦場に持ち込み、こんなむごたらしい写真を撮影し、それにこんな最低のキャプションをつけ、ポルノサイトに投稿する神経って異常。ヤフー掲示板に「米兵の一部には確実に精神的に壊れた人たちが混じってますよね、こわっ」と書いたら、「米兵の神経を気分悪くなる程壊さないと、地球の裏側まで縁も無く恨みも無い他人を殺しに行かないでしょう。」とレスつけてくれた人がいました。たしかにそういわれたら、そのとおりかも。
ああ、しかし、なんで、日本のマスコミは、これを記事にしてくれないの? 今このブログを書いている現在、上記のアルジャジーラの記事は「もっともEメールされた記事」の第二位!なんです。ヤフーUSAも大きくとりあげてました。世界中でたくさんの人がこのニュースを読んでることは間違いないのに、なぜ日本だけ「無視」なの? 報道する価値のない、たいしたことのない事件だから? わたしにはアルグレイブ級、ランセットレポート級のショックだったんですが・・・・。