ついに・・・！？

手術室に案内されると、「本日担当させていただく○○です。頑張りましょうね(^-^)」と手術室の看護士さんが明るく挨拶してくれる。
なるべく患者を緊張させないようにとのありがたい心遣いなんだけど、「よろしくお願いしますっ！」と元気良く僕も挨拶するものの、内心はワキ麻酔のことで頭が一杯(--;
横幅が狭い緑色のシーツがかかった手術台に寝かされる。
いつも思うのだが、どうして手術台はあんなに狭くて、シーツなんかは緑色なんだろう？？
そうこうしている間に胸に心拍数をはかるコードを何箇所かつけられ、右腕には血圧計。足の指には血中酸素濃度を測るクリップを挟まれる。
そして、右腕、両足はバンドで動かないように固定される。
なんで固定すんねーん！！(;_;)

「あ、あの～。。今日の麻酔はワキからするって聞いてるんですけど・・」
「はい。そうですよ(^-^)」
・・・そうですよ(^-^)ってニッコリ言われても。。。
「痛いっすよね？」
「多少ね(^-^)大丈夫！若いから(^-^)」
・・・多少？若いから？って・・・若くないし。40前のおっさんだし(T_T)てか、若いの関係ないがん！(;_;)

僕の平常時の脈拍数は１分間に４８回くらい。
脈を示す「ピッ、ピッ」っていう機械からの音が頭元で聞こえてるんだけど、この時点ですでに緊張で６０くらいになってる。。
「あの～、かなり緊張して脈拍上がってますよね？」
「大丈夫、平常ですよ～(^-^)普通、普通♪」
・・・平常ちゃうやん！普通ちゃうやん！めっちゃ上がってるや～ん！と心の中で叫んでいると、
「お待たせ～♪」と主治医が入ってきた。
き、来やがった！！(--;
そりゃ来るわな…これから手術だもん(T_T)

ただ、ここですでに確信してたのが、わき毛は剃らないってこと！
だって、剃るなら事前に病室で剃ってるもんね♪
これで不安要素の一つは消えたわけだ(^-^)
残るあと一つは、ワキに針を刺した時の痛み…

「どう？気分は？」と主治医。
「ん？気分？…。悪いっす。」
「なんでよ？」
「ワキからの麻酔が怖い！」
「ははは！（笑）そんなことかいな～！」
「そんなことって、怖いがん！初めてだし！痛いでしょーに！」
「そりゃ少しは痛いわな(^-^)」
少し？ほんまに少しか？？

「あのさ、全身麻酔にならん？」
「・・・。この前の手術のときみたいに４時間もかからないから、これで充分！」
「そ、そうっすよね。。。」

「お～い、麻酔取って～♪」
と言いながら、ワキに消毒をはじめる先生。
看護婦さんから注射器を受け取ってる(--;
・・・めっちゃ注射器でかいがなー！！針も長いがなーー！！

実は、この主治医との付き合いも今回の怪我以前からで、歳も同じということもあり、医者と患者という関係以外でも仲良くしてもらってる。そんなこともあり、僕がビビってるのが面白いようで。（あ、でもプロの医者だから、すごく親身になって色々と考えてくれてるんですよ！）

「さて、いいかいな？」
「い、痛くせんでね！！」
「それは無理～（笑）」

すでに僕の頭元にある機械の心拍数音の「ピッ、ピッ、ピッ」は「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッーーーー！！」になってる！(ToT)

「じゃ、いくよ！！」
「は、はい・・・(;_;)」
「ごめんね♪」
あ、謝るなやーーー！！！

長くて先の光った注射針が僕のワキに迫ってきた！！




続く。。。